本当に提出するのか注目される矢野・朝木両「市議」の「最高裁判所への申入書」


最近はTomatotic-jellyさん2ちゃんねるの皆さんがいち早く「東村山市民新聞」の更新を拾ってくれるので、助かります。マシーンとはいえ、あの毒電波を頻繁に浴びていると電気系に悪影響が生じる可能性もありますので。


というわけで私は後追いになりますが、1・29東京高裁判決が「最高裁確定判決」になってしまったことでよほど狼狽しているのか何なのか、矢野・朝木両「市議」は7月6日午後12時55分という早い時間帯に「東村山市民新聞」を更新し(7月7日付)、いつものページトップページで、あらためて最高裁に無様な言いがかりをつけました。もう引っ込みがつかないんでしょうね。私も、これにあわせて少し早めに7月7日付の記事をアップしておきます。


ちなみに、最高裁の上告不受理決定については、当然のことながら矢野・朝木両「市議」も7月6日の朝イチで確認した(あるいはすでに通知を受け取っている)のではないかと思いますが、今回の上告不受理決定をどのように受けとめるかについては、一言もありません。また、最高裁に対し、通知の発送日等について事実確認をした形跡もありません。柳原滋雄さんが、
「要するにこの男矢野穂積「市議」〕は、実際は『根拠がない』ことであっても、『自分の身を守るためならどんな嘘でも平気でつく』ことを、自分の行動を通じてわざわざ証明してくれている」
と指摘するのも当然と言うべきでしょう(柳原滋雄コラム日記〈「他殺説」を最高裁に“全否定”された東村山のパラノイア「矢野穂積」の悪あがき〉)。


まず、いつものページではこんな加筆がありました。

 いいわけをすればするほど、真相がバレる典型だネ!
 最高裁内部にも、創価のために情報収集活動をする職員がいるという事実を、自分達で白状していく経過ですね。


7月3日に言い渡された決定の内容が7月4日の深夜にネット上で公開されても何の不思議もないという私の指摘に、あるいは「創価学会が全く関係ない裁判”なのに、なんでその判決結果が "創価のための情報収集" になるのかにゃ〜?」という荒井さんの疑問に、何一つ反論することができないようです。


引っ込みのつかなくなったらしい矢野・朝木両「市議」は、トップページに「最高裁判所への申入書」なるものも掲載しています。


最高裁判所への申入書
 創価問題新聞」HP掲載記事事件について、7月3日に決定がなされたとされる最高裁決定(平成21年(ネ受)第108号事件)の通知が当事者に届いていないにもかかわらず、すでに翌7月4日深夜(23時すぎ)にはネット上で公表されています。
 このことにより、最高裁内部に、特定団体(創価)関係者のために情報収集活動をし、これらを外部に漏洩する職員がいるということが強く推認されます。最高裁は、前記事実をふまえ口頭弁論を経ないでなされる諸手続きにつき、当事者に通知が到達する以前に関係情報が外部に漏洩されるようなことのないよう、調査のうえ厳正な処置をとるよう強く求めます。

〔後略〕


冒頭のアンダーラインを引いた箇所は、午後6時ごろの更新で付け加えられたものです。また、末尾に「会わせて」という切ない反転文字も隠されていましたが、これも削除されました。ちなみに、ネット上での公表時刻は、7月6日付更新では「正確には5日午前2時すぎ」とされていましたが、私の記事を参考になさったのか、「翌7月4日深夜(23時すぎ)」へと修正されています。


昨日付の記事で指摘しておいた通り、今回の決定が公開法廷で言い渡されたものであれば、それが翌日深夜にネット上で公表されたとしても何の問題もありません。翌日どころか、最高裁による上告不受理決定が当日報道されたケースもあります(2004年6月10日の決定がその日の夜に毎日新聞で配信された例など)。


また、昨日付の記事に追記しておいたように、3日(金)に発送された決定書が翌4日(土)に千葉さんのもとに届いたことも十分に考えられます。自分が受け取っていないからといって「当事者に届いていない」などと決めつけるのではなく、ちゃんと事実確認をしてから騒いではいかがでしょうか。(追記柳原滋雄さんの経験では、決定日の翌日午後には決定書が速達で届いたそうです。)


もっとも、「特定団体(創価)関係者のために情報収集活動をし、これらを外部に漏洩する職員がいる」などという主張が苦し紛れの口から出まかせであることは自覚しているでしょうから、事実確認などするわけにはいかないのでしょう。7月6日付更新では「最高裁内部に、創価のために情報収集活動をする職員がいるという事実が判明した」と断定しているのに、この「申入書」では表現を一歩後退させ、「・・・強く推認されます」と書いていますしね。滑り子さんが好んで用いる表現を借りれば、「ビッてイモ引いた」ってやつでしょうか。


ちなみに、矢野・朝木両「市議」が佐藤まさたか市議に言いがかりをつけて完全敗北を喫した「越境通勤市議」裁判のときは、決定翌日の午前9時過ぎ、佐藤市議のもとに東村山市選管から連絡があったそうです。訴訟当事者(被告)は東京都選管ですので、都選管が決定当日(2008年12月8日)ないし決定翌日(9日)の朝イチで情報を入手し、それを東村山市選管に伝えたものでしょう。エアフォースでも、12月9日の午後1時に〈佐藤市議当選無効申立事件最高裁判決〉という速報がアップされています。このときはここまでおかしな騒ぎ方はしなかったのですが、このときは決定書を速やかに受け取れたのでしょうか、それとも今回ほどは追い詰められていなかったのでしょうか。


ともあれ、矢野・朝木両「市議」が本当にこの「申入書」を最高裁に提出するのかどうか、注目することにしましょう。「東村山市民新聞」の更新から2時間も経たずに〈司法界や公職からカルトを叩き出せ!!〉(作成日時:2009/07/06 14:45)というエントリーをアップしたクロダイくん(行政書士黒田大輔)は本当にやりそうですが、矢野・朝木両「市議」は果たしてどうでしょうか。


何しろ、「小さな親切」運動本部や読売新聞社をさんざん罵りながら直接のアクションを起こす気配はなく、瀬戸サンやクロダイくんが騒いだ「訴追請求状」についてもダンマリを決め込んだ人達です。読売新聞社に「公開質問状」を送付したと言うだけで具体的な送付の証拠は示さず、その後の読売新聞社側のリアクションについてもまったく明らかにしようとしない中村克サンのように、言いっぱなし、(ネット上だけで)出しっぱなしにする可能性も高いと考えざるを得ません。


裁判の公開の原則や表現・報道の自由とも絡む問題ですから、本当に「申入書」を提出するなら、あわせて記者会見でも開いていただきたいものです。


なお、今回の「申入書」には次のような要望も記載されています。

 併せて、憲法規定の「全体の奉仕者」たる公務員に関する思想・信条の自由には一定の制約は当然であり、諸外国とりわけヨーロッパ諸国においては「カルト団体」に所属する者は公務員採用に制限が現実に設けられています。最高裁は、裁判所、検察庁等国家機関及び地方自治体各機関に「カルト団体」所属する者が採用されることのないよう、制度的整備に取り組まれるよう強く求めます。


これは自由に要望すればいいと思いますが、本気でやるなら、諸外国の法制の具体例も示しつつ、「カルト団体」の定義をはじめとするさまざまな論点について、きちんと提案していくべきでしょうね。それをやらない限り、これまた単なるポーズとしてしか受け取ってもらえないでしょう。


ところで、瀬戸弘幸サンは1・29東京高裁判決確定の件については一切触れず、「東京都議会議員選挙期間中の連載キャンペーン」をのんびりと続けています。最新エントリーで触れられている議長交際費の件は市議会で大問題になり、「朝木議員に猛省を促し、陳謝を求める決議」まで採択されているのですが(2008年4月5日付〈〈草の根〉の辞書に謝罪の文字はあるか(いやない)〉参照)、これについてはまったく触れず、一方的に
東村山市議会では議長交際費から似非右翼関係者に『寄付金』などを支払っていた」
などと断言してしまうのですね。ちょっと前のエントリーで取り上げていた『週刊新潮』の記事(「創価学会に占領された『東村山市役所』の歪み」、1995年2月9日発売*1)にしても、市議会で
「仕組まれた売りこみ記事で、朝木、矢野氏のガセネタ」
などと問題にされたものです(議事録抜粋参照)。朝木明代・矢野「市議」らは裁判を起こして議事録からの発言削除等を求め、敗訴しているのですが、瀬戸サンはこれも完全スルー(概要は鸞鳳〈矢野市議敗訴 議会名誉毀損発言〉を参照)。


久しぶりに、ニャロメさん(孫と東村山Rhapsody)が描いてくれたこれを貼っときますかね。


*1:【追記】(10月11日)瀬戸サンの記事を鵜呑みにして、きちんとチェックせずに「1995年2月9日発売号」と書いていました。発売は2月2日です。穴があったら入りたい。