やっぱり水準以下の保育環境:りんごっこ保育園


「データの国」に旅立った“デタおたプリンス”でぶちんさんが、〈東村山市民新聞の(勝手な)目次〉を作成しています。基本的に作成順に並んでいるはずなので、矢野・朝木両「市議」の関心(=攻撃対象)がどのように移り変わってきたか、「矢野ほづみの洋らん園」にどういう順番で写真がアップされてきたか、よくわかりますね。ちなみに、私が8月31日の記事で教えてあげた「洋らん園」の惨状はあいかわらずですので、お花の手入れどころではないようです。


私のはてなアンテナでは、主なページを分野ごとに分類していますので(洋ランの写真は除く)、そちらもあわせてご活用ください。とにかく、こうやってページタイトルを並べてみると、矢野・朝木両「市議」がいかに東村山市のことを考えていないか、非常によくわかります(3月19日付〈シンブンのページをグループ分けしてみると〉も参照)。ついでに、創価学会に対するまともな批判をまったくと言っていいほどやっていないことも、一目瞭然です。


ワールドワイドウェブさんも、瀬戸ブログの全記事本文と全コメントを抽出してデータベース化する計画を立てているようですし、「くさぷぅ〜」グループの監視体制もますます整いつつありますね。


もうひとりの“デタおた”資料屋さんも、〈結構危ういりんごっこ保育園〉という記事をアップしてくれました。りんごっこ保育園の保育環境が市内の他の保育園と比べてかなり劣った水準にあることは広く知られていますが、全国的に見た場合にはどうなるかという話です。加齢等の理由で小さな字が読みにくい(私のような)人のために、主な結論だけ紹介しておきましょう。


まずは保育所の建築面積の比較。

                                                                                                • -

定員が51人〜100人の保育所の建築延べ面積の平均が599.6平米。ついでに付け足しで定員が1人〜49人の保育所の建築延べ面積の全国平均は414.4平米。
宇留嶋氏によればりんごっこ保育園は定員81名で100平米二階建てであるから建築延べ面積は200平米。

                                                                                                • -


全国平均の3分の1ということですな。確かに狭い。それでいて、「こんなにいっぱい公園があって、緑のたくさんある保育園はほかにはありません」などと自慢するのですから、まったく想像を絶する神経です(祐天寺美桜さんのつっこみも参照)。


そういえば、緊急時の避難体制に不安が残ることを以前に鈴木市議が指摘していましたが(隣地との境界にフェンスがあって避難しにくい)、最近新たに「画期的な」避難システムを考案したそうですね。エアフォース〈りんごっこ保育園問題とは何か(第2部)第26回より抜粋。

                                                                                                • -

なお、フェンスの問題に関して矢野と高野は、最近の裁判で「避難口」設置に代わる対策として「2基の脚立を活用した避難システム」なるものを考案したことを明らかにしている。要は、フェンスをまたぐかたちで脚立を2基設置し、脚立を昇り降りさせて園児を保育園側から駐車場側へ避難させるという、矢野によれば「画期的なシステム」である。一秒を争う不測の事態にあって、フェンスが開閉式になっているよりもこのシステムの方が、あるいは開閉式と同等に効率的な避難ができるとのことである。

                                                                                                • -


ほええ。私には、「システム」と呼べるかどうかさえ疑問な、非常に原始的なやり方に思えます。


再び資料屋さんの検証に戻って、職員の退職率を見てみましょう。細かいデータは原文を見ていただくとして、「私立保育所だと全国平均で一年間にだいたい13.5%程度の職員が退職する」のに対し、「りんごっこ保育園は24人の職員数でわずか3ヶ月の間に8人の退職者。退職率を算出すれば24.24%」。


つまりは全国平均の2倍近い退職率というわけで、これでは緊急時の「画期的なシステム」も満足に機能するかどうか。


他に、りんごっこ保育園の保育材料費が309円(1人あたり月額)で、市内の私立保育園の中で最低であることは以前の記事でも紹介しました。トップの東大典保育園(4,174円)と比べると10分の1以下で、下から2番目のわくわく保育園(670円)の半分にも達していないという状態です。


こういう話は、都の指導検査では取り上げられなかったんですかね? 早く全文を公表してほしいものです。


ちなみにりんごっこ保育園グループのホームページですが、このところ毎月1日付でトップページ【今月のとりくみ】が更新されるのが常でしたけれども、今月は動きがありません。まあ【今月のとりくみ】で中身のないことをいくら書いても、保護者や市民の不安はまったく解消されませんから、いいんですけどね。


なお、「東村山市民新聞」の14日付更新はありませんでした(10月14日午後8時現在)。