後始末も終わらないうちに解散してしまった「チーム関西」と、いまさら感が拭えない川東・在特会副会長の辞任表明


東村山市民新聞では、2月5日付更新(2012/02/04 15:24:19)と2月9日付更新(2012/02/08 17:52:54)で、珍しく東村山市政に関する更新がありました。


▼自民出身・親公明市長の「びん缶等選別工場」建設強行問題
環境省所管は、耐用年数は、工場建屋が30年、設備は7年としているが、建設強行の構えの市長側は「工場建屋の耐用年数は50〜60年」などとおもいつき答弁(1月31日建設環境委)
▼ 外部委託の方が、工場建設直営方式より、年間コストが高いという市長の常識超え「浮世」ばなれした「横車」!民間が5億で建設できるびん缶等選別工場を12億もかけてつくるほうが安上がりだと!?
(太字は2月9日付更新での加筆分)


正式な委員会名は「環境建設委員会」で、なおかつ開催日は1月31日ではなく30日だったはずですが、まあいいでしょう。何にせよ、これでは何を言っているかさっぱりわからないでしょうから、以下のブログ等も参照。


なお、2月10日の環境建設委員会では傍聴席からの野次が大変騒々しく、委員長が退場を示唆するまで静まらなかった(しかもその中心に議員がいた)という話も出ており、いろいろと思い出すこともあるのですが、いまのところ具体的な議員名も出ていないようですので、とくにコメントはしません。こういうことも、議員に市政についての議論を委ねている市民にとっては大事な情報ですので、はっきり議員名を出すべきだとは思いますが。ちなみに、次回の環境建設委員会は2月16日(木)午後7時から(夜間開催)です。


その他、池田大作創価学会名誉会長の病状をめぐる記述が再び姑息な形で修正されていた*1ので、1月27日付エントリーの後半に追記しておきました。また、2月6日付更新(2012/02/05 14:42:19)では佐藤まさたか市議に対する悪口等が追加されたので、それぞれ以下のエントリーで拾ってあります。


上記以外は「最終更新日」の修正のみです*2。なお、紙版東村山市民新聞」173号第1面の記事をめぐって佐藤市議が〈東村山市民新聞173号を読み解く〉というエントリーをアップしていますが、法的措置をとられない限り、書きっ放しで放置するのでしょうか。


一方、チーム関西が2月12日の報告集会で突如解散を宣言しました。



事前告知は以下のような内容でしたので、代表を名乗ってきた荒巻靖彦が、[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20120127/p1:title=中谷良子・現代撫子倶楽部代表の逮捕をめぐる騒動]を主なきっかけとして急に嫌になり、放り出すことにしたという話のようです。



今年の10月が結成3周年になる予定だったとのことですので、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/115.html:title=京都朝鮮学校襲撃事件](2009年12月4日)の直前に結成され、多数の逮捕者([http://toriaezumitekitayo.blog88.fc2.com/blog-entry-284.html:title=のべ44名]、今年になっての中谷良子・現代撫子倶楽部代表の逮捕は除く)と計8名の犯罪者([http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20110908/p1:title=京都・徳島の事件における7名]〔上告中とされる中谷辰一郎被告人を除き確定〕+[http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=6545;id=01#6545:title=1名の窃盗犯])を出した挙句に、[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/148.html:title=現在進行中の民事裁判]が結審するまでもたなかった、ということになります。


もっとも、もともと組織としての実態は希薄だったこともあり、今後も適宜つるみながら暴れていくのでしょうから、そのこと自体はとりたてて騒ぐことでもありません。荒巻も裁判費用のカンパは引き続き求めたようですし、報告集会後も[http://team-kansai.sakura.ne.jp/scheduler/scheduler.cgi:title=チーム関西カレンダー]には「きなの会」や在特会滋賀支部の予定が追加されています。


驚いたのは、かつて川東大了・在特会副会長が[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/133.html:title=徳島県教組襲撃事件]の責任をとって辞任したいと申し出た際、桜井誠・在特会会長が、自分の任命責任まで問われるのを危惧して慰留していたという話です。



確かに、川東副会長は[http://togetter.com/li/102296:title=第3回公判](2011年2月17日)で辞任の意思を表明していました。その後、[http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10821003625.html:title=桜井会長は3月3日に川東・西村斉・荒巻と会う機会を持っています]が、そこでこのような話がなされたものでしょうか。さらに、[http://www.zaitokukai.info/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=19:title=3月9日には川東が大阪支部長も兼任することが発表されています]。


川東を慰留するためにあえて自分の任命責任を口にしたという解釈もできなくはないですが、[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20120131/p1:title=中谷良子・現代撫子倶楽部代表の逮捕報道をめぐって読売新聞社に常軌を逸した抗議を行なった時の様子]なども思い出せば、自らに責が及ぶのを心から恐れていたと理解する方が妥当なような気がします。川東は2011年1月に[http://www2.atwiki.jp/kusanonemaze/pages/144.html:title=奈良・水平社博物館前で差別街宣]をやらかしており、解任・除名はできなくとも、辞任を認めることによって組織防衛を図るには絶好のタイミングだったはずですが、それよりも自分の保身の方が先決だったということでしょうか。いやはやなんとも。


ともあれ、いまさら川東が副会長を辞任しようとも、在特会が京都・徳島における犯罪を全面的に擁護し続けてきた事実は消えません(西村斉も、[http://www.zaitokukai.info/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=9:title=2011年1月9日]から[http://www.zaitokukai.info/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=41:title=同11月23日]まで在特会京都支部長の任にあった)。川東は、報告集会で
「私が副会長をやめれば、有罪判決を受けた人間が在特会の主だった立場からいなくなる。在特会が市民団体として進んでいくためには、執行役員からそういう人間がいなくなることは大きな武器になるのでは」
という趣旨のことを述べていましたが、遅きに失したと言うべきでしょう。

*1:「担当看護師」から「担当」への修正をさらに「関係者」へと変更(2月5日付更新、2012/02/04 15:24:19)。

*2:2月7日付(2012/02/06 18:42:57)・2月8日付(2012/02/07 16:37:24)・2月11日付(2012/02/10 15:39:47)・2月12日付(2012/02/11 14:37:32)・2月13日付(2012/02/12 14:25:04)・2月14日付(2012/02/13 17:24:37)。