案の定被告敗訴(損害賠償110万円)に終わった日護会「ちくわん隊」裁判と、早くも前途に暗雲が垂れこめる第3次・第4次せと弘幸Blog『日本よ何処へ』裁判


東村山市民新聞では例によって「最終更新日」のみの修正が断続的に続けられていますが*1、6月12日付でそれ以外の(しかし市議会とは何の関係もない)更新が行なわれましたので、記事の後半で拾っておきます。


さて、先週末は大阪(9日)と東京(10日)でそれぞれロート製薬「糾弾」デモが行なわれましたが、例によって「きっつい右翼」紹介発言は徹底スルーして「質問しただけで〜」云々とごまかしを繰り返すだけのどうしようもないものでした。デモに派生していくつかのことが話題になっていたりもしますが、詳しくは以下のTogetterを参照。


東京のデモでは
(西村斉・荒巻靖彦らを)挑発・激昂させた横柄なロート製薬社員は謝罪しろ!」
という趣旨のコールも繰り返されており、要するにきっかけはどうあれ不穏当な発言・行動があったことは支持者でさえ認めているということです。逆ギレとしか言いようがありません(なお事件の詳細はまとめWikiチーム関西・ロート製薬強要容疑事件〉参照)。


「質問しただけで〜」云々の弁明を刑事裁判で持ち出して相手にされないだけならまだしも、この調子ではそれだけでは済まなくなってくる可能性もあると思われますが、その点に関する危機感はまったく欠けているようです。東京のデモではロート製薬から仮処分が申し立てられているらしいという話も出ていましたが、
“だったらメインバンクに行ったり、役員のおうちの近くの駅でチラシを撒いたり、真綿で首を絞めるようにやってやりましょう”(要旨)
などとさらなる嫌がらせを示唆する発言喝采で迎えられる始末でした。自称桜井誠在特会会長
(仮処分を)やるならほんとにロート製薬言論弾圧ということで、さらに燃え広がって、全国で不買運動なりなんなりやらないといけない」
という趣旨のことを12日の生放送で述べていましたが、かつて京都で仮処分決定(違反したら100万円の制裁金という間接強制付)を食らった後にどういうことになってしまったか、すっかり忘れてしまった様子です。


一方、昨日(14日)は、日護会日本を護る市民の会)の黒田大輔代表・高山あずさ事務局長がニコニコ生放送による肖像権侵害と名誉毀損で訴えられていた通称「ちくわん隊」裁判の第1審判決が東京地裁で言い渡され、両名に110万円という高額賠償金の支払いが命じられました(仮執行宣言付)。


事案の性質という点では、敗訴ないし敗訴的和解で終わった第1次・第2次落書き名誉毀損裁判と似ていますが、賠償金額は、上告却下という情けない結末を迎えた対創価学会街宣名誉毀損裁判と同額という結果です。判決の詳細はいずれ誰かが明らかにしてくれるのではないかと思いますが、よほど悪質な事案と見なされたものでしょうか。


裁判といえば、千葉英司さんと宇留嶋瑞郎さんからそれぞれ第3次・第4次裁判を提起された瀬戸弘幸サンのことも忘れるわけにはいきません。さっさと和解して済ませればいいのにと思っていましたが、どうやら争う気満々のようです。ご本人は相変わらずダンマリですが、弟子の有門大輔が同特連ブログの方で両裁判の第1回口頭弁論の模様を報告しています。

*1:6月10日付(2012/06/09 19:40:55)・6月11日付(2012/06/10 12:10:40)・6月13日付(2012/06/12 19:57:24)・6月14日付(2012/06/13 18:12:31)・6月16日付(2012/06/15 12:07:25)。

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