あいかわらず独自の論理で『最後のパレード』の弁護を続ける「東村山市民新聞」発行人・編集人=矢野穂積・朝木直子両「市議」


橋本玉泉さんが〈迷走する『東村山市民新聞』の不可解きわまる『最後のパレード』擁護〉と〈迷走する『東村山市民新聞』 「盗用疑惑派は頭を丸めて詫びることに」なると発言〉ですでに報告してくれていますが、「東村山市民新聞」の〈誤報の責任と「最後のパレード」について〉に長文の加筆がありました(5月3日付更新)。


加筆されたのは、〈誰が著作権を侵害したか?!― 「盗用疑惑本」などときめつける読売の暴走 ―〉と〈事実上、著作権フリーのオリエンタルランドの実態〉という小見出しがついている箇所です。その後、夜の11時過ぎにも手が加えられていました。いちいち比較対象はしませんが、関心のある方は、2009年5月2日 20:27の魚拓2009年5月2日 23:37の魚拓を見比べてみてください。なお、修正があったかどうかは私の「はてなアンテナ」を見ればわかります(修正が反映されるまでやや時間がかかります)。【追記】中村氏も、5月3日正午前、加筆部分を自分のブログに全面転載しました(魚拓)。


細かい話は他の方々にお任せするとして、今回の問題の根本は、中村克氏が、他人が書いた文章を寄せ集め、適当に手を加え、出典も原著者の存在も明記せずに無許可で転載(=盗用)して『最後のパレード』なる本を作り上げ、「東京ディズニーランドのキャストだけが知っている涙が止まらない物語」などの宣伝文句で販売したところにあります。この点は、松沢呉一さんも、〈お部屋1822/盗用出版社・サンクチュアリ出版〉などで問題発覚直後に指摘済みです。


盗用の件はまとめwikiパクリ本疑惑 最後のパレード」でも詳細に検証されていますし、中村氏自身、〈「最後のパレード」回収に関して〉(魚拓)(5月2日付)で、


「誰かが、善意でしたためてくださった個々のエピソード」
「私が・・・エピソードを創作した人間・・・ではないこと」


などの表現を用いて(「盗作」ではないと言いつつ)全面的に認めています(まとめwikiの〈自ブログでも改変を認める〉も参照)。


にも関わらず、中村克氏がそのことについて何ら問題を感じておらず、著作権者が判明しても何ら誠意ある対応をとらないどころか、逆ギレして自己弁護や他者への攻撃に終始しているから批判の的になっているのです。中村氏は、「法律上認められている事後承諾を得るために、『最後のパレード』のエピソードの著作権者に誠意をつくすことは、サンクチュアリ出版様と出版前から約束してきた」(〈毎日新聞の報道は見解の相違、オリエンタルランドも困惑しているでしょう。〉〔魚拓〕)のではなかったのでしょうか。


そのことをまったく無視し、争点を同一性保持権侵害の問題のみに矮小化して(しかも事実誤認に基づいて)著作権者である「小さな親切」運動本部を責め立て、中村氏とともに盗用被害者の女性の思い出を踏みにじり続けるのが、「東村山市民新聞」の発行人・編集人である矢野穂積朝木直子両「市議」というわけです。


また、オリエンタルランド(OLC)は、5月1日付の公式見解(PDFファイル)にもあるように著作権侵害の可能性を著者に通知していますし、中村氏自身もそのような通知を受け取ったと認めています。さらには、PHP研究所からの出版についてはOLCの許可が下りなかったという経緯がありながら、「この程度の公約違反・・・もとい、ルール違反は、イエローカードは受けても、即刻退場にはならない」と勝手に判断して、すなわち著作権侵害のお目こぼしを一方的に期待して、事前にOLC側に相談することもなく出版を強行したことも認めています(〈「最後のパレード」回収に関して〉〔魚拓〕)。


この点については矢野・朝木両「市議」も承知していることが記述内容から見てとれますが、にも関わらず、過去の出版物については「オリエンタルランド側からは何も著作権について注意すらなされた事実はないようです」などとして、該当する出版物の内容や出版経緯について十分に検証することもなく、「事実上、著作権フリーのオリエンタルランドの実態」などと勝手に判断しているわけです。


そして、あいかわらず“これが「市議」の使う言葉か”と思うような傲慢な口調で批判者を罵っています。まあ、普段はもっと口汚い言葉をしばしば使っていますから、これでも抑えてるんでしょうけど。


「自分の権利行使を怠っているにもかかわらず、権利侵害の被害だけを強調するその短絡ぶりが、とりわけ目立っているのは、著作権をもつ『小さな親切運動本部』側の記者発表の内容で、これほど『お門違い』の典型も珍しいですね」
「ネット族とりわけ匿名ネット族の民度の低さ、が証明される事態となりました」
「ここまで懇切丁寧に解説しているんですから、その短絡している思考回路を機能するように、いい加減でメンテしてほしいものです」
「『盗用』などとしきりと叫ぶネット族のみなさん、残念でした」
「どうみても、中村氏を『盗用疑惑本』の大悪人のように決め付ける読売記者氏をはじめとする『いちれんたい』
〔「一連隊」の意か〕のみなさんが、早晩、頭をまるめて『お詫び』しなければならない事態になるように思えてしかたがありません」


3つ目に引用した発言は中村さんテイストですが、それだけ一体化・融合が進んでいるということでしょうか。


ところで、今回の中村氏の行為を問題視しないなら、You Tubeに上がった動画の閲覧を薄井市議が(市議就任前に)勧めていたことなどノミのキンタマの8分の1ほども問題にならないはずですが、中村氏が提出した辞職勧告請願の紹介議員を引き受けた朝木直子「市議」は、少なくとも「(3)知的財産権侵害を奨励する姿勢はコンプライアンス精神を無視する愚行であり市議として甚だ不適任である」という請願理由は妥当ではなかったとお認めになるのでしょうね。


また、薄井市議が市議就任前に出演していた風俗紹介動画を、勝手に、18禁コンテンツである旨の警告もなしに自分たちのサイトに掲載していた行為については、著作権者から抗議があり、矢野・朝木両「市議」も通告期限ぎりぎりで削除したのですから、「著作権フリー」でなかったこと、それを矢野・朝木両「市議」が認識していることは明らかです。その動画を掲載していたページはいまだに残っており、


「市議会議員の選挙に立候補届出以降も、ネット上の『風俗宣伝のアダルトサイト』でどぎついアダルト情報を発信していました。 18歳未満は禁止のアダルトサイトです。
 しかし問題画像は突然削除されました。(6月26日確認)」


という文言が記載されていますが、これについても何らかの説明が必要ではないでしょうか。


なお、中村氏が〈― 読売新聞は第三者か ―〉(魚拓)の前置きで触れている、「東村山市議の方」(=矢野「市議」)が運営している「FM局」というのは、多摩レイクサイドFMNPO法人)のことです。このあたりについては、音楽著作権料未払い疑惑問題も含め、松沢呉一さんの次の連載を参照。


また、読売新聞記事ねつ造事件については昨日付の記事を参照。


マルチ商法業界との関連も指摘されています。以下は「柳原滋雄コラム日記」の関連記事ですが、『実業界』2月号〜4月号でも3回にわたって取り上げられているようです。


また、東村山問題の全体像は、C.I.Lの荒井さんが大変な労力をかけて〈【東村山問題入門書】矢野・朝木市議+維新政党新風+最後のパレード中村氏に関するまとめ〉(前編番外編)を作成してくれていますので、「朝木明代市議万引き被疑事件・転落死事件 まとめWiki」とあわせてご覧ください。


そうそう、どうでもいい話なのでうっかり忘れそうになりましたが、「東村山市民新聞」のトップページも更新されていました(5月3日付)。〈謀殺関係トピックス〉の下の巨大なリード(?)が、4月28日付の記事で報告した段階から、さらに次のように修正されています。慣れない人が吐き気や頭痛を覚えるのも無理はないというものです。


最高裁確定判決(「月刊タイムズ」事件)が認定した真実性の決定的意味。そして、親創価ネット族ら、一斉に書き込み放棄し逃走、被告ライターおきざりにして、必死に「親創価」でないかのような弁解しきり。なら、政党つくって、検察、警察に送り込んでることを批判できるか?〉
   ↓
最高裁確定判決(「月刊タイムズ」事件)が認定した真実性の決定的意味を知り、親創価匿名ネット族ら、被告ライターおきざりにして、一斉に書き込み放棄し逃走!必死に「親創価」でないかのような弁解しきり、なら、政党をつくり、信者らを検察、警察に送り込んでることを批判してみなさい!〉


だから自分で批判すればいいんじゃないかな。繰り返しになりますので、あとは4月28日付〈市民はゴチャゴチャ言わずに黙ってろと言わんばかりの矢野・朝木両「市議」〉を参照。


こんなセリフがこんなに巨大な文字で「市議」のサイトに掲載されているという衝撃を味わっていただくため、たまにはセリフの部分だけ切り抜いたスクリーンショット画像でも貼りつけようかと思いましたが、やめておきます。度胸のある方のみ、食後や起きぬけは避けて、体調のいいときに見てください。


衝撃画像(クリック注意!)


〔この記事は5月3日のお昼頃アップしたものです。〕



【テンプレ資料】東村山市民新聞「珍走迷宮」シリーズ・ガイド
(作成:2ちゃんねるの中の人、6月20日現在)
「真相究明1」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page224.html
「真相究明2&3」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page225.html
「真相究明4&5」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page226.html
 (「なるほどネ」!)
「真相究明7・6」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page227.html
 (すか)
「真相究明8・9」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page228.html
「真相究明10・11」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page229.html
「真相究明12・13・14」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page230.html
 (アッハッハ/と思いきや)
「真相究明15・16」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page234.html
「真相究明17〜25」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page235.html
 (100年早いっ!んだよ/脳梗塞/おだまりっ!ほか)