りんごっこ保育園、敗訴判決いただきました
今日も19日午後5時ごろという比較的早い時間に「最終更新日」が「4月20日」に修正されましたが、他にとくに更新はないようです。
一方、佐藤市議が「ダメなものはダメ」(4月18日付)という記事をブログにアップしました。タイトルは、「電車通勤でも、ダメなものはダメ!」という、シンブンのわけのわからない記述を皮肉ったものでしょう。翌日19日付の記事では八国山を歩いた様子が報告されており、今度は「徒歩通勤でも・・・」と書かれそうです。というか、書いてみろと言わんばかりです。
その「ダメなものはダメ」という記事のなかに、気になる一節がありました。
矢野・朝木両氏は火曜日にまた敗訴したものの自身のHPではひと言もふれておらず、二人して運営委員を務めている「りんごっこ保育園」が市を訴えていたもう一つの裁判結果が今日伝えられましたが、今のところスルーの構えのようです。
保育園裁判では、設置者であり園長である高野博子氏の訴えが棄却されています。
ほお、今度は負けたんですね。いずれ詳細が明らかにされるとは思いますが、少なくともりんごっこ保育園がホームページで「敗訴判決、いただきました!」と報告してくれることは考えられないので、ちょっと調べてみました。
平成18年11月15日に開かれた「りんごっこ保育園設置者の資質及び特定議員の関与に関する調査特別委員会」(第4回)で、高野園長から市に対する2件目の裁判が起こされたと報告されており、おそらくそのことでしょう。
市の保健福祉部次長の説明によれば、これは「第三者評価の受審に関する補助不交付及び職員処遇向上経費補助金不交付に対する損害賠償請求を求めた訴訟」(平成18年(は)第18854号損害賠償請求事件)で、平成18(2006)年8月29日に訴状が提出されたとのこと。請求内容は、第三者評価受審補助金が60万円、職員処遇向上経費補助金(平成17・18年度分)が約1000万円です。請求原因は次のとおり。
請求の原因でございますけれども、1番としまして、第三者評価受審に関する補助金不交付についてでございますが、平成18年3月1日に、本件原告者でございますけれども、高野博子から第三者評価受審補助金の申請を受け、同4月4日付、市の追加項目を受審するということを条件として決定いたしました。しかし、・・・〔期限の〕6月30日までに必要書類が提出されなかったことから、7月24日付で交付決定の取り消しをしたものでございます。
2番目でございますけれども、職員処遇向上経費補助金不交付につきましてでございますが、平成18年5月11日に本件原告、高野博子から職員処遇向上経費補助金の申請を受け、これにつきましては、事前協議がされていないなどの理由から、6月28日付、不交付決定をしたものでございます。
要はこういうことですな。
(1)例の「オールA」云々の第三者評価受審については、東村山市としての追加項目も受審することを条件として補助金交付の決定をしたのに、締切までに必要書類が提出されなかったので交付しなかった。
(2)職員処遇向上経費補助金については、事前協議がされていないなどの理由で交付しなかった。
市側の説明を読むかぎり、やるべきことをやらなかったからお金がもらえなかったというだけの話に過ぎず、裁判所もそのことを認めたように思われます。
まあ詳細はよくわかりませんが、ダメだって言われてるのにタオルと雑巾を持ってこいとか貼り紙を出してるそうですし、帽子も自己負担にしてるそうですから(東村山魑魅魍魎ブログ)、補助金を出しても本当に「職員処遇向上」に使われるかどうか不安は残りますよね。ちなみに補助金をもらえないからといって劣悪な処遇が許されるわけではありませんので、注意しましょうね。
ところで、この判決は18日に言い渡されたそうです。17日午後4時ごろに〈「ムラ八分」を未だに続ける「ムラ議会」(東村山市議会)が屈辱的敗訴!〉のページが更新されたのは、薄井市議に訴えられたうっぷんを晴らそうとしたのだと思っていましたが、ひょっとしてこの敗訴を見越してやったことなのでしょうか。どっちにしても、みっともないことには変わりがありませんが。せっかくの「戦果」(2月29日の勝訴判決)がかすんじゃって、残念ですね。
ちなみにその17日の更新はトップページではとくに告知されていませんので、私が「はてなアンテナ」にあのページを登録していなければ、そしてこのブログで指摘していなければ、ほとんど気づく人はいなかったと思われます。
ひょっとしてこっそり更新して、最初からあんなことを書いていたと思わせたかったのでしょうか。だったらおあいにくさまでした。1か月〜1か月半前の出来事を取り上げたページをいまさらこそこそ修正して、ますますみっともないですね。まあ、毎日新聞記者宛の「公開質問」を7月10日付で公開して「2週間以内に回答しろ」と要求しておきながら、1か月後の8月10日に質問内容を書き直してしれっとしている人たちですから、そもそも羞恥心とか責任感というものはないんでしょうけどね。
ふたたび佐藤市議ブログより。まったく同感です。
ムラ議会を批判し闘っていると標榜する矢野・朝木両氏ですが、ムラ議会の囲いが取れて明るい光が射し込んできたときに一番困るのは両氏ではないか、と私は常々感じています。