引っかけ質問を繰り返す矢野・朝木両「市議」に、質問時間制限に抗議する資格があるか(いやない)


瀬戸サンは今日もウンコで頭がいっぱいのようで、13日の裁判についても、昨日開かれた維新政党・新風の党大会についても、何ら具体的報告はありません。新風も、早く何とかしないと、一部の心ない人たちから「異臭政党・新糞」などと笑われると思うんですけどね。


今日のエントリー〈本日開催「西村宅不法侵入事件も詳しく報告」:「政治と宗教を考えるシンポジウム」第三弾〉についてもいろいろ言いたいことはありますが、とりあえず昨日の記事の続きを書いておきます。西村修平による街宣や、裁判における「真相解明」の見通しなどについては、凪論〈右も左も「プロ市民」は庶民を装う〉がいつもながら鋭く斬ってくれていますので、そちらを参照。
【追記】柳原滋雄さんがシンポジウムを取材に行ったら排除されたそうです。〈行動する保守運動〉とはかように「寛容」なのですね。


さて、昨日の記事では、6月14日付でアップされた東村山市民新聞佐藤「市議」、選挙直前3ヶ月前の東村山市への転入の真相とは?〉について簡単に触れておきました。「転入の真相」などは何ひとつ明らかにせず、佐藤まさたか現市議が2003(平成15)年市議選の前に一時、当時の勤務先の東京都認証保育所(空飛ぶ三輪車)で生活していたことを問題にし、〈こんなことが許されるはずはありませんよね。〉などと騒いでいるページです。これが別に違法ではないことは、4月30日の東京高裁判決でも指摘されているとおり(昨日の記事の抜粋参照)。


矢野・朝木両「市議」は、「この保育所は東京都認証保育所であるため、このような取扱いも設置者の裁量の範囲である旨、市の執行機関も東村山市議会で答弁するなどして認めているところです」という、裁判における佐藤市議の証言を市議会で取り上げ、次のように書いています。

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ところが、市側は部長も、市長も誰も、そのような答弁をしたとは、認めませんでした。佐藤「市議」が裁判所に提出した書類の中で、事実ではない「ウソ」を主張した疑惑が出てきたのです。

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この点について私は、6月14日付〈公益そっちのけで「佐藤市議バッシング」に市議会を利用する矢野・朝木両「市議」〉で、大要、次のように指摘しました。

  • 矢野「市議」らは、このような質問をするということを、事前に市側に知らせていなかった。
  • したがって、「議事録が手元にありませんので確認できません」という類の答弁が行なわれたはず。
  • 矢野「市議」らは、佐藤市議が裁判で「ウソ」を主張したという「疑惑」をねつ造したいがために、あえて抜き打ちで質問を行ない、「確かにそのような答弁をしました」とは言えない状況を作り出した。


その後、議事録で確認するのを忘れていたのであらためて確認したところ、案の定でしたね(質疑応答抜粋は文末資料参照)。6月12日の市議会本会議で、市保健福祉部長は、朝木「市議」の質問に対し、次のように答弁しています。

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それから、保育所の施設の関係でございますけれども、「空飛ぶ三輪車」の関係の園舎の関係でございますけれども、通告書からは、保育所施設の使用のあり方という通告でありましたので、ここまでのところが読み切れてございませんので、一般的な形でお答えさせていただきます。保育所の施設につきましては、公金で運営している施設でありますので、通常の保育業務に支障が生じるような使用は、保育所としての目的や役割の点からも、当然、指導しなければならない。その点において、市、東京都とも同様の判断として行っております。

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矢野「市議」も同じことを質問しており、同じような答弁を得ています。

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それから、保育所施設の使用のあり方でありますけれども、この通告からは御質問されているような内容の、通告では読み取れないことがあります。したがいまして、一般的なことでお答えいたしますと、私どもといたしましては、今後とも、施設が目的外に使用されぬように、保育に支障が出る要因などにはならぬよう、設置者には、引き続きよりよい保育の提供を維持していただきたいと期待をしているところでございます。

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確かに「そのような答弁をした」とは認めていないのですが、抜き打ちの質問ですから、当たり前。そして、「通常の保育業務に支障が生じるような使用」は問題であることを認めていますが、佐藤さんの行為がこのような不適切な使用に当たるかについては、何ら述べていません。


議事録を見るまでもなく簡単に予想できるような汚い手口を使い、佐藤市議が「ウソ」をついたという印象操作をやり続けているのが、矢野・朝木両「市議」です。この点につき、7月18日付〈私益のための引っかけ質問はそろそろやめましょう〉も参照。また、同じ6月12日の一般質問で矢野「市議」が市所管に仕掛けた引っかけ質問について、9月14日付〈ミスに乗じて所管をあざ笑う「市議」に〈児童福祉の基本〉を語る資格はあるか(いやない)〉も参照。


こんな質問をしょっちゅうやってる人たちに、毎回「質問時間制限に抗議」されても説得力がありませんわね。


【資料】東村山市議会・6月12日本会議議事録抜粋
*発言者名は太字にし、丸付数字はカッコ付数字に修正。伏字にされている部分は「○○○」で示した(原文では空白)。

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○3番(朝木直子議員) 〔略〕
  (5)、次に、保育所施設の使用のあり方であります。
  03年の1月17日、選挙のぴったり3カ月前でありますけれども、佐藤市議は、東京都認証保育所「空飛ぶ三輪車」が賃借している、市野口町3丁目7番地38所在アパート、サンシティーハイツIIの101号室に、日野市から引っ越してきて住民登録をしたと主張しているのでありますが、保育所、とりわけ巨額の補助金が交付されている当認証保育所の管理・運営・使用のあり方について、多くの疑義がありますので、伺います。
  ところで、佐藤市議は、昨年の4月に市民部長や選管事務局長らの質問に対して、日野市から転入して、この03年1月17日に住民登録をした市所在のアパートを、その1月17日当時借りていたのは、認証保育所「空飛ぶ三輪車」で、前年の02年ごろから借りており、この保育所施設の同アパートを、昼間は保育所としてのスペースだったが、夜は寝起きしていたと供述していたことが、選管作成の公文書に記録されております。また、法廷での証人尋問の場でも、同様に、昼は保育所のスペースとして使っていたところを、夜はそこで寝泊まりしていた、保育所施設と兼用で使っていたというふうに供述しているのであります。つまり、佐藤市議は間違いなく、昼間は都認証保育所「空飛ぶ三輪車」が、保育の用に供していた野口町のアパート、サンシティーハイツIIの101号室に、園児が帰った後、自分の家財道具を持ち込んで、おふろにまで入っていたのかどうかは知りませんけれども、ここで寝起きして生活していた、保育所の施設で。生活していたそうです。
  これを公に認めているのでありますが、ところで、裁判所に提出した審理書の中でも、佐藤市議は、当初は確かに保育所と兼用でしたが、閉園時刻以降は、私の生活の場として使わせてもらっていました。そして、保育所の園舎の建てかえは、同年3月末にほぼ完成したため、5月の契約切りかえ時をもって、私の名義で借り受けることとしたものです。なお、この保育所認証保育所であるため、このような取り扱いも設置者の裁量の範囲である旨、市の執行機関も東村山市議会で答弁するなどして認めているところですと主張しております。これは、私ども会議録確認しましたが、どこにもありませんが、どこにそのような答弁があるのか。あるのか、ないのかも含めて、明快にお答えいただきたい。
〔略〕
○保健福祉部長(越阪部照男君) 〔略〕
  それから、保育所の施設の関係でございますけれども、「空飛ぶ三輪車」の関係の園舎の関係でございますけれども、通告書からは、保育所施設の使用のあり方という通告でありましたので、ここまでのところが読み切れてございませんので、一般的な形でお答えさせていただきます。保育所の施設につきましては、公金で運営している施設でありますので、通常の保育業務に支障が生じるような使用は、保育所としての目的や役割の点からも、当然、指導しなければならない。その点において、市、東京都とも同様の判断として行っております。


〔略〕


○4番(矢野穂積議員) 〔略〕
  それから、この問題の最後の部分でですね、佐藤市議が認証保育所にですね、ちょうど前の選挙の3カ月前に、日野市から住民登録を移して、自分もその認証保育所の施設の一部に自分の家財道具、ここに書いてありますよ、日野から持ってきたテーブル、机、本棚、あるいは、小さい和ダンス、そういったものを部屋の一角に置いて、そこで生活を始めましたっていうふうに裁判所に出してる陳述書でも書いてる。自分で自供してんですよ。それから、市民部長と選管が事情聴取したときもこれをはっきり言ってる。こういうことをやっててですね、先ほどNPOと市の区別をつけるべきだなんてとんちんかんなこと言ってましたけど、自分がやってるのはですね、現在ですよ、1億近い補助金をもらってる認証保育所の施設の中に自分の生活をするコーナーを設けてですね、昼間はですね、園児が、何ですか、制作をしたり、保育をしたり、小さい子が一緒に昼寝してるときにですね、そばに年長がいるとうるさいから、その佐藤市議が住んでたところで年長組が保育を受けてたということが書いてある。こういうことについてですね、佐藤市議は平気で、さっきも朝木議員が言いましたけどね、こんなことを言ってんですよ。
  市の所管として、市の執行機関が答弁を議会でしている。その中にですね、認証保育所の場合は、保育所設置者の裁量でこういうことが許されるというふうに書いて出してるんですよ。(発言する者多し)何をつべこべ言ってんだよ。当事者でない人たちは黙ってなさい。(発言する者多し)私が提訴してんですよ、○○○○ということで前段をわかってないのが、ぐじゅぐじゅ言ってんですが、私が聞いてんのは、市の執行機関が保育所の、認証保育所設置者の裁量で、この認証保育所に佐藤市議が選挙の3カ月前に自分の荷物を持ってきて、そこで暮らした、そういうことを認めるということを、あなた方は答弁したっつってんだ、どなたかが。どこに書いてあるんですか、明確に答えてください。
〔略〕
○保健福祉部長(越阪部照男君) 〔略〕
  それから、保育所施設の使用のあり方でありますけれども、この通告からは御質問されているような内容の、通告では読み取れないことがあります。したがいまして、一般的なことでお答えいたしますと、私どもといたしましては、今後とも、施設が目的外に使用されぬように、保育に支障が出る要因などにはならぬよう、設置者には、引き続きよりよい保育の提供を維持していただきたいと期待をしているところでございます。

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