東村山じゃなくてよかったですね


そろそろ日付が変わって13日になるんですが、「最終更新日」はまだ修正されません。今日は朝からよく働いて疲れたので、何か更新があれば明日フォローするとして、軽めの記事をアップして寝ますかな。「請願潰し裁判」(次回公判は4月16日)で矢野・朝木両「市議」側が出してきたという準備書面にもつっこみたいところがたくさんあり、とくに、本論とは関係のない「第3 背景事情」に過剰に力が入ってて微笑ましい件についてひとしきり述べてみたいのですが、それは日を改めて。


東村山じゃなくてよかったですね、と関係者を祝福したくなるニュースがヨーロッパから相次いで流れてきました。

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イタリア総選挙、ポルノ女優の国会議員が再び誕生か
[ローマ 10日 ロイター]
 イタリアのポルノ女優ミリー・ダブラッチオさんが、13─14日に実施される総選挙(上下両院)に立候補している。同国では1980年代、チチョリーナの芸名で知られるイローナ・スターレルさんが国会議員を務めたことがある。
 ダブラッチオさんは、当選したらバチカンから数キロしか離れていない場所に、ストリップクラブやポルノショップなどを集めた歓楽街を作りたいとしている。(後略)

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この人が東村山市議に立候補して当選していたら、たとえ「歓楽街を作りたい」などとは言わなくても、朝木「市議」あたりから「存在自体がセクハラ」として辞職を要求されるところでした。実際、東村山市ヒアリングで朝木「市議」が述べたという、「『相手が女性をどう見ているか』を考えると、同僚として働くことに大変苦痛を感じる」という主張はそういうことですからね(「セクハラ」ねつ造文書を却下した市長の通知書参照)。


さらに矢野・朝木両「市議」は、ミリーさんの昔の出演作が流通していないかどうかポルノショップやインターネットを毎日チェックし、「公人になっても、自分が出演したポルノが販売されるのを止めようとしなかったのです」などと攻撃していたことでしょう。


東村山市議に立候補したんじゃなくてよかったですね、ミリーさん。


次のニュースは大統領がからんでますから、さらにたいへんです。

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仏大統領夫人のヌード写真、930万円で落札
[ニューヨーク 10日 ロイター]
 フランスのサルコジ大統領夫人で元モデルで歌手のカーラ・ブルーニさんがモデル時代に撮影したヌード写真が10日、ニューヨークで競売に掛けられ、事前予想の3000─4000ドル(約30万─40万円)の20倍以上の価格となる9万1000ドル(約930万円)で落札された。(中略)
 今回落札された写真は、1993年にブルーニさんのモデル時代に撮影されたモノクロ作品。2月にブルーニさんがサルコジ大統領と結婚して以来、今回の競売の行方が注目されていた。

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これが東村山だったら、東村山恐怖新聞市民新聞で、「大統領就任後も妻のポルノ写真が販売されるのを止めようとしなかったのです」などと攻撃されていたところでしょう。トップページの見出しはこんな感じで*1


驚き! 妻を全裸でオークションに!


東村山じゃなくてよかったですね、サルコジ大統領夫妻。


まあ大統領はガセネタを書いた週刊誌と記者を告訴したそうですから*2、東村山恐怖新聞市民新聞でそんなことを書かれていたら放置しなかったでしょうけど。カーラ夫人は「夫が訴えるとは思っていなかったのでは」と仏メディアを皮肉ったそうですが、私も言ってみたい(笑)。


でも記者が謝ったから大統領は告訴を取り下げたらしいですよ*3。大統領がいきなりメディアを訴えるのもどうかと思いますが、間違ってたら謝罪することも大事ですよね。

*1:矢野・朝木両「市議」は、「娘には、世間に偏見が残る職業に就いて苦労してほしくはないが、自分の意志で決めたのなら認めてやって偏見から守ってやりたい」という趣旨の薄井市議の発言に、「驚き!娘を性風俗嬢(有害業務)に。」という見出しでリンクを張っている(薄井「市議」特集)。

*2:『誹謗中傷は打ち方止め!』 仏大統領夫人がメディア批判産経新聞3月20日配信記事。

*3:復縁メールの捜査終結 サルコジ氏が告訴取り下げ産経新聞3月23日配信記事(共同通信)。