「希望の星」どころか「溺れた者が掴む藁」にしかなれない、控訴棄却のまきやすとも


東村山市民新聞では例によって「最終更新日」のみの修正が黙々と続けられています*1。一方、紙版東村山市民新聞」172号(2011年10月15日付)が発行されましたが、珍しく佐藤まさたか市議らに対する個人攻撃がない、おとなしめの内容でした。近いうちに、まとめWikiの該当ページに見出しを載せておきます。


さて、今月はちょっと忙しいので簡単に済ませようと思います。まきやすとも・写真著作権侵害裁判は、順当に控訴棄却=まきやすとも敗訴(78万5千円の損害賠償命令に終わりました(10月31日)。



一体どのような面白い主張が「あらん限りの語彙を弄して退け」られたのか、ぜひとも判決全文を拝見したいものですが、結果だけはいちおうちゃんと報告するまきも、そこまではやらないのが通例です。第1審判決と同様に裁判所のデータベースに登載されるかもしれませんので、それを期待しましょう・・・と書いて念のためにデータベースをチェックしたら、さっそく登載されていました。よほど参考になる裁判例と位置づけられているようです。



知財高裁の裁判官によるつっこみはいちいち取り上げませんが、たとえば
「控訴人は,原判決も控訴人の行為を『過失』と認めており,損害賠償を課するような悪質なものでないことは明白であると主張するが,・・・過失があれば不法行為が成立することは明らかであるから,控訴人の上記主張は採用することができない」
といった具合です。そりゃ、こんな調子じゃ主張をことごとく退けられるのも当然というものです。


なお、[http://makiyasutomo.jugem.jp/?eid=425:title=2010年2月4日付のエントリー]に掲載した高倉都議の写真について、まきは今年4月26日の段階で
「[http://makiyasutomo.jugem.jp/?eid=651:title=不当な圧力には屈したくないので、現在でも削除していない]」
と述べていました。今回の控訴審判決を受けて
「裁判は裁判として、それに従うしかない」
と書いていますが、11月5日午前9時現在、まだ削除されていません。今回の記事の書きぶりからして上告(受理申立て)を行なうつもりはなさそうですが、さてどうするのでしょうか。上告(受理申立て)をしたところで、また[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20110929/p1:title=上告却下というお粗末な結末]になりかねませんし。


ちなみに、判決言い渡し後の街宣にはこんなご老人が熱心に耳を傾けていたようです。



どこかで聞いた話のような気もするのですが、面倒くさいのでいちいち探しません。ともあれ、まきがなれるのは「希望の星」ではなく、せいぜい「溺れた者が掴む藁」でしかないことは明らかでしょう。


もうひとつ、まきが代表を務める政治団体・政経調査会の平成21(2009)年分収支報告書が公表されていました。


[f:id:three_sparrows:20111105100536j:image:w600]


平成21(2009)年といえば、まきやすとも関連の裁判があれこれと始まった年([http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/53.html:title=一覧表]の6〜8参照)ですが、収支の内容はいつもとほとんど変わりません(平成19年・平成20年分の収支報告書は、2009年11月9日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20091109/p1:title=朝木明代市議転落死事件を「細かな点」にして完全逃亡を続ける瀬戸弘幸サン]〉の後半参照)。


平成21年中は裁判費用が発生しなかったか、ポケットマネーから賄ったということなのでしょうか。まきは依然として政経調査会名義で「活動・裁判を遂行するためにの〔ママ〕カンパ・支援金」を求めていますので、平成22(2010)年分の収支報告書が提出・公表されるのを待つことにしましょう。


*1:11月1日付(2011/10/31 17:09:24)・11月2日付(2011/11/01 12:40:19)・11月3日付(2011/11/02 17:22:28)・11月4日付(2011/11/03 15:13:24)。