空中戦と地上戦


〈草の根〉の情報操作を真に受けるような“アンチ創価”はいっそのこと2文字ずらして「○ンチ創価」と呼んではどうかと数日前の記事で書いたら、松沢呉一さんが食中毒になって〈草の根〉を「糞(くそ)の根」と呼んでいました。別に示し合わせたわけではなく、ましてや私が松沢さんに呪いをかけたわけでもなく、彼らのレベルは誰が見てもその程度のものだということです。


しかしその程度のものでも、きれいに盛り付ければまあまあ食べられそうな食べ物(具体例はあえて挙げない)に見える場合だってあり、次の選挙で無事に落選させられるかどうかは依然として心もとない。この点については、無事に食中毒から回復した松沢さんが貴重な分析と提起を行なっており、これはぜひとも東村山市民のみなさんに読んでいただきたいところです。ネットやメディアを舞台とする空中戦だけではダメで、市民自身の手による地上戦こそが雌雄を決するという点は、まったくそのとおりだと思います。


この日記のページビューはこれまでのところ1日平均600弱ですが、検索でやってきた人があちこち見ていく例も少なからずあると思われます。トップページへのアクセスしかカウンターに反映されないらしい「東村山死人シンブン市民新聞」とは異なり、ページを移動するたびにカウンターが増えますので、「1日にアクセスする東村山市民の数は100を越えていないはず」という松沢さんの見積りはおそらく正しい。せいぜい数十人ではないでしょうか。


やはり松沢さんによれば、「東村山死人シンブン市民新聞」のアクセス数はカウンターを見るかぎり1日平均80ぐらいだそうです。そのおよそ1割は私ですし、残りのほとんども検索を通じた偶発的訪問者か〈草の根〉批判派によるアクセスでしょう。1年前(2007年6月24日)のカウンターがおよそ6万(59410)で、現在は22万を超えたところですから、この1年のアクセス件数は約16万。爆発的な急増ぶりですが、そのほとんどが野次馬と〈草の根〉批判派であることは間違いありません。


発信している情報の質から言っても、ネット上の情報戦では完全勝利と言っていいのですが、それだけで落選させられるわけではないのがつらいところです。やまだKINGで矢野「市議」の“大活躍”ぶりを記録した動画がアップされても、市議会がインターネット中継されるようになっても、〈草の根〉に投票したであろう多くの高齢者はインターネットで動画など見ません。私も、高齢者というほどの年ではないのですが、動画はめったに見ない。まだ地デジにも対応しておらず、おそらくこのまま地上波を見れなくなってしまうのではないだろうか。もっぱら衛星放送しか見ないので、いいのですが。


最近はお母さんの子連れ傍聴が徐々に広がってきているようなので、ついでにおじいちゃん・おばあちゃんも連れてきて三世代傍聴活動というのはどうでしょうか(ちなみにいま「傍聴活動」が「防諜活動」と変換されてしまい、りんごっこ保育園を思い出していやな気持ちになりました)。


松沢さんが言うように、ビラ配りにも希望を託したいところです。かつては「働く市民ニュース」や「超党派でつくる新聞」や「東村山通信クラブ」などが発行され、紙版「東村山恐怖新聞市民新聞」に対抗する機能を果たしていたようですが、最近は佐藤市議がときどき発行する「通信」があるぐらい。


もっとも、「東村山通信クラブ」は今年3月に久しぶりに発行され、矢野・朝木両「市議」が千葉さんに敗訴した件とか、両「市議」が市を相手に70件もの訴訟を連発して2000万円以上の血税を使わせている件について報じていたようです。しかし、おはら汁(現C.I.L.)でも指摘されていたようにあまりセンスがよろしくないため、なかなか市民には読んでもらえそうにない。


いろんな人の才能を集めて、配る方法もいろいろ工夫して、市民に読んでもらえる地域メディアの誕生を期待したいところです。前にもちらっと書いたように、そのためにこの日記の内容を利用したい方は大いにご活用ください。