そしてウィキペディアから無期限追放された「草の根共同事務所」


6月27日午後9時34分ごろ(2009/06/27 21:34:43)、「東村山市民新聞」のいつものページにいつもの調子の加筆がありましたが、青少年に有害なので、いつものように後述します。


さて、上の記事で触れたWikipedia削除要求問題がますます面白いことになっているようです。6月25日の「即時削除」要求が直ちに一蹴されて以来、しばらく動きがなかったのですが、今日(6月27日)になって、再び「草の根共同事務所」が「即時削除」要求や記事の白紙化を繰り返し、とうとうWikipediaから無期限ブロックされてしまいました。「矢野穂積」のページは現在、編集保護の状態になっています。


概要は「利用者‐会話:草の根共同事務所」を見れば十分ですが、「矢野穂積」のページの変更履歴を見ると、すさまじい荒らしを繰り返していたことがさらによくわかります。


「草の根共同事務所」による荒らしが始まったのは、2009年6月27日 (土) 09:04のことでした。Wikipediaでは基本的に協定世界時(UTC)が用いられており、表示されている時間+9時間が日本時間になりますので、動きが始まったのは6月27日午後6時ごろということになります。ちなみに、私が上の記事をアップしたのが午後4時前のことでした。


「草の根共同事務所」(「一寸法師」という偽署名も使用)は、2009年6月27日 (土) 09:50 (UTC) の段階で次のように述べています(「利用者‐会話:草の根共同事務所」より)。

「権利侵害部分を除去すると、百科事典の項目として成立しない=白紙化」ので「即時削除」の処置が必要です。
矢野穂積議員の権利侵害部分」は以下のとおりです。具体的に反論していただきたい。
〔中略〕
削除対象記述は、上記の事実を全くふまえず、ことごとく一方的な立場からの恣意的かつ悪意のある内容で、全部の記述について、いちいち指摘すると際限ありません。全部削除は不可避です。それと、「利用者名」はどのようなものを使用しようと自由であるはずで、標記人物との関連があるとする根拠はありません。−草の根共同事務所 2009年6月27日 (土) 09:50 (UTC) (草の根共同事務所)


省略した部分は、私が上の記事で一蹴した削除要求の根拠と同一内容です。すでに指摘済みの通り、前半はWikipedia「矢野穂積」の記述内容とは関係がなく、後半でも削除を納得させるだけの理由は提示されていません。


ましてや、「全部の記述」が矢野「市議」の権利を侵害しているという主張は支離滅裂です。やはり上の記事で指摘しておいたように、たとえば「来歴」の項目はどこがどう矢野「市議」の名誉毀損につながるのか。市議会選挙の際の当選順位(24位→26位)を公表することが名誉毀損につながるなら、矢野「市議」はまず東村山市選挙管理委員会を訴えなければなりますまい。


朝木明代市議万引き被疑事件・転落死事件について「矢野は創価学会による陰謀説を展開した」と書いてあるのが引っかかるのかもしれませんが、これも事実だからしかたがない。「来歴」にはふさわしくないと言うのなら、これだけ別の項目に移すなり何なりすればいいだけの話です。


おそらく「東村山問題」の項目に書かれている内容が気に食わないのでしょうが、これについては、「草の根法律事務所」は部分的な指摘しか行なっていません。要するに、
“「東村山市が応訴に要した費用は2,400万円」という記述は一方的だ”
“「見ず知らずの高校生らを相手取り訴訟を起こしている。」という記述は、これまた一方的だ”

と言っているだけ。同項目では、救急隊裁判薄井市議への攻撃と辞職要求請願潰し裁判瀬戸弘幸らとの連携問題、洋品店襲撃事件など、他にもいくつかの問題が取り上げられていますが、これについては何ら反論を試みていません。


こんな屁理屈に対して「具体的に反論していただきたい」と言われても、それは無理というものでしょう。それなのに、「草の根共同事務所」はこんなふうに恫喝めいた書き込みを行なうばかりです。

削除対象頁は、根拠とされた引用資料を一瞥するだけで、矢野議員を誹謗中傷しているものであることは明らかで、「利用者:七之輔」なる人物も従前頁を肯定している以上は、同様に、矢野穂積議員を誹謗中傷する立場にたった動機不純の一方当事者性を開陳されたのに等しく、公正中立の百科事典たりえないことは、すでに明らかです。利用者名が標記人物と関連があるとするご主張も何ら根拠たりえません。削除対象頁が公正中立の百科事典たりえる内容であるとするならば、上記の詳細な指摘に対して反論をすることですね。一寸法師 2009年6月27日 (土) 11:24 (UTC)−草の根共同事務所(会話・履歴)による偽署名、投稿日時は2009年6月27日 (土) 11:24 (UTC)。署名・書式訂正−七之輔/e56-129 2009年6月27日 (土) 11:35 (UTC)


けっきょく、2009年6月27日 (土) 12:07 (UTC)(日本時間21:07)の段階で「草の根共同事務所」は無期限ブロックの対象となり、「今後ウィキペディアの編集を行うことは一切できなくなり」ました。なお、削除依頼に対しても「即時存続」が決定しています。


それからほどなくして、東村山市民新聞〈「フォーラム21」裁判の歴史的意義〉(魚拓)にこんな加筆があったというわけです(2009/06/27 21:34:43)。


 「無許可のコピペ屋」(「無知無能の法律オンチ」)=「創価・公明」の手先、政権与党から転げ落ちる創価公明党と、牙のつもりか?歯をむき出したところで虫に食われボロボロ、あとずさりしながら、せいぜいキャンキャンやるんだネ。正々堂々と矢野議員と朝木議員の提訴をうけることができず、きゃんきゃんムダぼえしながら逃げ回る「荒井」のように。
 何回もいってるだろう、恥をかくだけだ!思考回路が停止してる「無知無能の法律オンチ」が判決など解釈しようとするんじゃないっ!「誤字拾い」は判例解釈のうちにははいらない、仲間の援護もないしつらいなぁ!なんとか言ってみよ、ワッハッハッハッ!


今回のWikipedia問題については橋本玉泉さんも〈言論を圧殺するかのような姿勢を続ける『東村山市民新聞』と矢野穂積氏〉として取り上げましたが、実のところ、私はこれが矢野「市議」による行為であるとは即断できないと考えていました。


だから上の記事のタイトルにも「?」をつけておいたのですが、上記の流れや「草の根共同事務所」の書き方からして、どうも間違いなさそうですね。「東村山市民新聞」でも何の説明もありませんし。発する悪罵もすべてブーメランになってしまっていて、本当にお気の毒なことです。


【追記】
こういう事例が他にあったのかどうかちょっと検索してみたら、そういえば〈Wikipediaで特定の国会議員に関する不都合な記述が一斉削除、編集は衆議院内部から〉(GIGAZINE、2008年10月16日付)というのもありましたね。なお、Wikipediaで元大阪府門真市議会議員の戸田久和氏の項目を見て、何だか矢野穂積「市議」と似たような感じの人だなあと思いました。