9月9日(火)は「りんごっこ保育園」問題の正念場


おっと、これはちょっとしたサプライズですね。9月6日午後3時半ごろに「東村山市民新聞トップページが更新され(9月7日付)、次のような見出しが登場しました。

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 強がっていたが、発信者情報開示も命令され、「悪質」なアメブロサイバーエージェント)が計100万円を支払う羽目に
矢野・朝木議員が、アメブロ(荒井禎雄ブログによる名誉毀損)に完全勝訴!(9月5日)

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下の方にも大きな囲み記事が登場していますが、長いので文末に資料として掲載します。とりあえず、「名誉毀損を垂れ流し、アンチなどといいながら、やってることは創価を必死に擁護、このような口先だけの一部ネット族がいるから、ネット利用者全体の信用を落とします」という部分に、「おまえらが言うな」とみなさんでつっこんでおいてください。


この件についてはどうも不明な点が多く、とりあえず荒井さんのブログで事情が明らかになるのを待たなければなあと思っていたら、さっそく更新されました。さすがです。しかし、やっぱりご本人も首をひねっています。


★C.I.L「矢野がアメブロに対する情報開示裁判に勝訴?え、オレが当事者?」(9月6日)


荒井さんもいろいろ不審点を挙げていますが、そもそもこれはいったい何の裁判だったのか、よくわかりません。荒井さんが本来の当事者であるはずなのに、サイバーエージェントからは何の連絡もなかったというし、何で当事者がかやの外に置かれたまま「完全勝訴!」という話になるのでしょうか。どっちみち月曜日にならないと詳細は判明しそうにないので、おとなしくそれを待つとしましょう。何しろ矢野・朝木両「市議」による大本営発表ですから、瀬戸弘幸氏のようにそれをうのみにして大騒ぎするわけにもいきません。


で、洋品店襲撃事件についての見解表明はまだでしょうか。


市民にとっては、千葉さんに勝ったとか荒井さんに勝ったとかいう話よりも、そっちの方が重要な話だと思うんですけれども。


瀬戸氏のブログではますます迷走が続いているようですが、結果的にであれ何であれ洋品店に多大な迷惑をかけ、おまけにその後も信用毀損行為を続けていることについて、謝罪するつもりはまったくなさそうです。あいかわらず、「ただ一方的にこの店主が『朝木さんに万引きされた。』と言張っただけの事件」(9月6日付記事、太字は原文ママ)などと、ただ一方的に言い張っています。とても子どもたちには見せられない、説明できない対応ですけれども、矢野穂積「市議」は、そして瀬戸氏とたいへんまめに連絡をとっているらしい朝木直子「市議」は、同様の見解・姿勢であると理解してよろしいでしょうか。


さて、子どもたちといえば、保育園(ちょっと強引)。8月28日付の記事でも書いておいたように、現在、個人立であるりんごっこ保育園をいったん廃園にし、新たにNPO法人立の園として認可するための手続が進められている模様です。島崎市議は、先月末に開かれた児童育成計画推進部会で、りんごっこ保育園の「運営主体の変更に伴い都へ意見書を送ることに関して、部会の意見を聞いた」ことを報告するとともに、「議会としても正念場を迎えることになると思われます」と書いています。


この「意見書」は東村山市としてまとめるものだと思いますが、そのためには当然、議会の意思を踏まえることが必要となるはずで、したがって9月9日(火)午前10時から開催される厚生委員会(第2委員会室)はきわめて大きな山場になりそうです。


矢野・朝木両「市議」は、自分たちを支援してくれる人間が、その支援活動の過程で市民生活を脅かすような行動をとったというのに、そのことについて何の説明もしない。したがって、それを容認・黙認していると見なされてもしかたがない。そのような人たちが深く深く関わっているりんごっこ保育園は、そしてこれまでも行政とろくろく協力しようとしてこなかったりんごっこ保育園は、はたして再認可にふさわしい存在であるのか?


さらには、松沢呉一さんが「お部屋1641/『ネット右翼』からのお願い」で書いているように、瀬戸弘幸氏がこのようなタイミングで登場してきたのは、はたして偶然であるのか、そうでないのか。まあ同氏の登場は矢野・朝木両「市議」にとって必ずしも有利な展開になっているとは思えませんけれども、洋品店襲撃事件に関する説明を迫られている中、厚生委員会の直前に「完全勝訴!」などとぶち上げたのは、何かの思惑があってのことなのか、そうではないのか(上記C.I.Lの記事の追記2も参照)。


まあ裏事情の方はそれぞれ妄想してみればよいとして、いずれにせよ、こんな騒ぎに目を奪われている場合ではありませんね。私も、9日まではしばらくりんごっこ保育園問題に焦点を当てることにしましょうかな。とりあえず、過去の経緯についてはエアフォース「りんごっこ保育園問題とは何か第1部第2部を参照。最近の事情については当ブログの「保育園問題」カテゴリーを参照。


保育園問題に関心がある市民のみなさんは、9月9日(火)にはできるかぎり厚生委員会の傍聴に行っていただきたいと思います。矢野・朝木両「市議」は厚生委員会所属ではありませんが、同時刻に開かれている生活文教委員会にも所属していませんので(委員会別名簿参照)、例によって、傍聴席に現れて野次を飛ばしたりする可能性が高いでしょう。市民の目、市民の耳、市民の声こそが、かつての過ちを繰り返さないようにするための鍵となります。


【追記】(9月8日)
9月9日(火)の厚生委員会の件ですが、りんごっこ保育園に関する「意見書」についての審議は非公開で行なわれ、傍聴はできないそうです。佐藤市議の記事のコメント欄の追記参照。


【資料】「東村山市民新聞」トップページに9月7日付で登場した囲み記事
※引用者=3羽の雀=注/冒頭になぜか白抜きで「ア」という文字があるが、事実上見えないのでここでは空白とした。

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 読者のみなさん、矢野・朝木議員をいいたい放題、名誉毀損をかきなぐっていた荒井禎雄なる人物はずいぶんと強がっていましたね。下は、07年11月2日の荒井禎雄なる人物のブログの掲載内容です。
「矢野が相手だったら絶対に負けない自信があるので(わらい)、いきなり矢野の家にオレの住所とか電話番号を書いたお手紙でも送りつけて、この裁判自体を無意味な物にして遊ぶという手段もあるんだがw」(http://ameblo.jp/oharan/entry-10053589856.html
 ところが、実はその前日までには、アメブロが荒井禎雄なる人物に対して発信者情報開示する件で照会をしていたのです。これに対して、荒井禎雄なる人物は「記事の削除及び発信者情報開示措置を強く拒絶」していたにもかかわらず、同人はブログでは、「矢野の家にオレの住所とか電話番号を書いたお手紙でも送りつけて」などと、ずいぶん強がっています。名誉毀損を垂れ流し、アンチなどといいながら、やってることは創価を必死に擁護、このような口先だけの一部ネット族がいるから、ネット利用者全体の信用を落とします。今後も、荒井禎雄なる人物に対して徹底的にその責任を追及していきます、自分の言葉通り、すぐにアメブロから言われる前に、住所、氏名、IPアドレス等発信者情報を開示することです。
(07年11月1日付けアメブロ答弁書6頁12行め)
「荒井に対する意見聴取
被告は、原告らからの発信者情報開示請求を受け(乙3)、カスタマーサポート部において、そ.の〔ママ〕形式的要件を確認するとともに、プロバイダ責任制限法4条3項及びガイドラインに基づき、荒井に対し、電話で意見聴取を行ったとこる〔ママ〕、記事の削除及び発信者情報開示措置を強く拒絶された。」

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