指定管理者問題を考える市議たち/利用する「市議」たち


ところでいまは東村山市議会で決算特別委員会が開かれている最中ですね。佐藤市議「決算委員会報告・初日」(9月16日付)によると、本日17日(水)から明日18日(木)にかけて「民生費(福祉関係)」の審議が行なわれるかもしれないとのこと。当然、りんごっこ保育園のことも取り上げられるのではないでしょうか。


佐藤市議にしても薄井市議にしても、市議会の状況や現在の主要争点を詳しく教えてくれる市議がいるとありがたいですね。「東村山市民新聞」を見ても、さっぱりわかりませんからね。その「東村山市民新聞」はまだ更新されていませんので(17日午後5時現在)、第八保育園・指定管理者選定問題への矢野・朝木両「市議」の対応についてとりあえずまとめておきましょう。


この問題についてブログ等で触れている東村山市議は、何人かいます。いずれも、指定管理者制度導入・実施に関わる議員としての責任をかみしめながら、この制度の“これから”について懸命に考えようとしている人たちです。


矢野・朝木両「市議」から「天下りも官製談合疑惑も全く追及しなかった」と嫌味を言われている佐藤市議も、その1人。たとえば次の記事をご覧ください。


この問題について最も多く触れてきた島崎市議も、同様です。


薄井市議は、指定管理者制度が導入されたころは議員ではなかったこともあってか、そもそもの出発点に立ち返って問題点を考えようとしているようです。


他に、昨日の記事でも触れた福田市議「第八保育園はユーカリ会に決まり? 保護者のみなさん良かったですね」(8月13日付)のほか、大塚市議「子どもが見えているか 保育園の課題あれこれ」(8月24日付)などの記事があります。


島崎市議にしても薄井市議にしても、この問題が発覚した時点で、“何よりも子どものことを考えて”という姿勢を明確にしている点に注意するべきでしょう。佐藤市議も、「敵対と排除」(8月12日付)という記事で、おそらくこの問題のことを念頭に置きつつ、「全ては子どものため、ではなかったのか…」と記しています。


これに対し、矢野・朝木両「市議」はどうでしょうか。昨日付の記事で触れたように、「子供たちを混乱に巻き込みたくないので辞退したい」という「土の根会」の辞退の動機を意図的に無視して、ただただ「疑惑」を騒ぎ立てるだけです。そこには、子どもたちへの視線がまったくありません。このような人たちが、認可保育所であるりんごっこ保育園の運営委員を務めてきたのです。


薄井市議は、8月24日付の記事に「保育関係者はすべて被害者です」という見出しをつけています。「・・・ただし、矢野・朝木両『市議』は除く」と付け加える必要があるでしょう。


【追記】(10月5日)
薄井市議は、ブログで「第八保育園問題」のカテゴリーを設け、その後も折に触れてこの問題を取り上げています。


他に以下の市議の皆さんも、議会終了報告という形でこの問題を取り上げています。