「草の根」のための情報操作に終始する「北多摩市民新聞」(発行人・矢野ほづみ)


6月1日午後11時ごろ、「東村山市民新聞」に更新がありました(6月2日付)。まず、〈ついに自白!「ど素人解釈」を平気で公表する哀れ〉のページには次のような見出しが加えられています。見出しだけで、本文はありません。

「真相究明 22*1
 「ドナルドダックの着ぐるみ」の意味が
  まだわからない!
 「親創価ネット族」のレベルの低さ!!

 と*2


説明できないなら書かなきゃよろしいのに。次に、〈「変えよう!議会を 親創価に」〉のページでは、私の昨日付の記事への反応でしょう、次のような文言が書き加えられました。

 草の根市民クラブは、記録に残らさず、正々堂々の議論もせず、ムラ議会の舞台裏で、こそこそ談合して間に合わせの「意見書」をつくるようなやり方は、謀殺された朝木明代議員以来、一貫して、拒否している。おこぼれ頂戴で右往左往する親創価「市議」らとはそもそも出来具合が違うのだ。親創価ネット族があれこれ、口をだす権利も必要もない。誠にごくろうさま。


どういたしまして。矢野・朝木両「市議」とも大層ご立派な「出来具合」のようですが、最初からそう説明しておけばよろしいのに。


ということは、先般(3月26日)採択された「憲法九条第1項、第2項堅持を求める意見書」についても、賛成せずに議場から退席したという理解でよろしいんですね。矢野「市議」は、昨年(平成20年)2月8日の政策総務委員会では、本件意見書の採択を求める請願について、


「何か解釈改憲なんて言っていますけれども、もう一度初心に返るという意味で、9条、とりわけ2項の堅持については、国にそれをきちっと意見を申し述べるということが必要だと思いますので、採択すべしという立場を明らかにしておきます」


などとおっしゃっていたようですけれども。「東村山『9条2項』の会」の連絡先は東村山市民新聞社ということになっているようですが(トップページ)、やっぱり「出来具合」の違う方は流石ですね。(追記かと思いきや田中市議(共産)の報告によれば、「草の根」も公明などとともに上記意見書の採択には賛成したそうです。「一貫して、拒否」という話と違いますね、どういうことなんでしょうね。)


話は変わって、都下在住の知り合いが、「ポストにこんなものが入ってた。なにこれこわい」(やや脚色)とびっくりしてこんなものをファックスしてきました。



(部分画像)


あー、これですか、クロダイくんが北多摩地区で配布した「害虫外注印刷物」というのは。ファックスをくれた人には、簡単に背景を説明し、「大丈夫 大丈夫、配ってる連中に近寄らなければこわくあらりません」と安心させておきました。安心したかなあ。


あんまり画像がよくないので全面掲載はやめておきますが、これは「北多摩市民新聞」第5号(2009年5月30日付)となっています。第1号〜4号については不明。


発行元は「北多摩市民新聞社」(東村山市本町2−12−13−102)で、住所・電話番号・ファックス番号とも「東村山市民新聞」と同じ。発行人は我らが矢野ほづみセンセーです。第2面の欄外(紙面下)にはこんなキャッチコピーも踊っています。好きですね、「オピニオン・リーダー」。


〈北多摩地域の抱えている問題がよくわかるオピニオン・リーダー「北多摩市民新聞」〉


内容はと言えば、いままで紙版・ウェブ版「東村山市民新聞」に書き散らしていたことの寄せ集めです。いちおう見出しだけピックアップしておきましょう。(追記:6月8日にクロダイくんのブログでスキャン画像〔転載フリー〕が公開されましたので、少し圧縮したものを私のフォトライフに掲載しました〔第1面第2面〕。)


【第1面】
創価系業者に3千万円無担保融資! 新銀行東京 公明・谷村都議に口利き疑惑〉〈会社外壁には公明ポスター〉
 →紙版「東村山市民新聞」162号(2009年4月15日付)第1面と同一内容。


〈朝木明代議員殺害事件で警察元副署長に逆転勝訴!〉
 →『東村山の闇』事件控訴審判決(2009年3月25日)について、
「『万引き苦に自殺』とした東村山署・千葉英司元副署長の捜査は不十分で誤りだったことが判明した」
「(上腕部の皮膚変色痕に関する司法解剖鑑定書を)複数の法医学の専門家が調べ、『加害者と争った跡』といえるという鑑定をして以来、両議員側勝訴が続いている」
 などと宣伝。もちろん「創価問題新聞」事件については華麗にスルー。


【第2面】
創価本部が矢野議員に敗訴! 「創価側(信者)が事件に関与した疑いは否定できない」〉
 →ウェブ版「東村山市民新聞」トップページの〈創価逆転敗訴確定判決」に関するアピール〉を若干アレンジしたもの。とりあえず、まとめWiki『フォーラム21』事件〉と、当ブログの4月19日付〈やっぱり“創価が殺したとまでは言ってない”という理由で勝訴したに過ぎなかった『FORUM21』座談会裁判〉参照。
〈確定判決で否定された「万引き苦に自殺」〉
 →『月刊タイムス』事件に関する宣伝。とりあえず4月22日付〈やっぱり「『自殺』を否定」したわけでも「他殺」を認定したわけでもない『潮』『月刊タイムス』判決〉など参照。
〈世界に類例ない「日本の恥部」の除去を〉
 →ウェブ版「東村山市民新聞」トップページの、「最高裁確定判決(「月刊タイムズ」事件)によって、・・・」から始まる巨大かつ異様な文字群を圧縮したもの。


以上。いやー、呆れるほどに自分達の、そして事実をねじ曲げた宣伝ばっかりで、確かに「多摩地域の抱えている問題」(=「草の根」問題)がよくわかりますネ! まったく「市民」という言葉も貶められたものです。


この「北多摩市民新聞」の配布には日蓮正宗関係者も関わっているという指摘がありますが(柳原滋雄コラム日記〈日蓮正宗内の謀略集団と低劣右翼の奇妙な連帯〉など)、そのあたりの話については、またいずれ。

*1:カギカッコが閉じられていないのは原文ママ

*2:お約束の反転トラップ。