徳島地検、徳島県教組襲撃事件で関係者6名を起訴/「抗議」に参加していたなかそちづ子・川西市議選予定候補は釈放されたカメラマンへのカンパを呼びかけ


東村山市民新聞は、1日空けて「最終更新日」が修正されただけでした(9月30日付、2010/09/29 18:44:12)。


さて引き続き徳島県教組襲撃事件の話題ですが、川西市議選への立候補を表明しているなかそちづ子氏こと「おつる」さんが29日午後4時25分に次のようにつぶやいていたので、カメラマンのブレノは起訴猶予か処分保留で釈放になるのかなと思っていたところ、やはり動きがありました。


天才カメラマン、ブレちゃんの顔、今日見れます★ 元気そう。


けっきょく、徳島地検はブレノ容疑者のみ処分保留*1で釈放し、残り6名については威力業務妨害罪と建造物侵入罪で起訴したとのことです。うち3名(川東大了・荒巻靖彦・西村斉被告人)は京都朝鮮学校襲撃事件でも威力業務妨害罪と侮辱罪で起訴されており、両方の事件で有罪と認定されれば実刑判決が言い渡される可能性も高まってきたと言えるのではないでしょうか。




なお、徳島地検は当初、組織犯罪処罰法で起訴する可能性も検討したとのことですが、
在特会には固定メンバーがいるかどうかはっきりせず、組織的とまで踏み込めない
などとして断念したようです。組織犯罪処罰法違反容疑で書類送検された12名についてもおそらく同様の判断が行なわれ、仮に起訴される者が出るとしても、同法は適用しないということになりそうです。



ブレノ容疑者は京都朝鮮学校襲撃事件でも起訴猶予処分とされており、撮影していただけでは犯罪性はそれほど高くないと判断されたのでしょう。処分保留で釈放した上で「任意で捜査を進める」毎日新聞)とのことですが、いずれ起訴猶予等の不起訴処分になる可能性が高いと思われます。このような常軌を逸した襲撃の現場に立ち会って平然とカメラを回し、それをまた平気で公開し続けているのですから悪質であることは間違いないと思いますが、刑法の適用はそれだけ慎重でなければならないということでしょうか(京都朝鮮学校襲撃事件におけるブレノ容疑者の言い分は、まとめWikiの8月中旬の項を参照)。


ブレノ容疑者の釈放後、なかそちづ子予定候補はツイッターで次のように呼びかけました。やはり徳島県教組襲撃についてまったく悪いことだとは思っていないようですが、起訴された6名については何も触れていません。その理由は容易に推察できますが、仮にも「気持ちの応援」2010年09月27日(月) 05:12 by おつる)をしているわりには、ちょっとあんまりなような気もします。


ブログ再公開してます http://blog.zaq.ne.jp/otsuru/ ご心配おかけしました★ そして、天才カメラマンブレノさんの今後の撮影活動のためぜひ、ご支援をお願いいたします!ブレノさんへのご支援、ご寄付はこちらへ→http://bureno.eek.jp/


他方、当の在特会はいまのところ沈黙を保ったままです(9月30日午後7時現在)。公式サイトでも、桜井誠会長ブログでも、「チョメチョメする」などというセンスのないアカウント名で最近開始された在特会広報公式ツイッターでも、何ら見解が表明されていません。ただし、10月1日(金)午後7時からニコニコ生放送を行なう旨、9月30日午後6時半ごろ告知されました。



桜井会長が何を語るのか、注目されます。


ところで、今回の事件では事件当時未成年(19歳)だった被告人も出した在特会ですが、[http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10654627747.html:title=9月19日の佐賀]に引き続き、10月2日(土)に予定している「青少年の集い」も中止するつもりはなさそうです。



[http://dailycult.blogspot.com/2010/03/15_20.html:title=公安調査庁は、オウム真理教(現アレフ)が青年層への勧誘を強化しているとして警戒している]ようですが、やはり[http://togetter.com/li/41139:title=在特会のカルト化]はますます進行しているということなのでしょうか。5月17日付〈[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20100517/p1:title=子どもを勧誘し教化する「襲撃する運動」がますます危うくなりつつある]〉も参照。


〔この記事は9月30日の夜アップしたものです。〕