人名をまったく出さずに「汗を流した人々」について語る「東村山市民新聞」の不思議


昨日付の記事の末尾でも触れましたが、東村山市民新聞の7月22日付更新(2010/07/21 20:11:47)で、新規ページ〈汗を流した人々〉が作成されました。



7月12日付更新でトップページに登場した、
〈「りんごっこ保育園」 − 保育園不足・待機児解消のため、時代を先取りして東村山市内で保育園づくりに汗を流した人々〉
という小見出しからリンクされているページです。このあたりの動きに来年の市議選に向けた対策の臭いがプンプンすることについては、7月12日付更新の報告や2009年4月18日付〈デンパな「市議」は東村山の夢を見るか?〉を参照。


新規ページを一読して気付くのは、高野博子・りんごっこ保育園園長(NPO法人「林檎の木」理事長)のことをやたらと持ち上げていながら、「園長」と書くばかりで名前をまったく出していないことです。東村山市民新聞」発行人・矢野穂積「市議」と内縁関係にあり、団地の管理費も仲良く不払いを続けて東京高裁で敗訴(上告中)した人物ですから、やはり堂々と名指しで称揚することはためらわれたのでしょうか。何かと言えば実名、実名と騒ぐわりに、自分達と身内のことについてはコソコソしたがるようです(エアフォース〈りんごっこ保育園問題とは何か(第1部)〉の、特に第3回第5回も参照)。


新規ページに書かれている内容については、何が「やってはいけないこと、人として忘れてはいけないことを、集団の中で身につけることができるように」「りんごっこ保育園」の保育の理念)だよ、などいろいろつっこみたいところもありますが、エアフォース〈りんごっこ保育園問題とは何か〉第1部第2部)に目を通していただければ基本的に用は足りますので(各回の小見出しまとめWikiりんごっこ保育園グループ関連ブログ〉を参照)、今日はいちいち触れません。なるほど、矢野穂積「市議」が発したとされる
(損害賠償金を)2億円払ってやめるか?」
「家を抵当に入れておけ」
「なんだ? おまえも袖の下がほしいのか?」

という発言(第1部・第13回参照)をはじめ、「常識では考えられないさまざまな問題」「りんごっこ保育園」の歩み )が起きたものです。


開園後も、〈りんごっこ保育園保育士虚偽申告事件〉(まとめWikiの当該項目も参照)や〈りんごっこ保育園民改費過請求事件〉など「常識では考えられないさまざまな問題」が起きていますが、りんごっこ保育園からも矢野穂積朝木直子両「市議」からも、まともな説明は行なわれていません。


また、全額借金で開設されたりんごっこ保育園の土地・建物が依然として高野博子園長/理事長の個人名義のままであることをはじめとする登記上・経理上の問題点については、凪論で繰り返し指摘されています(まとめWikiりんごっこ保育園グループ関連ブログ〉の後半参照)。監査委員からも公金による私財形成のおそれがあると指摘されたことがあるようですが、これらの諸問題についてもしかるべき説明責任を果たさなければ、いったい何のために「汗を流した」のかについて疑問を持たれるのは避けられないでしょう。一時期あれだけ騒いだ東村山市私立保育園設置指導指針(ガイドライン)問題についても、分園が無事に開設の運びとなったらパッタリ触れなくなりましたし。


なお、新規ページ〈汗を流した人々〉では最後に次のように述べられています。

5 東村山市は待機児が多いので、何とか保護者の願いに応えようと、2009年秋から準備を進め、翌2010年4月から、久米川駅5分のところに分園(12頁)を開設し、本園の定員を1名増としました。


「(12頁)」というのは謎のカッコ書きはともかく(裁判の資料か何かからコピペしたのでしょうか)、本園の定員増については、昨日付の記事でも触れた通り、佐藤まさたか市議の予算委員会報告〈審議止まる…。【遅ればせながら追記しました】〉と、該当の会議録(3月15日3月17日)を参照。


〔この記事は7月26日のお昼前にアップしたものです。〕