なぜだ?! 開き直る柿泥棒


橋本玉泉さんが私よりも「アクマイザー3」に詳しいので脱帽しました。


それはさておき、瀬戸サンのおかしなお手柄自慢に対しては、松沢呉一さんが〈お部屋1912/瀬戸弘幸が正しく表現できていること〉でさっそく再反論を行なっています。「そういえば、『草の根』も、地域を指定して、矢野穂積に投票させるように公然と誘導していますね」という点については、4月18日付〈デンパな「市議」は東村山の夢を見るか?〉で紹介している選挙公報を参照。


一方の「東村山市民新聞」ですが、7月16日午後にトップページが更新され(7月16日付)、もやもや勝利宣言に若干の加筆がありましたTomatotic-jellyさんの報告を見ると、最後の2行は後から付け加えられたみたいですね(午後1時半ごろ)。

◎総選挙で日本の「政治の恥部」を取り除く活動に全国の力の結集を!
〔中略〕
今回の取り組みに引き続き、『口利き疑惑』の谷村孝彦「都議」を、手をゆるめず、徹底批判し、説明責任を果たすよう追撃を!
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今回の都議選での取り組みで、創価公明は前回より全都で7万票減らしました。
8・30総選挙で、日本の「政治の恥部」を取り除く活動に全国の力の結集を!



(これは7月17日付の更新後のスクリーンショット画像です)


つくづく東村山市政には関心がないんですねえ。


矢野・朝木両「市議」ほど「説明責任」という言葉が似合わない公職者もいませんが、それはともかく、谷村都議を「徹底批判」&「追撃」したいなら、いつまでも同じスローガンを繰り返してないで、さっさと追撃なさればよろしいのに。あと、「今回の取り組み」についても胸を張って明らかになさればよろしいのに。


なお、Tomatotic-jellyさんが頭を悩ませている「7万票」問題は、やはり計算間違いのようです。どこから出てきた間違いなのかは、わかりませんが。私も、前回と今回の都議選における公明党の得票数合計を改めて計算してみました。


78万6292票(平成17年)−74万3427票(平成21年
=4万2865票(減)


したがって、Tomatotic-jellyさんが引用している毎日新聞の記事が正しいということになります。矢野・朝木両「市議」はこのへんの数字には厳しいはずなんですが*1クロダイくんのブログの記載を鵜呑みにしてしまったのでしょうか、それともうっかり計算間違いをした結果をクロダイくんに知らせてしまったのでしょうか。パニックになるほど衝撃的な結果ではなかったと思うんですけどね。


一方、中村克サンも〈「最後のパレード」とみのもんた〉(魚拓)という記事をアップしました。あいかわらずの呆れた内容で、細かくつっこむ気力も失われてしまいますが、柿泥棒の話をしているようなので、とりあえず次の記事を紹介しておきます。今年2月に「日刊スポーツ」で報じられた話です(記事はブログ「三面事件に『もの申す!』」から引用)。

【ミカン農家市議、イヨカン泥棒で辞職】
 果物イヨカンの名産地である愛媛県宇和島市の玉田和正市議(69)が1月、市内の山中からイヨカンを大量に盗んだとして、窃盗容疑で宇和島署から書類送検され、議員辞職していたことが7日、分かった。ベテラン市議だが、病気の友人への見舞品にしようと「つい思いつきで」とってしまったという。「子供でも『やってはいけない』と分かることを、やってしまった。死しておわびしたいほど申し訳なく思っている」と猛反省している。
 宇和島署の調べによると、玉田前市議は昨年12月20日早朝、宇和島市大浦の山中で、イヨカン約20キロ(約2000円相当)を盗んだ疑い。今月5日、辞職願を提出し、受理された。
 前市議によると、自身も農業を営み、ミカンなどを栽培。病気で倒れた遠方の友人に最近、自家で収穫したミカンを見舞品として贈ったが「もっと色がいいイヨカンを贈ってあげたい」と考え、魔が差したかのように「イヨカン大量確保」を発案。昨年12月20日早朝、自車で約15分走り、農家のイヨカン畑がある山中に移動。ハサミで50〜60個を摘み取ってカゴに入れ、車で自宅に持ち帰った。〔後略〕


もちろん、橋本玉泉さんが〈中村氏には倫理や良識の片鱗も存在しないのか〉で指摘しているように、中村サンがやったことはもっと悪質です。


しかし、「草の根」の人々と同様、この人に自発的謝罪を期待することはもう無理なのでしょう。こんな人に「ウォルト・ディズニーのDNAを強く受け継ぐ私」などと言われたら、そりゃ「天国のウォルト・ディズニーは嘆き、悲しんでいるに違いありません」。

*1:【追記】(7月17日)たとえば請願潰し裁判の第1準備書面では、“原告矢野は2007年市議選で最下位当選し、得票数も大幅に減らした”旨の被告(請願人・紹介議員)側の主張に対し、“原告矢野は前回より得票数は増えている(141票増)”、“「草の根」会派得票数合計では前回より584票も増えている”などとムキになって反論し、被告らが「虚偽事実を主張し原告らを誹謗している」と怒っている。