また議事録を修正されたんですね


いま5月17日の午後3時ごろですが、「最終更新日」は「5月16日」のままです。取り上げるネタはいろいろあるのですが、なんだかんだと忙しいので、今日明日は軽めのネタで済ませようかな。別に毎日更新する義理もないんですけどね。


というわけで軽めのネタ第1弾ですが、市職員による横領問題を審議するために2月13日に開催された市議会臨時会の議事録が公開されていました。


この臨時会では当然のことながら1996年の事件のことも取り上げられているわけですが、〈草の根〉の議員が出さなくてもいい当時の横領犯の実名を出したため、薄井市議が「どういう扱いになるのだろうか?」(4月17日付)と気にしていたものです。


薄井市議の記事では朝木「市議」が実名を出したことになっていますが、議事録を見ると、矢野「市議」のほうでした。まあ会派も体質も同じですから、どっちでもいいでしょう。矢野「市議」は、次のように2度に渡って実名を出していたようです(○○○は議事録原文では空白)。


「あのときに、犯人の○○○が会計係にいて、犯人が持ってきた公民館の使用料を自分で受け取る係だったんでしょうが。それでも、その○○○は処分されなかった」


矢野「市議」の発言後、35分間の長い休憩をはさんで、議長が「一部不適切と思われる部分があったかと思われますので、後日、議会運営委員会において調査の上、不適切な部分があった場合、一部削除をいたしたいと思います」と議会に図り、承認を得ています。すでに刑期を終えて社会復帰している人の実名を出すのは問題だという良識が、東村山市議会にはあったということでしょう。


矢野「市議」が「ムラ議会」と揶揄する東村山市議会ですが、少なくとも矢野・朝木両「市議」よりは人権感覚があるようですね。まあ矢野・朝木両「市議」にはそもそも人権感覚がありませんしね。何しろウェブ版「東村山死人シンブン市民新聞」で、当時発行された紙版「東村山恐怖新聞市民新聞」78号(1996年9月18日付)をわざわざスキャンして掲載し、当時の職員の実名のみならず顔写真までさらしているぐらいですから(リンク元ページ)。


このことについては3月17日付「人権感覚の違い・・・というより有無」という記事でも問題を指摘したのですが、いまだにそのままです。犯罪者は一生汚名を背負って生きろということですかね。「ムラ」以下かもしれませんね。


そういえば、朝木「市議」は、りんごっこ保育園開設問題で揺れていた平成15年の市議会でも、傍聴席にいた市民を名指しで罵倒して議事録を修正されていました(4月7日付記事参照)。議会のインターネット中継は早く導入してほしいと思いますが、こういう「市議」もいますので、導入にあたってはしかるべき対策をとる必要があるでしょう。導入を遅らせるためにわざとやってるのかな。


ちなみに2月13日の臨時会では朝木「市議」が反対討論を行なっていますが、時間が来てしまったためか、「前回の同様横領事件と同等の本件処分が全く不十分であり……」というところで打ち切られてしまっていて、笑いました。シンブンHPを見ると、このあとに「……納税者市民は納得しない。以上の理由で本件議案には反対します。以上」と続くはずだったようです。裁判同様、議会での発言も計画的に。