ところで共産党は何をしているのか


本日も「最終更新日」の修正のみ。よっぽど何かに追われているのかとも思いましたが、4月9日に「矢野ほづみの洋蘭園」に君子蘭とカトレアの写真がアップされていたところを見ると、それほどでもなさそうです。あるいは花に逃避しているのかもしれませんが。


どっちにせよ、りんごっこ保育園の子どもたちのことも、せめて洋ラン程度には大事に思ってほしいものです。よけいなことをされても迷惑ですから、保育士が十分かつ適切な保育をできるような環境整備だけは責任を持ってやるべきでしょう。


さて保護者を保育室からシャットアウトするという特異な対応に出たりんごっこ保育園ですが、そういえば共産党はどうしているのでしょうか。前の記事(3月31日付)では書きませんでしたが、どうやら「じゃんぐる保育園」の認証取消しの過程では共産党も重要な役割を果たした気配があります。


日本共産党東京都議会議員団は、2007年11月30日付で東京都知事に対し「認証保育所における不正疑惑などの解明と是正に関する申し入れ」を行ないました。添付されている「認証保育所における不正の疑惑と驚くべき実態について」(PDFファイル)を読むと、職員の総入れ替えとか園庭がないとか、りんごっこ保育園と似たような問題を抱えていたらしいことが明らかにされています。


こうした実態を踏まえ、共産党は「保育の質の確保を最優先にする立場から、都として厳正な対応をおこなうよう」都知事に求めたわけです。


認証取消し処分決定を受けて、大山とも子都議(日本共産党東京都議会議員団政策調査副委員長)は「じゃんぐる保育園の認証取消処分について」と題する談話を発表しています(2008年3月21日)。そこではもっぱら営利企業による認証保育所の経営に焦点を当てているようですが、問題があるのは営利企業が経営する保育所とは限りますまい。りんごっこ保育園も、保育士の配置について市から改善指導を受けたのにそれを拒否し、あげくに保護者締め出しのような異常な対応をとっているのですから、放置しておいていい問題ではないのではないでしょうか。


りんごっこ保育園の設立当時の経緯ともからんで動きにくい部分もあるのかもしれませんが、ことは子どもの命と未来に関わる問題です。とりわけ、先般の名誉毀損訴訟判決に対して東村山市が控訴することについて、日本共産党東村山市議団は反対したのですから(島崎市議ブログ3月5日付記事など参照)、りんごっこ保育園で十分な保育の質が確保されていない可能性があることについては、なおさら積極的に取り組むべきではないのでしょうか。


日本共産党東村山市議団は、「個人立『りんごっこ保育園』問題と日本共産党の保育政策について」と題した一連の説明の末尾で、「市民の間で強い要求である保育所増設と市内の保育水準の維持向上に今後も力を尽くす決意です」と表明しています。いまこそ、その決意を具体的な行動によって証明すべきときです。


まあ正直あんまり期待はしてないんですが、ちょっと煽ってみました。「共産党もなかなかやるな」と思わせてほしいものです。


【追記】そういえば、平成18(2006)年に「りんごっこ保育園食中毒騒動退園事件」が起こったとき、共産党東村山市議団は渦中の医師から届いた手紙を公表しなかったそうですね(エアフォース)。公表しないならしないで、しかるべき事実調査を行なってその結果を報告してもらいたかったものですが。その後もいろいろ情報は寄せられてるんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう? 子どもたちの問題であり、子どもを持つ労働者の問題であり、保育労働者の問題ですよ? 市外からですが、見てますからね。