在特会/チーム関西のセプテンバー・ドリーミング&ダンシング(1)


東村山市民新聞は例によって「最終更新日」の修正のみでした(9月10日付、2011/09/09 14:44:43)。


一昨日(8日)行なわれた日護会(日本を護る市民の会)関係のダブルヘッダー裁判については、ミラクルさんや凪さんが嫌がらせのリスクをものともせず傍聴を敢行してくれましたので、日護会幹部らの呆れるほかないツイートとあわせ、Togetter〈【日護会】ニコ生をめぐるダブルヘッダー裁判でいつもの場外乱闘(9月8日)〉としてまとめておきました。そこにもリンクを載せていますが、ミラクルさんと凪さんの傍聴記も参照。


朝木直子・傍聴人「撮影」事件を彷彿とさせる出来事*1には暗澹たる思いを禁じ得ないのですが、この点についてはまたいずれ触れる機会もあるでしょう。かつて瀬戸弘幸サンは、裁判の傍聴者の写真を実際に撮影し、その素性を確認しようとしていたことを悪びれもせずに告白していましたが、どうしてあちらさんはこんな人達ばかりなのでしょうか。


さて、在特会/チーム関西がいろいろと「カウンター」的動きを思いついて騒ごうとしているようですので、今日はその動向を簡単にまとめておきます。関係各位はすでに対策を進めておられることと思いますが、いちおう注意喚起まで。


●9月11日(日):東京・新宿/大阪・難波/福岡・天神


原発問題を考える街頭演説会 & 極左主催 反原発デモへの抗議活動
原発停止、電力不足の結果(熱中症搬送者数4万1645人)責任を誰がとるのか?
無責任な反原発から抜け出し、我が国の将来的なエネルギー問題を考えよう!
極左暴力集団が呼びかける反原発運動は全国的な電力不足を招きました。その結果、史上最も暑い夏と言われた去年を上回るペースで熱中症の被害が拡大し続けています。無責任な反原発ではなく、我が国の将来的なエネルギー問題にどう取り組むべきかを訴える街頭演説会を実施します。また、街頭演説中に極左暴力集団主催による反原発デモが付近を通った場合、そのまま抗議活動に切り替えます。反原発運動の結果として多くの犠牲者が出たことについて、彼らに責任を取るように強く求めたいと思います。


いちいちつっこむ気にもならないほど意味不明ですが、何しろ脳内妄想を反/脱原発派に投影してルサンチマンを発散したいだけですからどうしようもありません。
「街頭演説中に極左暴力集団主催による反原発デモが付近を通った場合、そのまま抗議活動に切り替えます」
などと述べていますが、桜井会長が9月4日の時点で次のように書いていたことからして、「カウンター」こそが目的であることは明らかです。


東日本大震災を利用して中核派革マル革労協そして黒ヘルなど日本社会の汚物としか言いようがない極左暴力集団が9月11日(震災発生から半年)から1週間を反原発ウィークと勝手に決めて、懲りもせずに各地で反原発デモを呼びかけています。前回6月11日(震災発生から3カ月)の反原発デモのときは、在特会は全国一斉にこれらのデモにカウンターを行いましたが、今回は日時が迫っていることや1週間の間に各地バラバラに行われることなどを踏まえて、状況に合わせてカウンターを行うように全国各支部に指示を出しています。なお、桜井が指揮を執る東京においては(詳細はまだ未定ですが) 9月11日に反日極左主催の反原発デモに対するカウンターを実施します。


具体的には、9.11 新宿・原発やめろデモ!!!!!にぶつけてきたものでしょう(追記:アルタ前を出発し、甲州街道靖国通りを経由して伊勢丹前も通る当初のルートは、よくわかりませんが「公共の秩序を守るため」という理由で警察によって完全に変更されたそうです)。福島第1原発事故のために自治体外への避難を余儀なくされている福島県民は8月末現在でなお10万人を超えるわけですが、このような事態が再び生じたときに桜井会長はどのような「責任」をとるつもりなのか、一度も明らかにされたことがありません。フジテレビの「偏向」報道を問題にするわりに、九電「やらせメール」問題をはじめ、原発推進のために全国的・組織的に行なわれていた世論操作についても完全スルーを決め込んでいます(7月20日付〈「原発とめよう!九電本店前ひろば」に乗り込んだのに撃退されたらしく、いろいろなかったことにしている桜井誠(自称)在特会会長〉も参照)。これで
改めて一人でも多くの方に冷静に原発問題、我が国の将来的なエネルギー行政について思いを致してもらえればと願う次第です(桜井会長)
などとすまして口にするのですから、本当にへそが茶を沸かすというものです。


同じ日、在特会福岡支部脱原発デモに対するカウンター街宣」を行なう予定になっています。



これは脱原発サウンドデモin福岡にぶつけてきたものですね。なお、在特会等の反・反/脱原発活動については以下の記事も参照。


さらに、大阪・難波では次のような街宣が行なわれることになっています。



〔前略〕
・・・祖国に帰って来ても、役に立たないゴミを最も効果的に運用する方法こそ、日本国へのテロリズムの人間兵器としての利用であります。神風特攻隊を批判する左翼の方も、一緒になって、韓国の行っている在日という人間兵器の不法投棄の非人道性を批判しましょう。
福島第一原発での事故により、大量の放射性物質が漏れ出し、甚大な被害を出したとされておりますが、その甚大な被害による死傷者の数と、在日による同胞の死傷者の数を単純に比較しても、如何に在日なるものの危険度が高いか分ると言うものです。原発に反対する方も共に、原発の数千倍〜数十万倍、危険で害悪な在日に「ノー」の声を挙げましょう。


まことに川東(在特会副会長)らしい、身の毛もよだつようなヘイトスピーチまみれの呼びかけで、これで京都朝鮮学校襲撃事件の民事裁判では
在特会も在日コリアンを敵視したことはなく
などと堂々と主張するのですから、これまたへそが茶を沸かすというものです。ちなみに、同じ街宣の呼びかけがチーム関西のサイトにも掲載されていますが、そこにはこのような文言は書かれていません。なお、この街宣の前には、例の韓国軍「ライタンハン」問題の早期解決を求める請願署名実行委員会とやらも、思い出したように街宣を行なうとのことです。


●9月12日(月):京都


【京都】京都地方法務局に社会通念上、有効な回答を貰いに行く
●正論を封じ、反日人間の国にするための人権侵害救済法案成立が囁かれておりますが最早、京都では既に罰則はありませんが人権侵害救済法案が成立されているのも同然の状態です。京都地方法務局人権擁護課に何回か実際の被害の事実を基に実験を行った結果、公文書を含む証拠200%の証拠資料を持ち込み人権侵犯救済を申告しましたが、人権侵犯を犯した相手が似非左翼だと、これ以上の証拠は無いというレベルの有効すぎる証拠を提出しても小馬鹿にされ相手にされず「人権侵犯の事実は存在しない」と「あなた頭は正常か?」と此方が心配する程の道理を無視した誠意の無いふざけた回答を寄越すのみでした。その上、配達証明付郵便によって、要約すると「会談の様子を動画で配信されると大変困り、又あなたとは直接話したくないので文章のみの接触以外は応じられず、京都地方法務局人権擁護課に来るな!」というニュアンスの公僕として信じられない悪戯郵便と間違えるような国民を舐めきった決闘状を寄こして来た。よって紳士的に話し合っても無理で、京都地方法務局人権擁護課という組織に対しては、わざわざ此方が筋を通し正常な組織として対応する必要性も無いと判断し、本当に不本意で面倒臭く、あまり乗り気ではないのですが具体的事実の案件を挙げて「暇つぶしのストレス解消のイヤキチ糾弾街宣も久しぶりに偶にはOK牧場かな?」と算段しておりまちゅ。
人権擁護課の森川時彦課長しぁん、解同みたいに糾弾集会に来い!なんて言わないから当たり前の公務員としての道理ある回答を法務局門前まで持参してね!これなら僕ちんは、あなた方が算段してる不退去罪に問われないでしょ?(爆)ヨロピクね!チュ。


ちょっと何を言っているのかよくわからないのですが、西村斉は『週刊金曜日』の報道や水曜デモなどに関して京都地方法務局に人権侵犯被害申告を行なっており、それぞれ
「本件は申告者の刑事被告事件における供述に関する報道であり、報道された供述内容は公共の利害に関する事実に属するものであり、出版社の有する報道の自由表現の自由との関係も考慮すると当局が取り扱うことが適当であると認められない」(『週刊金曜日』について)
「本件申告に関しては、……主張による被害が生じたとは認めがたいので、救済手続は開始しない」(水曜デモについて)
などという回答を得ています(まとめWiki在特会・京都朝鮮学校襲撃事件:刑事裁判〉2011年4月14日・5月30日の項参照)。また、在特会として京都地方法務局に行なった意見交換会(懇談会)の申し入れも、当たり前のことながら一蹴されました(まとめWiki川東大了(在特会副会長)・水平社博物館前差別街宣裁判〉2011年6月14日・7月14日の項参照)。


このあたりの話がからんでいると思われますが、何しろいろいろ入り乱れているのでよくわかりません。まあ京都地方局もこのような連中に「正常な組織として対応する必要性」はありませんので、毅然とした措置をとればよいのではないかと思います。


以上のほか、9月23日(金)24日(土)にも取り上げたい予定が控えていますが、少々長くなったので次に回します。