「四面ソウカ」な人々:危険にさらされる一般市民


東村山市民新聞」は、いまのところ「最終更新日」が3月3日付に修正されただけのようです。まあ市議会で一般質問が行なわれている最中ですからね。


薄井市議によると、今日(3日)は北久保市議の質問から始まるそうです。ということは、一般質問一覧表を見ると、いま7名の一般質問が済んだということですね。この調子でいくと、薄井市議、矢野・朝木両「市議」、佐藤市議の質問は最終日の4日(水)になりそうです。2日は傍聴席も閑散としていたようですが、4日はぜひ大勢で傍聴して、緊張感のある審議を実現させてほしいものです。


今日は、市議の皆さんに、そして傍聴に備えて市民の皆さんに、危機感や憤りを高めていただくための材料を提供しておくことにしましょう。なお、日本語が不自由な一部の愛国者気取りのために注記しておくと、タイトルの「四面ソウカ」は「四面楚歌」をもじったものです。何か不審なことがあると、あるいは普通に考えればぜんぜん不審でないことでも、すべて“創価の陰謀”と考える(あるいは本当は違うとわかっていてもそう言い張る)ような人たちのことを指しています。


一向にその後の報告が行なわれないウンコ事件がその典型ですが、それを含む「四面ソウカ」の具体例は、瀬戸弘幸ブログ〈嫌がらせ行為がエスカレート:創価学会批判者に対する恫喝が狙いか〉によくまとまっています。ウンコ事件のように失笑していれば済む事件ばかりならいいのですが、そうとも限らないのが問題です。


たとえば、“浦安のジャック・バウアー”ことクロダイくんなどは、自分の思い込みだけで他人を犯罪者扱いして追い回し、防犯カメラの映像を確保して「犯人」を特定して刑事告発すると息巻いています。こんなことで民間人に防犯カメラの映像を提供するようなら、それこそプライバシーの観点から大問題になるでしょう。


また、3月1日付の記事でも書いたように、瀬戸サンは公開裁判の傍聴者の写真を勝手に撮影し、思い込みだけでその素性を決め付けています。さすがに多少は問題を認識しているのか、ブログでは写真撮影の件は書いていませんが、これではおちおち裁判の傍聴もできません。うっかり街ですれ違いでもしたら、尾行さえされかねない。


クロダイくんなど、すでに次のような“犯行予告”をしてますので、八王子や東村山で彼を見かけたときはくれぐれもご注意ください。

自爆者がマヌケなストーカー犯だったら、
また追いかけまわして顔を撮影して公開して
差し上げます。足には自信あり。逃げられるかな?
クロダイ
2009/03/02 18:48


ただし、変な帽子をかぶっている人がみんなクロダイくんだとは限りませんので、その点の勘違いにもご注意ください。


ついついお笑いに走ってしまいますが、お仲間の「主権回復を目指す会」などは、笑ってはいられないほど本当にひどい。矢野・朝木両「市議」も参加した2008年9月1日の街宣の報告記事では、交番に苦情を言いに行ったという、どう見ても妊娠していると思われる女性の写真をぼかしも入れずに晒し、〈街宣開始と同時に駅前交番へ「うるさいから止めさせろ」と駆けつけた女〉というキャプションをつけています。プライバシーの観点から直接リンクは張りませんが、スクリーンショット画像でご覧いただきましょう。



また、次のような写真も掲載されています。この女性は街宣に同行して写真を撮っており、自分も撮影されていることを自覚していると思われますので、上の妊婦さんと同列に扱う必要はないでしょうが、それにしてもこの扱いはいかがなものでしょうか。




何度でも言いますが、矢野・朝木両「市議」は東村山市民新聞〈議会関係〉のページで9・1街宣について次のように書き、〈異様な光景でした!この人達が「市議」?〉という見出しをつけています。

★ 08.9.01 朝木明代議員追悼の東村山駅頭行動の参加者らを、必死につきまとって、佐藤まさたか、薄井まさよし両氏は、創価擁護記事ライターらと写真撮影をしました。まるで「諜報員」のようでした。


しかし、公開裁判の傍聴者を勝手に撮影して素性を確かめようとし、自分が不審者と思った相手を「追いかけまわして顔を撮影して公開」すると宣言し、交番に苦情を言った妊婦を撮影して晒し者にするような連中と、どちらが「異様」でしょうか。


矢野・朝木両「市議」がこのような人たちと「共闘戦線」を組むことにより、東村山市内外の市民が危険にさらされていることは明らかです。「御用ライター」裁判をめぐる最近の動きを見ても、3月2日付の更新で「瀬戸弘幸氏のブログ」への言及が付け加えられたことに象徴されているように、このような「共闘戦線」はますます強化されているように思われます。


松沢呉一さんが書いていましたが、「市外の人たちがこうも関心を抱いているのに、市議たちが無関心であっていいのでしょうか」。


瀬戸サンの弟子である有門大輔サンは、自分のブログの1月1日付エントリーで、こう書いています。

 街頭での行動を通じて思ったことは、敵(反日・左翼・人権派・不逞外国人)との衝突が増える中で、いよいよ物理的な形での妨害が本格化するということである。
〔中略〕
 街頭演説をしている時に言いがかりをつけてきた外国人を取り囲んで恫喝する、あるいは袋叩きの目に遭わせる、誰もがこれを「行き過ぎ」と思うかも知れない。
 しかし、この「壁」を乗り越えられるか否かに行動の成否はかかっている。


今年はこの「壁」を乗り越えたいそうですから、街宣に野次を飛ばしたり眉をひそめたりした市民は、いつ「取り囲んで恫喝」されたり「袋だたきの目」に遭わされたりするか、わかりません。「外国人」と書いてますが、この人たちにとっては「反日・左翼・人権派・不逞外国人」(ここにははっきり書かれていませんが、彼らが「創価」認定した相手も当然含まれる)が全員「敵」ですから、誰がその対象となっても不思議ではないのです。


こういう体質を共有しているのは、いまや矢野・朝木両「市議」の盟友である瀬戸サンも同様です。つい最近の〈万世警察署に抗議の行動〉というエントリーで、瀬戸サンは、明らかな過剰防衛により中国人マッサージ嬢に重傷を負わせた日本人男性を擁護し、「一日も早い釈放」を要求しています。経緯はどうあれ、女性の顔を殴って「意識不明の重体」を負わせるような行為が「正当防衛」と認められるわけがありません。


矢野・朝木両「市議」はこういう人たちと手を組み、彼らの行動をいっさい批判しようとせずに黙認しています。洋品店襲撃事件についても、宇留嶋さんや佐藤市議・薄井市議を「諜報員」などと揶揄しながら、今に至るまで一度もサイトで触れていません。市民にこれ以上の被害が及ばないようにするために、市議の皆さんには、自分にできることを少しでもやってほしいと切に願うものです。