ささいな勝利にしがみつく矢野「市議」たち


ちょっとお空でほるほるしている間に日付が26日に変わってしまいましたが、9月24日の「久米川駅東住宅管理費等不払い事件判決」では、当然のことながら、矢野「市議」と高野博子・りんごっこ保育園園長側が敗訴したようですね。これで今年の裁判はのべ4勝10敗ということになるのかな。内訳はまたあらためて整理します。


エアフォースの速報によると、今回の判決では、2人で連帯して76万円余を支払うよう命じられたと。しかもこの命令は仮執行(差し押さえ)も可能であると。


いや〜、せっかくサイバーエージェントから100万円せしめるめどが立ったらしいのに、国庫補助金の返還(84万円)やら何やらで吹っ飛んでしまいますね。「勝訴判決が確定!」などと喜んでいる場合ではなさそうです。


ちなみに「東村山市民新聞」では、いまのところ本件判決については報告されていません。25日付の更新は、C.I.Lの荒井さんに関する見出しを若干修正しただけ(後述)。26日付の更新(25日午後10時ごろ)は「最終更新日」の修正のみ。本件については、今年2月以降、必死に自己弁護の記事を載せていましたが(「管理費未払い問題」のカテゴリー参照)、例によって敗訴判決についてはダンマリを決め込むんですかね?


その25日付の修正ですが、23日付の記事で報告しておいた「勝訴判決が確定!」の見出しの一部(トップページ)が、次のように変わっていただけでした。


旧:〈アメブロサイバーエージェント)への発信者(「荒井禎雄」なる人物)情報開示命令、計100万円の賠償命令確定。 「荒井」なる人物、逃げ回り、未だ住所・氏名公表せず!
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新:〈アメブロサイバーエージェント)への発信者(「荒井禎雄」なる人物)情報開示命令、計100万円の賠償命令確定。謝罪すべきは「荒井」なる人物、未だ住所・氏名公表せず!


どこが変わったのかよくわからないかもしれませんが、〈「荒井」なる人物、逃げ回り〉が〈謝罪すべきは「荒井」なる人物〉になっています。「最終更新日」の日付を変えるだけでも「更新」と思う人たちですから、こういうどうでもいい字句の修正も当然「更新」ということになるようです。


ところで、前の記事ではいちいちつっこまなかったんですけれども、そもそも荒井さんは氏名を公表しているんですが。本名(戸籍上の名前)なのかどうかは知りませんが、現に「荒井禎雄」という名前で板橋本を出したり街頭募金に参加したりといった社会的活動を行なっているわけで、少なくとも「未だ・・・氏名公表せず!」の部分は虚偽の事実の摘示ですよね。


また、何で荒井さんが住所を「公表」しないといけないんでしょうか。今回開示命令を受けたのはサイバーエージェントですし、「開示」と「公表」は基本的に異なる概念なので、混同なさいませぬよう。概念のすり替えや混同はしょっちゅうなので、言ってもわからないかもしれませんけれども。


ちなみに、メールアドレスは最初から公表されているわけですから、“荒井が逃げ回っている”などと騒ぐ前に、提訴という目的を明示した上で(9月9日付の記事参照)、お問い合わせになってみてはいかがでしょうか。当然、やりとりはすべて公開という前提になると思いますけれども。


謝罪すべきは『荒井』なる人物」に至っては、おかしくてヘソが茶をわかしてしまいますね*1名誉毀損裁判で次々に敗訴し、「名誉毀損のイロハも知らない」ことを自ら壮絶な形でさらけ出しておきながら、まともな謝罪をしたことなど(おそらく)一度もない公職者が、何をおっしゃっているのやら(4月5日付「〈草の根〉の辞書に謝罪の文字はあるか(いやない)」参照)。


で、荒井さんのブログを丸ごと削除させようとした言論封殺体質の件については、何か説明はないんですかね? 掲載されている判決書では、あいかわらず謝罪広告目録」が抜けてますけれども、これは言論封鎖体質の隠蔽のためでしょうか、それとも実際には一部勝訴に過ぎなかったことをごまかすためでしょうか。まあ、当初の見出しで使われていた「完全勝訴!」という言葉は使わなくなったみたいですから、少しは自覚が出てきたのかもしれませんけど。


いろいろと負け続きなのをごまかしたい気持ちはわかりますけど、その相手にわざわざ荒井さんを選ぶ必要はないんじゃないかなあ。

*1:エルドラドの客疑惑を払拭するため、「脱糞した」とか「下痢をした」などの表現は避け、由緒正しい表現を用いてみた。