矢野穂積・朝木直子両「市議」には「全体の奉仕者」たる自覚があるか(いやない) ※追記


さっき昨日付の記事をアップしたばかりなんですが、7月9日午後10時43分ごろ、「東村山市民新聞」のトップページが更新されましたので(7月10日付)、取り急ぎ報告しておきます。最高裁にぐだぐたと言いがかりをつけている箇所の末尾に、日本国憲法15条の規定が貼り付けられました。

憲法第15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
 2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。


何が言いたいのかよくわかりませんが、
市議会議員も公務員
(地方公務員・特別職・非常勤)
であることをお忘れなく。


【追記】
公務員を・・・罷免することは、国民固有の権利である」という文言を見て、またリコールの話を思い出してしまいました(ジョーコクフ・ジュリーさんも同様だったようです)。憲法15条の規定を何の説明もなく貼り付けたというのは、そろそろ最高裁への言いがかりが無理筋であることに気づいたということでしょうか。次は地方自治法第5章第2節(解散及び解職の請求)でも貼り付けておいてください。


このへんで、最高裁に対する矢野「市議」らの言いがかりがどのように変遷してきたのか、あらためて振り返っておきましょう。


(1)7月6日付更新:〈「フォーラム21」裁判の歴史的意義〉のページ
最高裁内部に、創価のために情報収集活動をする職員がいるという事実が判明した」


(2)7月7日付7月8日付更新:〈「フォーラム21」裁判の歴史的意義〉のページ
最高裁内部にも、創価のために情報収集活動をする職員がいるという事実」


(3)7月7日付更新トップページ(「最高裁判所への申入書」)
「特定団体(創価)関係者のために情報収集活動をし、これらを外部に漏洩する職員がいるということが強く推認されます」


(4)7月9日付更新トップページ(「最高裁判所への申入書」の下)
「隠匿すればするほど、最高裁内部に『親創価ネット族』と通じた国家公務員がいることは確定的となる」


はい。(1)と(2)では最高裁内部に「創価のために情報収集活動をする職員がいる」と断定しているのに、同時期に書いた(3)では、最高裁関係者の目に触れる可能性が高くなるためか、「強く推認されます」とやや後退しています。


さらに、(4)では「隠匿すればするほど、・・・確定的となる」と書いており、(1)と(2)で断定的表現を用いたのが誤りだったことを自ら表明してしまいました。なんだか、さだまさしの「関白宣言」を思い出しますね。


最高裁内部には、創価のために情報集活動をする職員がいる!」
  ↓
「たぶん、いると思う」
  ↓
「いるんじゃないかな」
  ↓
「ま、ちょっと“いるかもしれない”と思っとけ」


柳原滋雄さんも指摘しているように、これが国会議員だったら、今頃かなり問題になっているでしょう。市議会議員が、おそらく最高裁に「申入書」を直接提出することもなくネットの片隅でぐだぐだ言っているだけだから、メディアも相手にしないのです。よかったですね!


しかし、クロダイくん(行政書士黒田大輔)などはもっとすさまじいことを言っています。


「裁判所の内部にはカルト勢力が食い込んでおり、守秘義務を犯して外部へ情報をリークしている者やカルト側に不当に有利な判決・決定等を出している者がいる」
「国法よりも仏法が勝ると言って憚らないカルト勢力が正義と国法を捻じ曲げて自分たちに都合の良い判決・決定等を出し、それを根拠としてカルト勢力が自分の主張が正しいと宣伝する」

(〈裁判所(及び検察)内のカルトを駆逐する活動を開始します。〉7月5日付)


矢野・朝木両「市議」は今回の決定の内容については今のところ触れていない(触れられない?)のですが、クロダイくんは、何の根拠も示すことなく、今回の決定を「カルト側に不当に有利な」もの、「カルト勢力が正義と国法を捻じ曲げて」出した「自分たちに都合の良い」ものだと決めつけているわけです。


ちなみに、このたび最高裁確定判決となった1・29東京高裁判決(「創価問題新聞」事件)について、クロダイくんは一度は批判を試み、裁判長の弾劾まで呼びかけたことがあります(〈カルトによる司法汚染を食い止めろ!! 新たな虚構まで作出した大谷禎男〉2月7日付)。


しかしその批判は、「控訴人らは、その写真の閲覧ができなかった」という1文を取り上げて「事実(真実)を180度異なる内容に書き換えた『真っ赤な嘘』」などと騒ぎ、それ以外の論点にはまったく触れないというお粗末極まりないものでした(これについては当ブログの2月8日付〈東京高裁判決に触れない矢野・朝木両「市議」が立てた終了フラグ〉参照)。その後も、
虚構判事、大谷禎男の話は次号へ持越し
虚構判事、大谷禎男の話は再延期⇒次号以降で

とずるずると引き延ばすばかりで、けっきょく1・29東京高裁判決についての具体的批判は行なわないまま。3月24日に霞が関で街宣をやって騒いだようですが、そこからさらに訴追請求などの具体的動きに乗り出したという報告は行なわれていません。要は、1・29東京高裁判決および今回の上告不受理決定が「カルト側に不当に有利な」ものだという根拠など示せない、ということです。


にも関わらず、矢野・朝木両「市議」が苦し紛れにでっち上げた「最高裁判所への申入書」の拡散・提出を呼びかけているわけですね。しかも、支持者に対しては「じゃんじゃかやってくださいね〜」などと言いつつ、自分自身が提出したのかどうかは明らかにしないままです。


このまま最高裁が無視してくれれば矢野・朝木両「市議」も安心でしょうが、はたしてどうなるでしょうか。