東村山市政についてほとんど語らない「東村山市民新聞」が小沢問題について空虚に論評


はてなRSSリーダーは、いまのところ公式アナウンスはありませんがようやく落ち着いたようなので、リンク集の注意書きを「実質的に機能停止中」から「おおむね安定してきた感じ」に変更しました。もう少し様子を見て、問題が再発しないようなら注意書きをとります。


ところで、エアフォース〈西村修平事件第6回口頭弁論(その16)〉を読んでびっくりしたのですが、矢野穂積「市議」は西村修平・街宣名誉毀損裁判西村修平代理人に送ったメールで、「『潮』事件判決でも指摘されているとおり、『虚言癖』ともいうべき千葉の特性です」などとひどいことを言っていたんですね。2009年12月17日付〈「副署長千葉の供述は信用できない」という認定(「潮」事件判決)をめぐる矢野・朝木両「市議」の悪質な情報操作〉に追記しておきました。


裁判に提出された陳述書等の内容をめぐっても時々名誉毀損で提訴している矢野「市議」*1のことですから、自分がこんなことを言われたら間違いなく提訴していたんじゃないでしょうか。なお、エアフォースで触れられている鍵束の件については、2009年12月14日付〈「事件は、大詰めに!」どころかとっくに「詰んでいる」と思われる朝木明代市議「殺害」説〉参照。


さて東村山市民新聞ですが、久しぶりにちょっと瀬戸弘幸サンと違うことを言っておこうとでも思ったのか、それとも約1年後に迫った市議選に向けて勝ち馬に乗ろうと考えているのか、こんな更新がありました(1月21日付、2010/01/20 20:06:23)。


東村山市民新聞(無所属・政権交代派)は告発する!
手がない「検察」(オール「霞ヶ関」官僚最後の残党)
ブレーキなしの大迷走、自ら墓穴掘ることに!
▼ マスコミ内旧体制抵抗勢力と2人3脚で、小沢幹事長と民主党の政治的抹殺を企図。
▼「法と正義」とは全く無関係!捜査権濫用のオンパレードだ。音だけやかましい「動かぬ証拠もない空砲」(「疑惑」)連発だが、「政治資金規正法違反(不記載)」は別件逮捕にもなりえない。自信があるのなら、正々堂々と、即刻「動かぬ証拠」を明示し「贈収賄(涜職罪)」で立件してみよ。
▼ 与党は、検察内部の「リーク作戦」実行行為者らを特定し、国家公務員法第100条違反で告発を!法務、検察に政治任用人事を。
  ◎ 政権交代の歴史の逆回しを許してはならない !


ちなみに、〈「法と正義」とは全く無関係!捜査権濫用のオンパレードだ。〉ソース例によって『日刊ゲンダイ』です(2009年8月17日付〈手柄の横取りと責任転嫁の準備に余念がない「東村山市民新聞」〉も参照)。



まあ、矢野・朝木両「市議」の主張についての論評は瀬戸サンにでもお任せするとして、「東村山市民新聞(無所属・政権交代派)」(笑)というキャッチコピーについては、2009年10月5日付〈ジャロって何じゃろ〉および同10月6日付〈後期高齢者医療制度の問題をサイトで一度も取り上げずにいまさら「1年半も前から」と言い始める矢野・朝木両「市議」〉を参照。


そうそう、国家公務員法第100条というのは守秘義務に関する規定ですが、ついでに瀬戸サンに何やら吹き込んだ内部告発者とやらも「特定し、国家公務員法第100条地方公務員法第34条〕違反で告発を!」するように求めてもらいたいものです。そんな人間はいなかったか、いてもガセネタに過ぎなかったことはもう確定していますから、別にいいんですけれども。けっきょく、瀬戸サンが「正々堂々と、即刻『動かぬ証拠』を明示」することはありませんでしたね。リンゴジュースやらリンゴジャムやらの販売をシノギにするのも結構ですが、特定商取引法はきちんと守らないとダメですよ。


「東村山市民新聞」の1月21日付更新では、もうひとつ、1月17日付更新で登場した記述内容が新規ページ〈矢野・朝木両議員の主張を、ついに認める!〉に移されました。それにともない、トップページの囲みも次のように修正されています(Tomatotic-jellyさんがとったkwoutをお借りします)。



つっこみは1月16日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20100116/p1:title=あまりにもわかりやすい話の逸らし方で請願潰し裁判から逃亡する矢野穂積・朝木直子両「市議」]〉参照。何か薄井市議の本人尋問調書を掲載する予定のようですが、まだ準備ができていないみたいです。



そんなことより、自分がどんな供述をしてきたのかを明らかになさればよろしいのに、よほど恥ずかしくて公にできないようなことばかり言ってきたんでしょうね。そのうち薄井市議か誰かが公にしてくれるでしょうから、その時は大いに笑わせていただくとしましょう。


なお、[http://a.hatena.ne.jp/three_sparrows/:title=はてなアンテナ]では他にも修正箇所があるかのように表示されていますが、ざっとチェックしてみたところ、特に文言の変更はないようです。


〔この記事は1月20日午後10時ごろアップしたものです。〕


【追記】
有門大輔も矢野・朝木両「市議」を(意図せずして)批判していたので、メモしておきます。


民主党は今国会にて警察、検察など容疑者の取り調べ過程を映像に収録する「可視化法案」を提出する考えであることを表明した。
しかし、これは容疑者を利することはあっても犯罪捜査の進展を図る上で何らの利益も見込めない法案であることは間違いない。


 「無罪の立証が困難になる」などというなら、冤罪が発生しないように、動画を含めた取調べの可視化、完璧な物的証拠の収集、保管を捜査機関に強く要請し、併せて実現させればいいだけの話で、「殺人事件の時効廃止」とは別次元の問題で、「時効廃止」に反対する理由には全くなりません。


まあ意見の違いはあって当然ですし、大したネタじゃないんですけどね。意見の違いで済ませることのできない問題が生じているにも関わらず、矢野・朝木両「市議」が彼らをその点ではまったく批判せず、むしろ擁護・利用しているのが大問題なわけで。


それにしても有門、活動をしている上で3度の摘発を受けた(2度は略式起訴、1度は不起訴)という割には、自分が容疑者になった場合のことをまったく考えないんですね。瀬戸サンが共謀罪の早期制定を提唱していたときにも感じましたが、立場や思想の違いに関わらず適用されるルールというものなど考えもしないようです。無許可の集会をめぐる主権回復を目指す会のご都合主義についても、同様のことが言えます。

*1:たとえば、訴状や陳述書の記載をめぐって創価学会およびその代理人弁護士を訴えた「検察官発言」裁判参照。【追記】「創価問題新聞」事件でも、千葉さんが別訴で提出した陳述書の記載をめぐって千葉さんを反訴している。