市民討議会(東村山)を「ハレンチ事前運動」などと下品に攻撃する矢野穂積・朝木直子両「市議」の真意は?


昨日は在特会・徳島県教組襲撃事件の初公判の話題でもちきりでした。中谷良子被告人に対し懲役2年、その他2名の被告人に対し懲役8カ月が求刑されて即日結審となり、12月1日に判決言い渡しとのことです。産経新聞でも〈在特会の徳島県教組業務妨害事件の初公判 3被告に求刑〉として報道されましたが、詳細はとりあえずTogetterまとめ〈【在特会】徳島県教組襲撃事件初公判【チーム関西】〉をご参照ください*1


なお、在特会公式HPでは、矢野穂積・朝木直子両「市議」らが街宣名誉毀損裁判で全面支援した西村修平らによって引き起こされた場外乱闘についての報告は即日アップされましたが、公判の中身についてはいまのところ報告がありません。また、徳島県襲撃事件について
後日、不当逮捕・弾圧事件との立場で論評します
9月22日に予告していた瀬戸弘幸サンは、初公判から一夜明けても〈民主党のチンピラ議員 松崎哲久:「俺を誰だと思っている」・・・誰か知りませんが?〉とかいう床屋政談エントリーをアップし、
「ようするに図に乗り過ぎているのです。もうヤクザのチンピラと変わらない」
などと相変わらず見事なブーメランを飛ばしていらっしゃいました(11月18日夜のエントリーでも同様)。まあ、今回の3名は瀬戸サンが4人の勇敢な戦士」「四天王と持ち上げた連中*2とは別ですから、コメントを求められても
「誰か知りませんが?」
とおとぼけになるつもりなのかもしれません。


さて、来年4月の市議選を意識してかこのところ更新がやや活発になっている東村山市民新聞ですが、11月18日付で次のような囲みがトップページに登場しました(2010/11/17 20:28:40)。


渡部市長(東村山市)、改選前4ケ月、焦った末に、一人3000円(昼食あり)を100人に渡す、「意見聴取」を装った「ハレンチ事前運動」!
 来年4月の改選を前に、自治基本条例制定のための市民意識の調査を名目に、渡部市長は創価信者の「経営政策部長」・諸田と組んで、市民3000人に郵送し、「市民討議会」なるものへの参加をよびかけた。以下、その内容が奮っている。
「今回、『東村山の自治を考える』テーマで、幅広く市民の皆様からのご意見をいただくため、住民基本台帳から無作為に選ばせていただいた3000人の市民の方(16歳以上)にご案内をお送りしています。参加の申込みをされた方にはグループ討議(話し合い)をしていただきます。むずかしい知識や事前準備はいりません。当日、進め方のご説明をしますので、どなたでも安心してご参加いただけます。案内書が届いた方で、ご参加できる方は、「参加申込書」(案内書に同封)をご返送ください。申込み〆切は11月26日(必着)です。*参加予定人数は100人です。お申込み多数の場合は公開抽選とさせていただきますのでご了承ください。」
 毎月、「タウンミーティング」や「地域フォーラム」と称し、これまでも事前運動を繰返したが、中身のなさに気づいた市民は、出席ゼロ、一人も参加しなかった例もある。
 「あなたは、宝くじが当たりました!」で始まる詐欺商法なみのハレンチな改選準備の事前運動だ。しかも、職員の退職金が払えず、退職手当債まで発行しながら、案内郵送代24万円そして謝礼30万円の公金合計54万円を使っているから断じて許しがたい。意見を聞きたければ、パブ・コメで十分。創価信者と組んだ「本籍自民住民登録公明」市長らしいやり方だ。


佐藤まさたか市議をはじめとする「変えよう!議会・東村山」の議員ばかり攻撃していてはまずいと思ったのか、それとも
「前の市長や副市長が、後継者である現市長に対抗する別の市長候補擁立を画策しているという話も、とうに街に広まっています。(中略)さらにこの動きに、草の根の矢野・朝木議員が秋波を送っているような発言を議会で重ねている、というのは多くの議員共通の認識」佐藤市議
という話と関係あるのか、いずれにしてもこのところ市長攻撃を前面に出しつつあるという印象です。


矢野・朝木両「市議」が攻撃している「市民討議会」については東村山市のホームページを参照。大塚市議が報告しているように、これはドイツの「プラーヌンクスツェレ」を参考にしたものとのことです。



まあ、こういう手法には意味がない、パブリックコメントで十分だという意見は、それはそれでありでしょう。それにしても、
〈一人3000円(昼食あり)を100人に渡す、「意見聴取」を装った「ハレンチ事前運動」!〉
〈「あなたは、宝くじが当たりました!」で始まる詐欺商法なみのハレンチな改選準備の事前運動だ〉

とはまた下品な攻撃の仕方ですね。“何でもこんなふうに見ちゃうんだなあ”“東村山市民も馬鹿にされたものだなあ”などいろんな感想が浮かんできますが、これについては市民がそれぞれ判断すればよいかと思います。いっそ、12月12日(日)当日は会場の市民センター前で辻立ちでもして、来場した市民に訴えてみてはいかがでしょうね(市民を、ではありませんのでご注意)。


ちなみに、「意見を聞きたければ、パブ・コメで十分」と主張する「草の根」は、朝木明代市議時代にリサイクル条例(東村山市資源の再利用の促進に関する条例)や「東村山市緑の保護と育成に関する条例」改正に関わる市民の直接請求の動きを強く批判したことがあります(2009年9月22日付〈実際に行動する市民への敵意すら感じられる「草の根」〉参照)。「東村山市の『(仮称)自治基本条例』をみんなで考えるための手続に関する条例」の採択に理由も示さずに反対したことも、2月26日付〈自治基本条例をみんなで考えるための手続条例に反対した「草の根」の「市民派」度は?〉で報告した通りです。


『最後のパレード』問題*3で騒いでいた時期には、
このような『与党別働隊』がいると、草の根庶民の立場から無所属野党で市民派を貫き、矮小な提案型ではなく批判追及型議員活動を続ける草の根・矢野、朝木両議員にとっては紛らわしい存在で、市民が『与党別働隊』を『無所属市民派』だと勘違いしないようにぜひ願いたいもの。何のために市議に出馬したのか不明で、毎度チマチマと広告収入増収をと提案するしかない者もいますが、・・・
などと佐藤市議や薄井市議の悪口を言っていましたが、以上のように市民の積極的参加を嫌っているとしか思えない「草の根」に、ましてや批判的市民に対して罵詈讒謗を重ねた挙句、そのことを請願で批判されたら請願代表人をいきなり訴えて3年以上も裁判で振り回すような「市議」たちに、市民派などと名乗る資格があるのかどうか。東村山市民の皆さんにはきっちり審判をくだしていただきたいものです。

*1:【追記】凪論在特会徳島県職員組合威力妨害事件公判傍聴記〉その1その2その3その4なども参照。

*2:京都朝鮮学校襲撃事件でも起訴されている川東大了・荒巻靖彦・西村斉被告人ら。

*3:ちなみに、矢野穂積「市議」が一貫して擁護し続けた中村克氏は最近「ドリーム党」と題したブログで「再出発」を宣言し、相変わらず中身のない(それだけならまだしもしばしば胸が悪くなるような)エントリーをぼちぼちとアップしています。