なぜか負け惜しみにしか聞こえない逆転勝訴報告


最近トラックバックを飛ばしてくれる方がぼちぼち出てきたので、サイドバーに「最近のトラックバック」を表示することにしました。「ネットの双方向性という利点」を活かすためにはとりあえずこれで十分ですよね、オナニーの邪魔をされ始めたとたんに問題記事のコメント欄に書き込みできなくしてしまった瀬戸センセイ。あ、オナニーといえば・・・


荒井さんは本当はオナニーとかグルメとかの話の方が大好きなんです。早くケジメをつけて、荒井さんをそっちの世界に帰してあげてください。ついでに矢野さんも連れて行っちゃってください。


・・・というメッセージがフェムト波動から届きましたので、お伝えしておきます。よろしく。【追記】ミハルさんによるとこれはフェムト波動のメッセージではなく、「ゼリーグループの電磁波による影響」だったようです。うかつにポートを開くと、変なものを浴びてしまいますね。訂正しておわびします。


おっと、フェムト波動にアクセスする練習をしている間に、瀬戸氏が「【番外編】朝木事件ウオッチャー・ブログの正体(2)」をアップしました。本当に何にも調べずに首をつっこんできたんですね。記事に対するつっこみは、洋品店襲撃事件に関する卑劣なオトボケに対するものも含めて、東村山市関係の「楽しいネットワーク」のみなさんにおまかせしますが、この人はどうして追い詰められるとどんどん火元を広げていくのでしょうか。あ、ようやくブログマガジン エアフォース」の名前を出してリンクもしたようですが、「松沢呉一の黒子の部屋」も仲間はずれにしないでくださいね。
【追記】「楽しいネットワーク」が動き出すまでもなく、すでにコメント欄で猛然とつっこみが入れられ始めています。Mauiiさんのところで関連のコメントを抜き書きしてくれてますので、そちらもどうぞ。瀬戸氏は、「襲撃」という表現について、記事の本文では「それは見解の違いです。どうでも良いのですが」とか「個々の人の判断にお任せするだけです」などと書いていますが、コメント(19:04)では「襲撃でもなければ、街宣でもありません」だそうです。じゃあ何だったのかしら。私も「襲撃」という表現には別にこだわりませんが、いずれにせよこの記事&コメントのような対応はないでしょう。


さてこの間に「東村山市民新聞」の更新報告を済ませておきましょう。といってもたいした更新はなく、8月31日付の記事で報告しておいた「逆転勝訴!」の見出し(トップページ)がちょこちょこいじられているぐらいです。8月24日のシンポジウムの件にも、9月1日の街宣の件にも、ましてや同日に起こった洋品店襲撃の件にも、いっさい触れられていません。瀬戸氏と決裂する日も近そうな気がしますが、このままダンマリを続ければ忘れてもらえるとは思わないほうがいいですね。


その「逆転勝訴!」報告ですが、9月5日現在の見出しは次のとおりです。太字の部分が追加されています(原文では全部で3行ですが、見やすいように適宜改行しました)。

朝木明代議員謀殺事件当時の東村山警察署の捜査・広報の責任者が、
千葉英司元副署長。(捜査内容を平気で公表!挙句に敗訴。この人物には、
警視庁もお困りでしょう) 
矢野・朝木議員が、8月28日東京高裁で、あの元副署長に、
また逆転勝訴!(謀殺の9月1日を前に)

 元副署長、自信たっぷりだったが、一転、地獄を見る羽目に ・・・・・・


形式的には逆転勝訴したはずなのに、どう見ても負け惜しみの捨てゼリフにしか見えないのはどうしてでしょうね。「地獄を見る羽目に」というのはいささか大仰すぎる表現だと思いますが、数々の裁判で敗訴して、よっぽど地獄を見てきたのでしょう。暇ができたら、草の根一派による創価学会への“献金”額でもまとめてみますかね。


8月29日付の記事で指摘しておいたように、これは千葉元副署長が矢野・朝木両「市議」を相手どって起こしたいずれかの名誉毀損裁判の控訴審だと思われます。矢野・朝木両「市議」が具体的内容を明らかにしないところからして、彼らの発言の真実性・相当性は否定されたけれども、いちおうの公益性が認められて名誉毀損にまでは至らないとされた、というところでしょうか。たぶんそのうちエアフォースかどこかで報告されると思います。


ちなみに1行目の見出しは、9月1日付の更新では「捜査内容、平気で持ち出し、挙句に敗訴。」という表現でした。4日付の更新でも何か修正していたような気がするんですが、うっかりメモし忘れている間に、4日の午後4時半ごろ5日付の更新が行なわれ、現在の見出しとなったものです。市議会で一般質問が行なわれているときに、本当に何をやっているんでしょうね。


言うまでもなく、正当な手続を経た上で裁判で捜査状況を明らかにすることには、何も問題がありません。だいたい、当時の捜査状況などはこれまでの裁判でさんざん検討されてきたことで、いまさら何を言ってるのか。


捜査内容を明らかにしなかったらしなかったで、今度は「隠蔽工作」などと大騒ぎするんでしょうが。おまけに、その過程で自分たちに使えそうな資料が手に入ったら、大喜びして宣伝に利用するんでしょうが。


最近話題の「鑑定書」がその典型ですね。瀬戸氏は「4年間も作られていなかった検死結果の死亡診断書〔ママ〕が、その後の民事事件で明らかにされた」と書いており(「<活動報告>東村山市議・朝木明代殺害事件!」)、たぶん本当にご存じないのだと思いますが、これは、朝木明代氏の遺族が救急隊の処置に難癖をつけて東京都を訴えた、いわゆる救急隊裁判の過程で出てきたものです。


地裁判決を読めばわかりますが、朝木「市議」側は当初、「花子〔=明代〕の死亡から一〇二三日間もの期間を経過してから作成されたものである上、鑑定人の署名押印さえ欠いていることからすれば、信用することができない」などとして、この鑑定書の信用性を否定していました(裁判所はこの主張を却下*1)。いずれかの時点でこれが“使える”ことに気づき、あたかも「他殺」の決定的証拠であるかのように喧伝し始めたわけですね。まあ、なんてご都合主義。


ついでに、瀬戸氏は別の記事でこう書いています。

朝木直子さんのシンポジウムの中の話では、救急車を母が断ったという話は自分達は確認していない。つまり、そのような話を聞いていないということです。


朝木直子「市議」が確認していようがいまいが、朝木明代氏が「救急隊の出動要請を拒んだこと」については現場に駆けつけた警察官が現場にいた女性から聴取しており、そのことは救急隊裁判の地裁判決にも書かれています。ちなみに、こんな話もあるそうです。


「直子は、明代の容体を気づかって『救急車を呼びましょうか』と声をかけた第一発見者の19歳の女性アルバイト店員に接触し、明代が救急車を断るなどあり得ないと、その証言を頭ごなしに否定し、彼女を非難したという」(宇留嶋瑞郎『民主主義汚染』p.156)


自分では何ひとつ調べずに矢野・朝木両「市議」の話をうのみにしていては、ますます墓穴を掘ってしまうだけだと思いますよ。松沢さんも、「ちいとは調べろ、せと弘幸」とおっしゃっているでしょう。

*1:「鑑定書が花子〔=明代、以下同〕の死亡から一〇二三日後に作成されたこと、及び鑑定人の署名押印がないことは認められるが、鑑定の前提となる花子の解剖自体は死後約半日経過時に開始されたものであり、検査データは正確なものと認められること、鑑定人は、この解剖所見と立会警察官及び本件救命センターの診療録から聴取ないし看取した臨床経過を併せ考慮したうえで結論を出したものであって、鑑定の手法も合理的であること、鑑定人の署名押印の欠落という形式的欠陥は、鑑定内容自体の信用性を直ちに左右するものではないこと等に照らすと、鑑定書に信用性がないとまでいうことはできない」