“反論・抗議がないのは認めた証拠”というブーメラン
MTVなどを見ていて、イギリス(United Kingdom)の略称である「UK」をついつい“UNKO”の略だと思ってしまいそうな今日このごろ。瀬戸サンが、〈創価学会御用ライター裁判〉をアップしました。
ちなみに、昨夜は鳥肌実のライブを見て、「度肝を抜かれるよな」衝撃を受けたそうです。衝撃のあまり脱字をしてしまったのかと思いましたが、よく考えるといつものことでした。「脱糞した」とでも書けば少しは見直してもらえたのでしょうが、自分たちが笑われているのにも気づかずネタを真に受けていては、ますます嗤われるだけですね。
この〈創価学会御用ライター裁判〉はほぼ3週間ぶりの東村山関連エントリーですが、もちろん、ウンコの鑑定結果にも「内部告発」にも言及されていません。けっきょく、故・朝木明代市議の万引き・転落死事件について多少なりとも具体的に触れたエントリーは、いまのところ〈【番外編】朝木事件ウオッチャー・ブログの正体(7)〉(11月7日付)が最後。時効までもう2年を切ったというのに、これでは「真相究明」は望めそうにありませんね。矢野・朝木両「市議」は、もとよりそのつもりだったのかもしれませんけど。
「御用ライター」呼称問題は主として橋本玉泉さんの担当で、今回のエントリーについても、〈瀬戸氏のますますあいまいな発言〉などでさっそくコメントしてくれています。出版業界の慣行等に関わる話は引き続き橋本さんにお任せするとして*1、私は瀬戸サンの次の主張のおかしさをあらためて指摘しておきましょう。瀬戸サンは、このように書いています(太字は原文ママ)。
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コメントでは私を批判する人が、「宇留嶋氏は瀬戸さんなど相手にしていない」などとコメントしていますが、裁判でそのことが被告側から出されているにも関わらず、私にはいまだに何も言っては来ていません。
私を批判する人達は、宇留嶋氏が100%正しくて、私は100%間違いという立場ですから、何を言ってもしょうがないのですが、宇留嶋氏が何故私に対して抗議をしないのかを疑問視すべきでしょう。
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「相手にしていない」という発言の主は、瀬戸サンのブログのコメント欄への投稿者ではなく、私のことじゃないですかね。10月11日付〈「御用ライター」裁判をめぐる驚き!の対応〉で、確かに、「宇留嶋さんは瀬戸氏のことなど相手にしていないのかもしれませんが」と書いています。
ちなみに、瀬戸サンを批判する人々の中で「宇留嶋氏が100%正しくて、私〔瀬戸サン〕は100%間違い」という立場をとっている人は、少なくとも私は見たことがありません。みなさん、瀬戸サンがきちんとした根拠を示さずに非論理的なことをしばしば言うので、説明を求めているだけだと思います。勢いにまかせて、あんまり適当なことを言わない方がいいですね。いくら“質より量”がポリシーでもね。
それはともかく、瀬戸サンとその支持者は、自分たちの言っていることが正当だと主張するにあたり、宇留嶋さんご自身が瀬戸サンに対して反論・抗議・提訴といった直接行動を起こしていないことを、非常に重視しているようです。また、矢野・朝木両「市議」側も、裁判でそのような主張をしていると報告されています。
おかしな話ですね。まともな根拠も示さずに適当なことを言う人間に対し、言われた本人がいちいち反論・抗議・提訴しなければ、その適当な発言が真実と認められてしまうのでしょうか。
たとえば「詐称ジャーナリスト」という呼称について、瀬戸サンは松沢さんと私に対してはいちおう異議を表明しましたが、同様にこの呼称を採用し始めた他のブロガーに対しては反応していません。つまり、やっぱり瀬戸サンは自分が「詐称ジャーナリスト」だと認めているという話になるわけですね。
私はそんなふうに即断したりはしません。依然として瀬戸サンには「詐称ジャーナリスト」という呼称が当てはまると思いますが、松沢さんや3羽の雀に対して異議を表明した以上(「反論」は宿題のままですが)、他のブロガーから「詐称ジャーナリスト」と呼ばれることについても、それを承認してはいないのだろうと推測します。
宇留嶋さんについても同様です。宇留嶋さんはすでに「創価(学会)御用ライター」という呼称をめぐって矢野・朝木両「市議」を提訴し、争っているわけですから、自分が「御用ライター」であると認めていないことは明らかです。また、瀬戸サンが挙げているいくつかの根拠らしきものについても、橋本さんによるインタビューを通じて否定しています。そして、瀬戸サンはそれが宇留嶋さんの発言であることを直接確かめているわけです。
そうである以上、宇留嶋さんが瀬戸サンの言うことを認めていると判断することはできません。“裁判でも認めている”という根拠として矢野・朝木両「市議」側の書面を引用していますが、裁判は現在進行中ですからこれから反論があるのかもしれませんし、争点とは関係ないとして無視するよう裁判官に求めているのかもしれない。
瀬戸サンについても、矢野・朝木両「市議」との裁判にいちおうの決着がついてから対応しようと考えている可能性もあります。適当なことを言う人間をかたっぱしから訴えていては大変ですから、提訴対象としての重要性、順番、タイミングなど、いろいろ考えることもあるでしょう。11月22日付〈瀬戸サンによる「創価」認定の経緯を検証する〉でも書いたように、名誉毀損を理由とする損害賠償請求の時効は3年ですから、慌てずにお待ちになってはいかがでしょうか。本来直ちに説明すべきことでも、逆ギレして“慌てずに待て”と言うのは、瀬戸サンの得意技でしょう。
ところで、このエントリーの書きぶりからして、瀬戸サンは宇留嶋さんの主張には目を通していないようですね? 「世の中というのはブログの記事だけを見ていては分からない」というのはその通りで、瀬戸サンの支持者にも口を酸っぱくして言っといてほしいものですが、直子さんからもらう資料だけを見ていては、ますます真実から遠ざかるばかりですよ。
(なお、矢野・朝木両「市議」側の弁護士が書いた内容について、「余程の証拠がなきゃ、ここまでは書けないでしょう」などとコメントしている人もいますが、「原告宇留島が単に『創価学会側に立って執筆している』というよりも、より正確には、『創価学会(広報部)と一体の立場』で記事を執筆している事実」というのは、瀬戸サンの主張内容を、ハッタリをきかせるために「事実」として提示しているに過ぎません。裁判ではこの程度のハッタリはいくらでもあり、とくに矢野・朝木両「市議」の場合にはハッタリの度合いが著しい。それ以外に闘いようがありませんから。また、10月27日付の記事でも触れておいたように、矢野・朝木両「市議」の裁判では、弁護士自身が書面を書くのではなく、矢野「市議」が書いた文章を弁護士名で提出している場合がほとんだと思われます。私は矢野・朝木両「市議」関連の他の裁判の書面にもそれなりに目を通していますが、そう考えなければ、これらの書面の水準の低さは説明がつきません。)
もちろん、言われたことの内容、言われた人の立場、その他諸々の状況によっては、反論・抗議・弁明がないことをもって一定の判断を下すことが正当な場合もあるでしょう。
たとえば「内部告発」については、瀬戸サン自身がこれを朝木明代市議「殺害」という主張の最大の根拠として提示し、それに対してこれだけ多くの人が繰り返し説明を要求してきたのですから、ここに至って何の弁明もない以上、もはや「出まかせだったかガセを掴まされたかの二択」(ワールドワイドウェブさん)と判断せざるを得ない。西村宅のベランダに置かれていたウンコについても、あれだけテロだ何だと大騒ぎをしておきながら、いつ、どこに検査を依頼したのかも報告されないのですから、やっぱり動物の糞だったという結論になるのが当然です。
そもそも、瀬戸サンは「宇留嶋氏が何故私に対して抗議をしないのかを疑問視すべきでしょう」などと書いていますが、第一に疑問視すべきなのは、宇留嶋さんが書いたどの記事をもって「創価学会御用ライター」と呼ぶ根拠としているのか、瀬戸サンが一編たりとも明らかにしていないことです。
「すべての記事だ」と言いたいのかもしれませんが、一つ二つ例を挙げ、その記事がいかに創価学会べったりであるかを明らかにするのは難しいことではないでしょう。何しろ瀬戸サンは、宇留嶋さんが取り上げるテーマは「創価学会に関する問題が殆ど」と述べ、宇留嶋さんのことを「創価学会に関するものだけを書いている」「特別な方」と呼んでいるぐらいです。私は宇留嶋さんが創価学会を主たるテーマとして書いた文章を見つけることができていませんし、橋本玉泉さんでさえ同様ですが、瀬戸サンには臭いによるウンコの鑑別以外にも何か特殊な才能があり、われわれには見つけられないものを見つけたのかもしれません。教えてください。
あるいは、「ブログマガジン エアフォース」でもいいでしょう。瀬戸サンは、今回のエントリーで「彼が私に対してこのことで一回も反論をブログで行った事実もなく」と書いていますから(しかしあいかわらず日本語が不自由ですね)、少なくともエアフォースは見ているはずです。瀬戸サンの主張によれば、エアフォースも「創価学会に関する」記事が満載のはずですが、具体的にどの記事がどう創価学会に関連していて、どのように「御用ライター」と呼ぶことの根拠となるのか、教えてください。
そういえば、この裁判の担当裁判官が「彼等に味方するような裁判の進め方をしている」という話の根拠も、まだ示していただいてませんね。すでに私は“矢野・朝木両「市議」から吹き込まれた根拠のない情報”と判断していますから別にいいんですが(12月3日付〈裁判官が不公平だと吹き込んだのは矢野・朝木両「市議」ですね?〉および同6日付〈裁判官へのインネンのネタ元は矢野・朝木両「市議」でいいですね?〉参照)、そうではないと言うなら、さっさと説明をどうぞ。
なお、今回のエントリーでは興味深い収穫もあったのですが、長くなったので明日付の記事に回します。
*1:他に、天上天下唯我独尊〈揚げ足取りはお互い様〉、清風匝地〈【せと弘幸Blog『日本よ何処へ』:創価御用ライター裁判】に対して〉なども参照。