他人の文章を「著作権フリー」にしてしまう中村克氏 ※追記あり


東村山市民新聞」は、5月6日付・5月7日付で「最終更新日」が修正され、それにともなって〈誤報の責任と「最後のパレード」について〉もちょこちょこといじられています*1。5月7日付更新(5月6日13:38)では、トップページリンク元も、〈誤報の責任と「最後のパレード」と「読売」〉という、「部屋とYシャツと私」を連想させる見出しに変更されました。歌詞を引用して小ネタをかまそうかとも思ったんですが、時節柄、やめておきます。


ともあれ“読売憎し”の感情が増幅していっていることがうかがえますが、昨日付の記事でも書いたように、今後は中村克氏・矢野穂積「市議」の共同記者会見、中村氏による一連の提訴も当然予定されているのでしょうから、ここではいちいち触れません。何しろ、


「中村氏側に向かって騒ぎ立てるような問題ではなく、むしろ、読売の責任と『小さな親切運動本部』側の問題をしっかり問い直すべきでしょう。/結局、中村氏側には実害が発生しているのですから、今後実害発生の責任が問題化していくのは間違いないでしょう」


とまで書いているのですから、記者会見や提訴を行なわないというのは考えられないことです。ちなみに、一部で大流行りの「すかぁ。」は依然として削除されていません。


なお、橋本玉泉さんが〈事件の核心から逃亡し「おねだり体質」を続ける『東村山市民新聞』〉で触れている点、すなわち「具体的な事実の提示が極めて少なく、感情的な『問いかけ』ばかりが目立つ」というのは、茶研さん(臥薪嘗胆)も指摘しているように、この界隈の人達に共通する特徴でもあります。機会があれば、また実例を集めて検討してみましょう。


一方の中村克氏も迷走を続けています。


本日5月6日は、まず〈「最後のパレード」と憲法九条〉(魚拓)という記事をアップし、OLCが著作権を有すると思われる「こんなきれいな光」(OLC社内文集『Making dreams come true〜これが私たちの仕事』所収の「日本は平和になったんだな・・・って」〔118ページ以下〕がネタ元とされる)を全文転載して、勝手に「このエピソードは著作権フリーにします」と宣言。挙句の果てには、「小さな法律解釈行為はやめて、憲法前文の精神に則った大きな判断をしてほしい」と述べて法治主義を否定しています。


続いて〈パーティー・ジョークと記号論〉(魚拓)という記事をアップしましたが、何が言いたいのか特に不明なので、これはスルーします。


さらに、〈4つの窃盗(万引き)確定要件とは〉をアップして、自分の「窃盗」を立証することはできないと主張。なお、最後のところは、


「私は無実である決定的事実を有していますが」2009年5月6日 15:10の魚拓
  ↓
「私は読売新聞の報道が捏造記事である決定的証拠を有していますが」2009年5月6日 15:51の魚拓


へと修正されています。「私は、天地神明に誓って『盗用』はしていません」という記述(〈「最後のパレード」回収に関して〉の魚拓)をさっさと削除してしまったのと同様、どこか腰が引けているようです。早く「決定的証拠」を手に記者会見を開けばよろしいのに。つーか、「読売新聞がそのことに対しどのように説明責任を果たすのか・・・聞いてみたいです」というなら、聞きに行けばいいのに。


そもそも、ここで万引きに例えるのがおかしいように思われます。ネット上でもいろいろなたとえが提示されていますが、中村氏のやったことをたとえるなら、


そのへんに長期間置いてあった自転車を勝手に放置自転車と判断して持っていき、適当に修理・塗装して販売した


というのが近いのではないでしょうか。この場合、窃盗罪遺失物等(占有離脱物)横領罪が適用される可能性が高いでしょう。


問題になっているのは著作権侵害ですから、これはあくまでもたとえ話に過ぎませんが、いずれにせよ、現段階では「無実」と言えるだけの論拠はまったく提示されていません。薄井市議については、まったく違法ではない行為をあれこれと取り上げて犯罪者呼ばわりする一方(3月11日付〈幻だった「決定打!」:薄井市議に対する職業安定法「違反」の言いがかり〉など参照)、誰がどう見ても違法行為としか思えない中村氏の著作権侵害については詭弁を弄して徹底弁護するのが、矢野穂積朝木直子両「市議」というわけです。


なお、日に日にコメント数が伸びている論談TV〈思いやり社会を創造するために小沢一郎を首相に 【中村】〉(5月6日午後4時11分現在369件)ですが、「知財の専門家」という方が参考になる指摘をしていたので(匿名:2009/5/5 火曜日 at 9:19 PM)、一部紹介しておきます(改行は適宜修正、太字は引用者=3羽の雀)。

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確かに、著作権法上、著作権侵害として訴えるためには相手の著作物を知って模倣していたことを権利者側が立証する必要があります。
しかしながら、実際上、それを証明するのは困難であります。
そこで、実際の裁判では、著しく類似していたなら、他人の著作物を知って依拠したと推定するというのが実際の運用となっております。参考までに関連する判例をご紹介します。
東京地判昭53・6・21(最近の判例だと東京高判平14・9・6)
対応する記述は、いずれも叙述の順序、用語の選択、いいまわし等文章表現上の各要素において殆んど一致するか又は極めて類似しており、就中、用語の選択における類似性の顕著であることが看取されるのであり、両者が極めて限られた範囲のテーマに関する記述であることを参酌し、かつその著述に当たり、大同小異の素材ないし資料を用いたと仮定しても、これほど似かよった文章表現が別個独立に作出されるとは到底考えられないこと吾人の経験則上明らかといわざるをえない。

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【追記】
その後、中村克氏が〈最近の投稿記事〉(魚拓)と〈東村山通信 ついに被害届を提出へ〉(魚拓)の2つの記事をアップしました。


前者は単なるリンク集ですが、「最近投稿して削除した記事」も載せておくのが親切というものでしょう(まとめwikiの魚拓一覧より)。


最後の記事についてだけは「※警察の方に感謝します。焼身自殺の記事は削除しました。」との報告がありましたが、十分な説明ではありません。他の記事とともに、どのような趣旨で削除したのか、そこに書いてあった内容についてはいまではどう考えているのか、きちんと説明することが必要だと思われます。


ちなみに、「東村山市民新聞」も、佐藤まさたか市議に対する「越境通勤市議」の言いがかりが最高裁決定で棄却された後、〈ついに佐藤さんの当選無効の手続きを開始(当選の効力に関する異議を申出!〉というページをこっそり削除していたことがありました。2008年12月16日付〈ページや見出しを消しても“なかったこと”にはできませんよ〉参照。


後者の〈東村山通信 ついに被害届を提出へ〉ですが、これは、最初は〈東村山通信 被害届を提出〉(2009年5月6日 17:54の魚拓)というタイトルだったものです。まだ提出してねーじゃねーかと2ちゃんねる等で指摘されたのを見てタイトルを修正したのではないかと思いますが、要はメールの送受信ができなくなったというだけの話で、単なるサーバートラブルの可能性もあるんですから、「事件性」がはっきりしてから記事を書けばいいんじゃないですかね。で、何ですか、「ついに」って。


ここでは、ブログへの批判的コメント、ベランダに6回連続で置かれた(どう考えても動物の)ウンコ、バイクや車のパンク、セールスマンか何かだろうと思われる人物の「つきまとい行為」など、あらゆるトラブルを「創価学会批判者」に対する嫌がらせと見なして怯える(ふりをする)人達を思い出すのが東村山問題通です(瀬戸弘幸ブログ〈嫌がらせ行為がエスカレート:創価学会批判者に対する恫喝が狙いか〉参照)。そんな通にはなりたくないでしょうけど。この中に、事件性のある嫌がらせが含まれている可能性もまったくないわけではないですが、いまのところそれがはっきりしたという報告はありません。ウンコ事件(2008年11月13日発生)なんて、もう発生から半年近く経つんですが。


ところで、中村氏が時々「東村山通信」と題して第三者ぶった記事をアップする件ですが、どっちにしろ文責はブログ管理者である中村氏にあるのですし、クレジットが明記されていない以上、中村氏が自分で書いていると判断して問題ないでしょう。「東村山市民新聞」も、記事のほとんどは矢野穂積「市議」(発行人)が、一部は朝木直子「市議」(編集人)が書いていると思われますが、時々、


「いまや両議員からは相手にしてもらえなくなっています」
「そのような稚拙なレベルで、矢野議員や朝木議員を非難しても、痛痒を感じないというのが両議員の率直な気持ちではないでしょうか」


といった、第三者ぶった書き方をすることがあります(3月9日付〈市議会の具体的報告はせずに他人の攻撃に終始する矢野・朝木両「市議」〉参照)。


おや、また〈誤報の責任と「最後のパレード」について〉に加筆されたんですね(5月6日午後7時55分)。


さてさて、理解が、あと10歩以内に進んでいる向きは皆無というのもさびしい限りですね。お尻に火がついた読売記者氏をはじめ、匿名ネット族の皆さんの奮起をまつことにしましょう。〉ですか、そろそろ「書き込み放棄し逃走!」というところですかね。橋本玉泉さんからは、〈「2ちゃんねる」からの「流用」を明確に認めた『東村山市民新聞』〉という指摘も行なわれていますが。


なお、その下に書かれている荒井禎雄さんとは、もちろん「C.I.L」の荒井さんのことです。「おはら汁」から改称したのはかなり前のことなんですが。「名誉毀損行為」云々と言っているのは、矢野・朝木両「市議」がアメブロの運営会社であるサイバーエージェントを訴え、ブログそのものを潰そうと画策して一部勝訴に留まった裁判のことを指します(2008年9月9日〈矢野・朝木両「市議」の言論封殺体質を象徴する“一部勝訴”〉など参照)。荒井さんは「匿名」ではないんですが、自分が訴えられない相手はすべて「匿名ネット族」と見なすということのようです。



【テンプレ資料】東村山市民新聞「珍走迷宮」シリーズ・ガイド
(作成:2ちゃんねるの中の人、6月20日現在)
「真相究明1」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page224.html
「真相究明2&3」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page225.html
「真相究明4&5」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page226.html
 (「なるほどネ」!)
「真相究明7・6」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page227.html
 (すか)
「真相究明8・9」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page228.html
「真相究明10・11」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page229.html
「真相究明12・13・14」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page230.html
 (アッハッハ/と思いきや)
「真相究明15・16」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page234.html
「真相究明17〜25」
http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page235.html
 (100年早いっ!んだよ/脳梗塞/おだまりっ!ほか)

*1:2009年5月5日 14:022009年5月6日 04:202009年5月6日 14:53の各魚拓を参照。【追記】その後の更新については本文で後述。2009年5月6日 20:30の魚拓も参照。