何をどこまで私物化するのやら


昨日の“ねつ造”記事にも盛り込んでおきましたが、「ニュースわい曲ワイド多摩」の番組は差し替えられたそうですね。いつもこのぐらいのペースで番組更新をしているのか、それとも記事のねつ造が問題にされたのであわてて差し替えたのかは知りませんが、マンゾクTVの画像倉庫が整理された日にたまたま薬事法違反の逮捕者が出たら、それを理由に薄井市議が犯罪者だとにおわせるようなパーソナリティ○○ですから、「あわてて・・・」と解釈されてもしかたがありませんね。


新しいニュースで使われている記事は、紙版「東村山恐怖新聞市民新聞」160号第1面に掲載された、「保育園問題で与党が屈辱的敗訴」だそうです。記事ねつ造問題のことばかりで美桜さんがちょっとすねてるみたいだから、あらためてりんごっこ保育園のことを取り上げる機会ができて、ちょうどよかった。ちなみに記事を読んでいるアシスタントの女性は違う人のような気がします。


当然、4月18日にりんごっこ保育園が敗訴判決をいただいたことは華麗にスルー。確認のために矢野「市議」のコメントまでぜんぶ聞いちまったよ。紙版アジビラは4月15日発行だそうですからしょうがないのかもしれませんが(敗訴判決を見越してあわてて発行したと解釈してよろしいですかな)、放送では触れてもよかったんじゃないでしょうか。「勘違いが暴走するとどういうことになるか」などとコメントしてますが、電波も市議会も私物化している勘違い暴走機関車が何を言っているのやら。


ちなみに、ウェブ版「東村山死人シンブン市民新聞」は24日・25日とも「最終更新日」の修正のみでした。ラジオでしゃべる元気はまだ残ってるみたいですが、ネットで広く表に出せないことばかりやっているということでしょう。どうせ表に出てくるんですが。


表に出せないことのひとつが、矢野・朝木両「市議」で構成する〈草の根市民クラブ〉が、2008年度予算についてどういう反対討論を行なったのかということです。4月1日付の記事4月10日付の記事でも書いたんですが、なしのつぶて。4月17日にりんごっこ裁判報告のページにちょこちょこ手を加えただけです。


しかし5月1日付の「市議会だより」にその要旨が掲載されたそうで、薄井市議が「読んでください、今度の市議会だより」という記事でそれを公開してくれています。内容は、鈴木市議も「我田引水」と題した記事で報告してくれていたのでだいたいわかってましたが、これは確かに公開しにくいですよね。どうせこうして「市議会だより」に載るし、議事録にも載るんですけどね。


草の根クラブを代表して次のような反対討論を行なったのは、“永遠の29歳”朝木直子「市議」です。

 本予算について、以下の理由により反対する。
 当市の保健福祉部所管は、児童福祉法第45条に基づく厚生労働省令、児童福祉施設最低基準第33条規定の保育所職員配置基準に関する国の局長通知について、りんごっこ保育園に配置された看護師を保育士にみなさないなど、最低基準をクリアしていないかのような主張を繰り返した。
 市にはなお127名の保育園待機児がいる。このような動きは、保護者や待機児童の願いを打ち砕くものであり、到底許されるものではない。
 この保育園問題に端的に象徴される差別を助長、容認し、法治主義を否定する態度を是正させないことを前提としているため強く反対する。


わかりやすくいうと、こういうことですね。


ウチの保育園にインネンつけてきたから、
予算になんか絶対賛成してやんねぇ。


こういうのを、「江戸の敵(かたき)を長崎で討つ」(意外なところで、または筋違いのことで、以前の恨みの仕返しをすること〔大辞泉〕)と言いますね。りんごっこ保育園は恩多町、市議会は本町にあるそうですから、これから東村山のみなさんは「恩多の敵を本町で討つ」と言えばよろしいのではないでしょうか。りんごっこ第一保育園(認証)は野口町ですから、「野口の敵を・・・」バージョンもそのうちできるかもしれませんが。


上記の反対討論は、あるいはこうも要約できますかね。こういうのは何というべきでしょうね。


黙ってウチの園に金だけ出してりゃいいんだよ、
だったら予算ぐらい目ぇつぶってやるよ。


まあどんな内容でも予算案には反対するんでしょうが、少しは市民が納得する理由をつけとかないと、こんなふうに理解されてもしかたありませんね。