りんごっこ保育園「視察拒否」問題と市議会厚生委員会人事 ※更新を受けて軽く追記×2


まだ6月15日午後7時過ぎですが、今日はこれから寄り合いがあり、明日も朝早くから出かけないといけないため、早めに16日付の記事をアップしておきます。(追記:矢野・朝木両「市議」が「北多摩市民新聞」をいっしょに配っていたという妙観講関係者のブログから、該当記事が丸ごと消えていました。文末の追記2参照。)


まず、東村山市議会6月定例会が終了しましたが、親子の面会交流に関する請願が1本、田んぼの保全に関する陳情が1本、それぞれ6月12日までに提出されただけで、中村克サンによる請願は提出されなかった模様です。都議会にもいまのところ提出された様子はなく、けっきょく“やるやる詐欺”で終わるのでしょうか。意味不明な公開質問状とやらを出す前に、さっさと記者会見を開けばよろしいのに。


次に、C.I.L〈現役市議会議員の保育園利権に手を貸す東村山市の人事〉で指摘されていた件について。私も、保育園問題を所管する厚生委員会朝木直子「市議」が所属すること、そしてその委員長を引き続き福田かづこ市議(共産)が務めることに、いささかの懸念を抱いています。


というのも、ちょっと前(2009年1月)、りんごっこ保育園が市議会厚生委員会の視察を「留保」(事実上拒否)するという事件があったためです。詳しくは1月20日付〈りんごっこ保育園:繰り返される視察拒否〉と1月28日付〈市議会を敵視して協力を拒否する りんごっこ保育園〉をご参照いただければと思いますが、要は、“裁判で争っているから回答は留保する(=視察は拒否する)。早く附帯決議を取り消せ”という話です。


りんごっこ保育園(NPO法人「林檎の木」)の監事を務め、これまでもりんごっこ保育園の利益擁護のためとしか思えない質問や討論をさんざんやってきた朝木「市議」は、まさにりんごっこ保育園側の当事者にほかなりません。そして、ブログを開設していない山口みよ市議(共産)を除き、他の委員(当時)はいずれも何らかの形でこの視察拒否問題に触れていたにも関わらず、当時も委員長を務めていた福田市議は、とうとうブログでこの件に触れることはありませんでした。


他の委員のブログの抜粋をご覧ください(以下、太字は引用者=3羽の雀)。


◆島崎よう子市議(副委員長=当時)
市内保育園の視察。

市内私立保育園の視察を行いました。市議会厚生委員会の所管事務調査事項になっている「私立保育園の職員配置と処遇について」、園長先生のお話を聞き、現場を見せていただく目的(こちらから)です。
東村山市内には公立公営保育園7園、私立8園、公立民営1園の認可保育園があります。
今日伺ったのは、花さき保育園、わくわく保育園、東大典保育園、つばさ保育園、久米川保育園。
厚生委員会の要望を快く受け入れていただきました。りんごっこ保育園は、「留保」というお返事で中を見せていただくことは出来ませんでしたので、通過しただけ。


市内保育園めぐり。

りんごっこ保育園だけは、「留保」という回答で中を見せていただくことは出来ませんでした。本当に残念。この日随行した市役所担当職員は、「私どもが訪ねたときは園内を案内され、他の園同様きちんと運営されているんですよ。」ということです。
それならなおさら、お話を伺い見させていただればと思います。
もっとも、回答は「留保」で、「拒否」されたわけではないので、その後のお返事を聞かせてもらおうと思います。


◆大塚恵美子市議〈保育園は地域の子育て支援の中核拠点だ

19日、20日の両日、厚生委員会で、市立で7園、私立で9園ある認可保育園のうち、私立の8園(花さき、わくわく、東大典、つばさ、久米川、第八、つぼみ、ふじみ)を視察させてもらった。残念ながら、りんごっこ保育園には受け入れてもらえなかったが。
認可園でも、公立と私立では異なる職員配置や処遇についての状況を伺うことが目的だったが、保育園が果たす役割を改めて認識した機会となった。


◆石橋光明市議〈市内の市立認可保育園を視察しました

 1月19・20日の両日、厚生委員会の視察で市内にある私立認可保育園を「私立認可保育園の職員配置、職員の処遇」等の主旨で視察させて頂きました。訪問させて頂いた各園の方々、大変にありがとうございました。
 市内には公立保育園の他に私立認可保育園が9園あります。
〔中略〕
以上、9園の視察依頼をさせて頂きましたが、りんごっこ保育園だけは保留と言う事で視察は出来ませんでした。
〔中略〕
 保育園に入園する為には審査を受け、一定条件を満たさなければ入園できません。また、必ずしも希望の保育園に入園出来るとは限りませんが、保護者は各園の出来る限りの情報を得る事が大事でしょう。市内には何故か園情報を隠したがる所もある様ですが、特に私立保育園は自慢出来る保育方針や特徴があるのだと思います。どうか様々な情報を公開して頂きたいと思います。また各園ともに東村山市の保育の向上に、今後ともご尽力を頂きたいと思います。


◆北久保まさみち市議〈病状が急変

20日(火)、9時から12時45分まで保育園視察。1日半に渡って行われました市内保育園の視察を終えました。厚生委員会で保育園の視察を検討したのが、ある保育園を視察したかったからであったが、その保育園からは断られ、見るだけではなく、打ち合わせをするように強く言われた保育園の園長は留守でしたし、内容は、寂しいものがありました。それぞれ委員がこの委員会を終る段階で視察するよりも始まる段階(厚生委員会の委員に決まった時点で)で視察をしたかったと思います。


視察の件は2009年3月9日の厚生委員会でも議題として取り上げられていますが、北久保市議はそこでも、「できたらば、いつも問題になっているりんごっこを見せていただけたら、少し理解が深まるのかなと思います」と発言していました。


今回、「草の根」を正面から批判できる貴重な存在である鈴木忠文市議が厚生委員会に加わったとはいえ、市議会としてりんごっこ保育園問題について毅然とした対応をとることはますます困難になったと言えるでしょう。常任委員は「議長が会議にはかって指名する」ことになっており(東村山市議会委員会条例8条1項)、現在の議長は川上市議(公明)ですが、おかしいな、りんごっこ保育園潰しのための「創価・公明の陰謀」が存在するなら、こんな人事は行なわれないはずなんですけどね。


さて、ついでにりんごっこ保育園グループのHPの更新状況を報告しておきます。5月22日付の更新までは、5月19日付〈利用者への情報提供を軽視するりんごっこ保育園HP〉で報告済みです。


*5月28日付
◎りんごっこ保育園グループの空き状況〉が「5月28日現在」に更新され、りんごっこ第一保育園(認証)について、「弾力運用により、若干名入園が可能です。ご相談下さい」との文言が書き加えられた。橋本玉泉さんも既報。


*6月1日付
苦情処理について〉の日付が「2009(平成21)年5月31日現在」に修正された点以外、どこが更新されたのかわからない。トップページからのリンクもなく、私以外に見ている人がほとんどいないと思われるページを黙々と更新する意図も不明。ちなみに、ここでいう「三者委員」とは、矢野・朝木両「市議」やりんごっこ保育園の弁護を一貫して担当している中田国際法律事務所を指す。2008年3月11日付〈納得いかないコーナー「第三者委員」(本編)〉など参照。


うわ、中田国際法律事務所4月に確認したときには新人弁護士が2人加わっていたのに、さっそく1人辞めてるわ。


*6月13日付
どこが更新されたのか不明。いい加減にしてほしいものです。



【追記】
寄り合いから帰ってきたら、6月15日午後9時16分ごろに「東村山市民新聞」が更新されており、トップページに〈最高裁確定判決(高裁第1民事部判決)のどこにも、地裁判決は容認されておらず、全く生き残っていない事実をつきつけられて、「無許可のコピペ屋」ついに遁走です。〉という一文が書き加えられていました。〈「フォーラム21」裁判の歴史的意義〉にも若干の加筆があります(魚拓)。あ、「はきりと」も「はっきりと」に修正されてますな。


残念ですが、「検察官発言」についても、“朝木市議転落死事件は他殺である”という主張についても、東京高裁がその真実性・相当性を認定していないという事実は、何を言っても変わりません。矢野「市議」はそれを覆すだけの根拠を示せていませんし、何より矢野・朝木両「市議」の行動自体が、“本当はわかっている”ことを示しています。矢野「市議」がほとんどすべての論点をスルーし続けている6月13日付14日付15日付の記事のほか、6月13日付の記事で紹介している関連記事を参照。壊れたレコードのように同じことを繰り返されても、いちいち相手にしてはいられませんわね。


遁走」しているのがどちらかは、きちんと両方の主張を見比べる人には一目瞭然です。だからブログ名を出せず、リンクも張れないのでしょうけれど。P2Cさんの〈「フォーラム21」事件の東京高裁判決の法的位置づけ〉も参照。


しかし、とうとう市議会についてのまともな報告はないままに終わるんでしょうか。よくあることですから別に驚きはしませんが、妙観講関係者といっしょに「北多摩市民新聞」を配ることばかりに一生懸命になられても困りますよね。14日の配布活動でもせっせとアッシー君を務められたんでしょうか?


【追記2】
ちなみに、昨日付の〈「政教一体」「カルト」批判をしてきたはずなのに「幸福の科学=幸福実現党」は擁護する人々〉を矢野「市議」らが見ていることは今回の更新からも明らかですので、いずれ何らかの見解を表明してくださると思われます(スルーするという形での見解表明も含む)。


そういえば、「北多摩市民新聞」についても、印刷費用や配布関係者について説明するどころか「新聞」の名前さえ出しませんが、よほど後ろ暗いことをおやりになっているのでしょうか。いま(6月15日午前5時)確認したら、6月9日付の記事(これも矢野「市議」らは見ています)で取り上げた「創価学会の集団ストーカー日記」(FC2版アメブロ版)から、矢野・朝木両「市議」の名前を出していた記事(FC2版アメブロ版)が丸ごと削除されていましたし、やっぱりそういうことなんでしょうかね。何か意味ありげな凪論〈矢野穂積、朝木直子両東村山市議会議員と浦安市の行政書士黒田大輔氏はなぜ北多摩1区でポスティングしていたのか?〉も参照。