市民を欺き続ける「市議」兼りんごっこ保育園運営委員 ※追記あり


エアフォース〈りんごっこ保育園問題とは何か(第2部)〉が終了しました。図画工作員Sさんがりんごっこ保育園問題関連記事の目次を作ってくれており、大変わかりやすいので、当分、リンク集に入れておきます。


また、昨日付の記事で取り上げた東村山市民新聞〈恥ずかしいことであるのも気づかないようです。〉に対しては、凪論でさっそく反論〈保育行政と監査に対する無知をさらけ出す東村山市民新聞とその発行人矢野穂積東村山市議会議員、編集人朝木直子東村山市議会議員〉がアップされました。「両市議が東村山市議会で的外れの質問を繰り返すのは他人の話をまともに聞かないということが原因であることがよくわかる」というのは、まったく同感です。


さて、矢野・朝木両「市議」は、前掲のページで、補助金交付事業に関する「行政指導はあくまでも、対象となる認可保育園の『協力』がなければ実施することができない」と主張していました。ここでいう「行政指導」には、両「市議」の主張によれば、調査も含みます。


これについて凪さんは、地方自治法の規定を引きながら、「地方公共団体補助金を出すだけ出して、補助金を受けた側の『協力』により調査させてもらうということ自体が有り得ない思考である」と呆れています。そうですよね。


矢野・朝木両「市議」は、このような主張をするにあたり、「行政手続法又は東村山市行政手続条例」を根拠に挙げています。普通、こういう場合には「又は」ではなく「及び」を使うと思うんですが、何か意味があるんですかね。それとも、適当にそれらしい法令を挙げただけなんでしょうか。私も参考までに「東村山市行政手続条例」を見てみましたが、矢野・朝木両「市議」が具体的条文に言及しないので、よくわかりませんでした。


他方、「東村山市補助金等の予算の執行に関する規則」には次のような規定があります。

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(関係者の責務)
第3条 〔略〕
2 補助事業者等は、法令の定め及び補助金等の交付の目的に従って誠実に補助事業等を行うように努めなければならない。


補助金等の交付の決定)
第6条 市長は、補助金等の交付の申請があったときは、当該申請に係る書類等の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、当該申請に係る補助金等の交付が、法令及び予算で定めるところに違反しないかどうか又は補助事業等の目的及び内容が適正であるかどうか若しくは金額の算定に誤りがないかどうか等を調査し補助金等を交付すべきものと認めたときは、速やかに補助金等の交付の決定をしなければならない。
2 〔略〕


補助金等の交付の条件)
第7条 市長は前条の規定により補助金等の交付の決定をする場合において、法令及び予算で定める補助金等の交付の目的を達成するため必要があるときは、条件を付すことができる。


(状況報告)
第13条 補助事業者等は、市長の定めるところにより、補助事業等の遂行の状況に関し報告しなければならない。


(是正のための措置)
第17条 市長は、前条の規定による調査の結果、補助事業等の成果が補助金等の交付の決定の内容及びこれに付した条件に適合しないと認めるときは、当該補助事業等につき、これに適合させるための措置をとるべきことを命ずることができる。
2 〔略〕


(調査等)
第21条 市長は、補助金等に係る予算の執行の適正を期するため必要があるときは、補助事業者等に対して報告をさせ、又は必要書類を提出させることができる。

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うん、やっぱり、補助事業者の「協力」がなければ調査その他の行政指導もできないというのは、考えられませんね。いちいち条例や規則を引っ張ってくるまでもなく、市民的常識に照らせば明らかな話ですけどね。


しかし、おそらく矢野・朝木両「市議」はこれらの規定について無知であるわけではないのでしょう。わかってて、あえてやってるんですよね? もはや“恥ずかしい”どころの話ではなく、“悪質”としか形容しようがないように思います。


次回の議会では、佐藤市議にばかり任せるのではなく、他の市議にもぜひ問題にしていただきたい。これは、一認可保育園の問題に留まるものではありません。補助金に関わる公正な予算執行が、特定保育園と癒着する2人の「市議」によって妨げられかねないという問題です。


ついでながら、矢野・朝木両「市議」がトップページの見出しで用いている「講評」という表現についても、凪さんは、「読む者を欺く行為そのものである」と厳しく批判しています。エアフォースでも指摘されていたように、指導検査終了後、受検者に渡される文書は通称「置き手紙」と呼ばれる経過報告資料に過ぎず、「講評」という言葉から連想されるような最終結果ではないからです。


東村山市の子どもの保育については、あくまでも東村山市が第一義的責任を負っています。その市と協力するつもりがさらさらなく、市民に対しても平気でウソをつく「市議」が運営委員を務めているりんごっこ保育園の再認可は、もはや許されないというべきでしょう。


【追記】いつのまにかトップページの見出しが微修正されていたので、いちおう報告しておきます。この人たち、肝心な情報はぜんぜん明らかにしないくせに、悪口はこまめに修正するんですよね。

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手続を知らない者が焦って、愚かにも、「都の監査委員が監査してはいない」などと叫んでいる。市が「定期監査」する?!などと愚かな一知半解ものまで
教えてあげよう。認可保育園の定例監査は、監査委員がするのではない!児童福祉法に基づき都福祉保健局指導監査部が担当するのだよ。

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手続を知らない者が焦って、愚かにも、「都の監査委員が監査してはいない」などと叫んだり、認可園を市が「定期監査」する?!などと無知を自己宣伝するものまで
認可保育園の定例監査は、監査委員がするのではない!児童福祉法に基づき都福祉保健局指導監査部が担当するのだ。創価や佐藤レベルでは問題外、しっかり学習を。

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