自分達の虚偽宣伝や情報操作は完全に棚上げして佐藤まさたか市議に「取消しと謝罪」を求める矢野穂積「市議」の厚顔無恥ぶり【追記あり】


お忙しい瀬戸弘幸サンが見逃してはいけないと、前回の記事を1週間以上トップに掲げておいたのですが、第2次せと弘幸Blog『日本よ何処へ』裁判での敗訴から相当の時間を経ても、瀬戸サンから裁判についてのコメントはありません。みんな結果は知ってるというのに。


一方、西村修平主権回復を目指す会代表が千葉英司さんから訴えられていた第2次街宣名誉毀損裁判は、来年1月26日に判決言い渡しの運びとなりました。裁判官からの和解勧告(10月27日)に対し、西村側は
「千葉が洋品店に行くのはおかしい。千葉が洋品店から手を引けば、われわれも洋品店に対する攻撃をやめる」(趣旨)
というわけのわからない条件を持ち出して、今後も洋品店への攻撃を続ける意思を示したようです(エアフォース〈西村・細川事件 第11回〉)。これに対する千葉さんの見解が大変共感できるものだったので、ここでも紹介しておきます。


 被告は和解条件の筆頭に、原告が今後、洋品店の問題に関わらないことを確約せよと要求した。洋品店主は、平成7年、本件万引き事件を警察に届け出たことに対し矢野から執拗な嫌がらせを受け続け、平成20年からは、矢野の意向を受けた被告ら右翼に嫌がらせを受けた。以降、洋品店主は、被告ら右翼が東村山市内に現れるとの情報が入るたびに怯え、営業中の洋品店を突然に臨時休業するという事態となっている。
 この異常な事態を原告は見逃すことはできず、今後も、東村山市内での右翼らの行動に関する情報があれば、原告は有志の人々とともに、洋品店の問題に関わるべきであると考えている。


原発問題について
議論を戦わす前提に忘れてはならない作法がある。/その作法とは、事実をあげて道理を説くことである
などと正論を述べる西村代表ですが、その前に、朝木明代市議転落死事件をめぐって「事実をあげて道理を説くこと」が一度もできなかったことに対してきっちりケジメをつけていただきたいものです。


なお主権回復を目指す会は、桜井誠(在特会会長)・朝鮮人殺害宣言事件(2011年11月6日)をめぐって在特会の利敵行為を糾すという声明文(11月29日付)を発表しました。何かありそうな気配を感じたのか、それともこれからいよいよ佳境に入る京都朝鮮学校襲撃事件裁判*1で、被告のひとりである西村修平代表の立場を少しでも有利にしておきたいだけなのかは不明ですが*2
「キムチゴキブリをたぁたきだせぇ〜〜!!! 日本列島のダァニ!ゴォキブリ!ウゥゥジ虫をたぁたきだせぇ〜〜!!」
「日本で差別され、えぇくうぅやしいくうぅやしい朝鮮人は、ひぃいとり残らず朝鮮半島にかえれええ!」

などとヘイトスピーチ全開で大騒ぎしていた西村代表には、これまた偉そうなことを言う資格などないと言うべきでしょう。


そんな西村修平代表を第1次街宣名誉毀損裁判で全面支援し、その主張が完全粉砕された後もなお紙版東村山市民新聞」
〈★「潮」「タイムス」「千葉副署長」判決で、他殺がはっきりした朝木議員殺害事件。犯人逮捕へ御協力を。〉
などと虚偽宣伝を続けるのが、矢野穂積朝木直子両「市議」です*3(なお、紙版東村山市民新聞」172号〔2011年10月15日付〕の見出しをまとめWikiに掲載しておきました)。そんな両「市議」が、自分達のことをすっかり頑丈な棚に上げて、久しぶりに佐藤まさたか市議を攻撃する新規ページをアップしました(11月24日付、2011/11/23 15:47:43)。


 佐藤まさたか市議は、福島第一原発爆発事故直後に放送されたコミュニティFM「多摩レイクサイドFM」のパーソナリティ(矢野穂積)の放送内容について、以下の「書き込み」のとおり
「報じられている内容は、明らかに事実に反するのではないでしょうか。災害時に全く機能していないはかりか、不確かな情報を撒き散らし、不安を煽ることになったと言わざるを得ないコミュニティFM局。・・・放送免許を与えた総務省には、実態を直視してもらわないといけないと考えています。」
と断言しています。
 しかし、この佐藤まさたか市議の「書込み」の方こそが、全くの誤りで、コミュニティFM「多摩レイクサイドFM」及びパーソナリティ(矢野穂積)の名誉と信用を著しく傷つけていることは、その後、政府が福島第一原発の事故はチェルノブイリと同じ「レベル7」であることを認めていることやその後の放射能汚染の実態からもすでに明らかです。
 しかし、その後も、佐藤まさたか市議は、この書込みを取消すことも、コミュニティFM「多摩レイクサイドFM」及びパーソナリティ(矢野穂積)に対して謝罪することもしていません。ここで、再度、佐藤まさたか市議に対して、自分のブログ「書込み」が誤りであったことを率直に認め、取消しと謝罪をするよう、公開で求めておきます。
2011年11月24日 矢 野 穂 積 


トップページでは、〈いつ取消しと謝罪するのか?(公開質問)〉という小見出しからリンクされています。



新規ページでは、前掲引用部に続いて[http://satomasataka.blog110.fc2.com/blog-entry-692.html:title=佐藤市議のブログエントリー](3月20日付)の本文を全文転載しているのですが、該当エントリーにリンクは張っていません。いつものことなのですが、ひょっとすると次のやりとりについて知らないふりをしたいから、という可能性もあります。


この記事へのコメント
 今回に限っては、佐藤さんの方が間違っていましたね。まさにチェルノブイリと同レベルの事故となりました。
 私も議会を傍聴して、矢野市議の人格には問題があるという印象、というより確信に近いモノは持ちました。オオカミ少年の寓話は、少年を非難するためのものではなく、どんなに信用できない人の話でも色眼鏡で見ずに慎重に注意を払うべきことを諭していると考えるべきでしょう。
 政治にかかわる人ほど、そういう姿勢が必要だと思います。
 私も矢野氏には市議をやめてほしいですが、今回のような正確さに欠ける攻撃をしかけたのでは、逆に佐藤さんの信用が疑われます。
2011/04/12(Tue) 22:20 | URL | gun


gunさんへ
お久しぶりです。コメント、ありがとうございます。
gunさんのおっしゃる通りですね。
矢野議員に先見の明があったのかどうかわかりませんが、事態は深刻度を増すばかりであり、オオカミ少年のエピソードが戒めることも含め、私の反省材料としたいと思います。
ありがとうございました。
2011/04/16(Sat) 01:07 | URL | 佐藤まさたか


当時の矢野「市議」の放送内容が正しくなかった場合、矢野「市議」が素知らぬ顔でダンマリを決め込んだことはほぼ間違いありませんが(最高裁内「スパイ」疑惑捏造問題のほか、当ブログ〈「疑惑」打ち上げっぱなし体質〉カテゴリーの各エントリー参照)、佐藤市議は、矢野穂積「市議」が「不確かな情報を撒き散らし」たという評価が、本件に限っては、結果として適切ではなかったことを率直に認めています。


この上謝罪まで要求するのであれば、たとえば佐藤市議が「越境通勤市議」であったなどという「『書込み』が誤りであったことを率直に認め、取消しと謝罪を」済ませてからにするべきでしょう。しかし、佐藤市議が「越境通勤市議」などではなかったことが最高裁で確定した際(2008年12月)、矢野「市議」らは「東村山市民新聞」の記述をこそこそと書き換えるばかりでした。


さらに、その後の民事裁判で、佐藤氏の生活の本拠が東村山市内になかったと矢野「市議」らが誤って信じたことについては「相当の理由があったというべき」としてかろうじて敗訴を免れると、「越境通勤市議」「公選法違反」などという矢野・朝木両「市議」の主張の真実性が否定されたことは完全に無視して、判決の趣旨を歪めて宣伝することに狂奔しました(さらに詳しくは、まとめWiki〈「越境通勤市議」問題〉参照)。


それどころか、紙版「東村山市民新聞」171号(2011年5月25日付)では、佐藤市議が控訴しなかったことをもって
〈佐藤まさたか市議、控訴せず、「越境通勤市議」を認める〉(第2面、見出し)
〈「越境通勤市議」で「公選法違反の疑い」のあることを認めたのです〉(第4面)
などとデタラメを垂れ流す始末です(テキストはまとめWiki〈「越境通勤市議」問題:「東村山市民新聞」関連ページ〉参照)。




佐藤市議が控訴しなかった理由は〈原告裁判、控訴はしませんでした。〉(2011年2月19日付)で説明されており、矢野「市議」らも当然これを読んでいるでしょうに。こんなデタラメ記事と同じ面(第2面)で
まるで、意味もなく無駄吠えするのら犬のような態度です
などと佐藤市議を攻撃するのですから、開いた口がふさがりません。


100万円の損害賠償と謝罪放送を命じられた「セクハラ市議」名誉毀損裁判について、あたかも自分達が勝訴したかのように宣伝するに至ってはもはや理解の域を超えていますが、きりがないのでこのぐらいにしておきます。佐藤まさたか市議ブログ名誉毀損裁判と同様、この件でもいずれ矢野「市議」が訴訟を提起する可能性がありますが、まったく頭の痛いことです。


なお、11月24日付更新では、〈「原発いらないネット東村山」のぺージ〉にも「公開質問」ページへのリンクが付け加えられています。翌日の更新(11月25日付、2011/11/24 13:31:53)では、矢野「市議」の一般質問のうち放射能関連のものを抜粋した新規ページ(9月議会12月議会)が作成され、〈「原発いらないネット東村山」のぺージ〉からリンクされました*4。その内容についてはいろいろな意見があり得ましょうが、ここでは立ち入りません。ちなみに、矢野・朝木両「市議」の一般質問通告書は、佐藤市議が他の市議の分とあわせてスキャン画像として公開してくれていますので、そのうちまとめWikiの該当ページにテキストを載せておきます。


その後の東村山市民新聞は、再び「最終更新日」のみが黙々と修正される状況に戻りました。しばらくは当日の日付に修正されることが続いていましたが、何かの間違いだったようで、11月30日の修正時にはまた翌日の日付が記載されるようになっています*5


【追記1】(12月6日)
私の記事を見て「公開質問」の存在を知ったらしい佐藤市議が以下のような対応をとられましたので、追記しておきます。このような潔い対応を見習えなどと言っても、矢野穂積「市議」には馬耳東風なのでしょう。



【追記2】(2012年2月4日)
佐藤市議の対応から約2カ月が経過した2012年2月3日、ようやく佐藤市議が記事を取り消して謝罪したことを認知したのか、または何か企みでもあって知らないふりをしていたのか、「東村山市民新聞」トップページに次のような見出しが掲載されました(2月4日付、2012/02/03 17:02:22)。


〔略〕
ついに、謝罪文掲載し、記事削除! (2011.12.06)


あわせて、佐藤市議のブログをコピペしただけの新規ページ〈佐藤謝罪文(2011.12.06)〉も作成されています。


この機会に、矢野穂積・朝木直子両「市議」がかつて紙版「東村山市民新聞」に掲載した、創価学会に対する謝罪広告を久しぶりに再掲しておきましょう(2009年2月11日付〈都合の悪い判決は「茶番」「蛮勇」呼ばわりする矢野・朝木両「市議」〉なども参照)。



【追記3】(2012年2月5日)
さらに、2月6日付更新(2012/02/05 14:42:19)で次のような加筆がありました。


原発爆発メルトダウン事故で矢野議員とFMを攻撃した名誉毀損記事
いつ取消しと謝罪をするのか?(公開質問)
佐藤市議、ついに、謝罪文掲載し、記事削除!  (2011.12.06)
(太字が加筆部分)

*1:29日に行なわれた第9回口頭弁論の様子については、とりあえずTogetter〈裁判の裏でチーム関西は街宣 -京都朝鮮学校襲撃事件民事訴訟・第9回口頭弁論〉参照。なお西村斉の在特会京都支部長辞任が公式発表されたが、ここでは立ち入らない。辞任の理由についてはTogetter〈【在特会】西村斉(元?)京都支部長DQN(独演)会(11・25)〉も参照。

*2:西村斉らの除名を明らかにした〈再び告知 主権は一切関知せず〉(2010年5月3日付)、京都事件で逮捕者が出た後の〈今までの経緯報告〉(同8月20日付)なども参照。

*3:たとえば3月4日付〈司法府の判断を捻じ曲げて宣伝する連中に対し、何らかの手を打てるようにすべきではないか〉など参照。

*4:9月議会の質問内容は、8月27日付更新で〈「原発いらないネット東村山」のぺージ〉に掲載された内容を新規ページに移植したもの。

*5:11月26日付(2011/11/26 11:50:10)・11月27日付(2011/11/27 14:48:50)・11月28日付(2011/11/28 14:50:39)・12月1日付(2011/11/30 15:41:11)。