国連人種差別撤廃委員会のヘイトスピーチ関連勧告


東村山市民新聞では「最終更新日」の修正だけという状態が続いています(3月17日付、2010/03/16 16:29:36)。佐藤市議が取り上げているりんごっこ保育園の分園設置問題および本年定員増問題も気になるところですが、17日の予算特別委員会で答弁が行なわれるようですから、その報告を待つことにしましょう。佐藤市議のいう「7年前のデジャブ」については、エアフォース〈りんごっこ保育園問題とは何か〉第1部・第2部を参照。なお、17日には歳出(民生費)との関連で「草の根」も質問に立つそうです。


17日には、午後1時10分から第2次「御用ライター」裁判控訴審判決言い渡し(東京高裁)と、請願潰し裁判の第1審判決言い渡し(東京地裁立川支部)も行なわれます。前者については、誰も判決言い渡しを傍聴しないかもしれませんし、第1審の結果(原告の請求棄却)が引っ繰り返る可能性も低いと思いますので(宇留嶋さんすみません)、判決内容が明らかになるのをゆっくり待てばいいでしょう。


これに対して後者は、現職市議が、請願で「公人たる市議としての適格性を欠いている」などと批判されただけで、対抗言論の機会をいっさい放棄し、市議会における審議を封殺する意図も込めて一般市民である請願人代表(請願書に住所・実名を記載)と紹介議員を訴えたという前代未聞の裁判であるだけに、要注目です(作成中ですが、まとめWiki請願潰し裁判の経過〉も参照)。「超セクハラ市議」「エロライター」「セクハラ活動家」等のデタラメな誹謗中傷が、「市議会議員である原告薄井についての論評」であるという理由で名誉毀損とは認定されなかったのですから、矢野・朝木両「市議」の請求が棄却されるのは当然だと信じたいところですけれども(追記:棄却されたようです。詳細は次の記事で)。


関連して、〈ネット上の中傷書き込みで名誉棄損罪確定 最高裁初判断〉という報道もありましたので、紹介しておきます。いわゆる平和神軍観察会裁判で、この判決については“一般市民にマスコミと同様の調査義務を課すのは厳しすぎる”という批判もあるようですが*1、どっちにしても、ネットで簡単に調べられることさえ調べようとしないまきやすとものような人物にとっては厳しい判決でしょう。


さて、3月14日付〈国連・人種差別撤廃委員会の勧告で朝鮮学校襲撃事件を取り上げられた「国辱」団体=在特会/主権の会〉で取り上げた件ですが、国連・人種差別撤廃委員会の正式見解(ワードファイル)が発表されました*2。そっち方面の専門家が速やかに日本語訳を公表してくれると思いますが、取り急ぎヘイトスピーチ関連の箇所だけ仮に日本語訳しておきます(追記:下記訳文は自由に転載・引用・改訳していただいて結構です)。

*1:【追記】(3月18日)やや日刊カルト新聞〈「平和神軍観察会」運営者に最高裁が有罪判決〉〈【社説】最高裁は時代錯誤、「J-CAST」は新聞の劣化コピー〉も参照。

*2:【追記】朝日新聞時事通信共同通信読売新聞毎日新聞等でも速報されています。

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