政策提言そっちのけでガイドライン(東村山市私立保育園設置指導指針)と佐藤市議を敵視し続けるりんごっこ保育園理事・監事 ※追記あり


東村山市民新聞」の10月24日付更新(2009/10/23 18:29:44)も相変わらずです(太字が加筆箇所)。


勝手に名誉毀損決議を2回も提出し可決した佐藤そして創価公明の市議らに告ぐ、早く自腹を切って410万円を払い、責任をとりなさい!
裁判所から否定された「ガイドライン=保育事業者に対する参入障壁」をまた持ち出し「保育園つぶし屋=待機児保護者の敵」の実体を、さらけ出している佐藤のオロカサを見よ!(敬称略)


だから、勝手に行政を訴えて負けちゃった裁判の市側の応訴費用(2200万円ぐらい?)について自腹を切ってからおっしゃればよろしいのに。ちなみに、平成16(2004)年9月28日現在、矢野・朝木両「市議」(またはそのいずれか)が原告となった裁判で市が勝訴しながら支払った裁判費用の合計額は1,368万3,150円にのぼる旨、市議会でも答弁が行なわれていました(会議録抜粋末尾を参照)。


ガイドライン(東村山市私立保育園設置指導指針)については別のページでも加筆が行なわれています。


「認可保育園のつぶし屋=待機児保護者の敵」佐藤が、 また、あの「ガイドライン」を持ち出してきましたが、保育園が増えない「参入障壁」=「ガイドライン」は、とっくに裁判所が「保育園の設置認可には使えない」と否定!(敬称略)


他に、はてなアンテナには次の箇所も引っかかっていましたから、たぶんこのあたりを太字にしたのでしょう(後半の「聖教新聞」云々の件については文末追記参照)。

○矢野委員 私が聞いているのは、裁判所で公務出張して政策法務の所管が裁判官から直に、ガイドラインというのはあなた方の理想か何か知らないけれども、法律に基づいて設置認可すべきかどうか判断するので、それはよく理解してくださいと言われているんですから、そのことについて確認しているんです。
△室岡政策室長 裁判長がそのようなことを言ったということは、政策法務課長から報告を受けています。(不規則発言あり)


しょうがないんで、〈「東村山市民新聞」の迷宮〉でも「旬の話題」に〈東村山市私立保育園設置指導指針(ガイドライン)〉を加えておきました。これだけ騒ぐということは、また何か企んでるんですかね。


ガイドラインが「参入障壁」になっているかどうかについては、
「保育園開園にあたってしかるべき手順を踏み、開園後も開かれた姿勢で市と対話・協力を保つ意思があれば、『参入障壁』になどなりようがないという気もします。そういうことができない人達にとっては、そうなのかもしれませんが」
という私の感想を覆すだけの根拠がまったく提示されていませんので、現段階では単なる言いがかりに過ぎないと考えておけばよいでしょう。


また、ガイドラインが保育所の設置認可基準にならないことは、矢野・朝木両「市議」が必死になって罵る佐藤市議も、ガイドラインを紹介した際に認めています。トップページではガイドラインそのものが裁判所から否定されたような書き方(裁判所から否定された「ガイドライン=保育事業者に対する参入障壁」)をしていますが、このようなガイドラインがあると、お2人が理事・監事を務めるNPO法人「林檎の木」にとってはよほど都合が悪いということでしょうか。


これはもちろん市としての良識を示した「指針」であり、「認可基準」ではありません。あくまで認可権者は東京都であり、指針に強制力がないことは誰にでもわかる話です。守らなかったからといって、開園できないわけではありません。
市の指針を満たさない(満たせない)認可保育園だというだけの話ですので、都の認可・不認可には影響を与えません。
内容は、100%税金で運営される公の施設、市の子どもたちを市長の名の元に育てる機関としての良識が問われているだけの話です。
運営に自信があるならば、何もそんなにいきり立たなくてもよろしいんじゃないですかねぇ。
ただ、こんな当たり前の以前のようなことを敵視し続ける人物が、認可保育園の理事と監事を務めているという事実は、一人でも多くの方に知っていただき、それぞれに最適な判断をしていただくしかないと思うのです。
りんごっこ保育園開園をめぐって起きたおよそ保育園開園とは無縁の大騒動が原因ですっかり尻込みした市の所管を励まし、前例にとらわれずにあらゆる手法を用いて待機児の受け皿をつくり、行きたい保育園に行けるよう、行きたくない保育園には行かなくて済むよう、選択可能な状況を一日も早くつくり出さなければならないと考えています。
この通称ガイドラインは、有識者と市民代表による真剣な議論を経て策定されたものであり、東村山市保育行政が胸を張って示した良識だと思っています。


なお、矢野・朝木両「市議」が「オロカモノ」「認可保育園のつぶし屋」「待機児保護者の敵」などと罵る佐藤市議は、今年3月26日付で、「草の根」や共産党を除く各会派の代表とともに「東村山市認可保育園の待機児解消を求める緊急要望書」を提出しています。私も4月3日付〈市政に関心のない矢野・朝木両「市議」に代わって市議会の動向を少し紹介してみる〉で触れておきましたが、鈴木忠文市議による報告がもっとも詳しいので、そちらをご参照ください。


その後の状況については、薄井市議ブログ〈2009年6月時点での保育園待機児対策の状況〉を参照。待機児問題について市議会でどのような議論が行なわれてきたかについても、〈子育て関連〉カテゴリーの記事でまとめられています。


他の市議を罵ってばかりの矢野・朝木両「市議」からは、“くやしかったら自分で認可園を作ってみろ! やーい!”(意訳)という以外に待機児解消のための具体策が聞かれませんが、何かないんですかね。それとも、この「緊急要望書」に基づいて施策が進められるなら、乗っかれるところには乗っかっちゃおうという魂胆でしょうか。


【追記】
なお、〈・・・事実無根だった「聖教新聞」掲載記事〉については、このページ(2009年2月23日付で作成)が登場するはるか前の、2008年7月18日付〈私益のための引っかけ質問はそろそろやめましょう〉でつっこみ済みです。件の座談会は『FORUM21』2008年5月号に資料として掲載されており、それが「東村山市民新聞」にも〈行政部判決と「りんごっこ保育園」の現状〉として転載されていましたので。私がつっこみを省略してしまったためにりゅうさんに御手間をかけてしまいました、失礼しました。