保育園には情報提供の努力義務があります
りんごっこ保育園グループのホームページの更新状況(2008年)をまとめてみて、そのあまりの内容のなさに、あらためて呆れました。さまざまな疑問点に答えていないことについては別途取り上げますが、何とかの一つ覚えのように「元気いっぱい」を繰り返すばかりで、保護者が必要とする情報はほとんど提供していません。
2008年6月16日付〈保育関係者とは思えない攻撃性と口汚さから透けて見えるのは?〉でも触れた話ですが、児童福祉法第48条の3第1項には次のように規定されています。
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保育所は、当該保育所が主として利用される地域の住民に対してその行う保育に関し情報の提供を行い、並びにその行う保育に支障がない限りにおいて、乳児、幼児等の保育に関する相談に応じ、及び助言を行うよう努めなければならない。
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すなわち、保育所には地域住民に対する情報提供の努力義務があるということです。
矢野・朝木両「市議」はしばしば、“保育関係法令を知らない”と他人を罵ってきました。〈「児童福祉施設最低基準」さえ知らなかった市幹部〉や〈児童福祉の基本も知らなかった児童課長、保健福祉部長、市長〉というページはその典型です。また、〈まだ自分の無知に気づかない方が、「監査委員の監査」を叫んでるようです。〉というページでは、児童福祉法第56条の11*1を引いて、自分たちの非協力的な姿勢に関わらず、市に対して一方的に「援助」を要求しています。
しかし、矢野・朝木両「市議」が児童福祉法第48条の3第1項に言及したことは、私の知るかぎり、ありません。単に知らないか、知っていても、努力義務だからどうでもいいと思っているのでしょう。9月20日付〈法の網をくぐり抜けるのが議員の仕事?〉で書いたこととも重なりますが、児童福祉法の立法趣旨やら精神は無視し、自分たちに都合のいい規定をつまみ食いして騒ぎ立てるのが矢野・朝木両「市議」のやり方のようです。
だいぶ古い話になりますが、荒井さんのところ(C.I.L)にこんなコメントが投稿されていました。
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うちの子が通ってる保育園は(大雑把な数字ですが)、児童数70人待機30人に対して、職員は各職種総勢15人+必要に応じて臨時職員(毎日会う方が何人もいます)て感じで、建物や敷地面積なども詳細にサイトに載せてます。ブログや行事の情報も月に二回程度は更新しています。
これを確認した所でりんごっこの方を見てみたんですが…この辺の情報がまったく載ってないんですね。最新の写真が2006年のものだったり。更新は止まったままに見受けられます。
サイトひとつとっても、とてもじゃないが他の選択肢を取れる限りは避けたい保育園ですね。しかし、待機児童が多い事を口実にしていたり、こちらで知った件を踏まえて改めて読み返すと、改めて腹が立ちますな…。
おはつさん 2008-06-26 12:14:07
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そもそも、トップページから園の紹介を見ることができない状態が3か月近く続いているというのは、保護者に対するりんごっこ保育園側の姿勢を象徴しているように思われます。もちろんホームページだけが情報提供の手段ではありませんが、昨年11月に開かれた「保育フェア」にも、りんごっこ保育園は市内の認可園では唯一参加しなかったそうです。要するに、待機児童の多さにあぐらをかき、黙っていても“とにかく預けられればどこでもいい”という保護者が出てくると、たかをくくっているのでしょう。
りんごっこ保育園のNPO法人立化にともない、市所管は、「法人化されたということは、情報公開によって市民の信頼を得るということが大きいと考えている」という希望を表明していたそうですが(12月定例会における佐藤市議の一般質問の報告参照)、現状では、とてもそんな期待は抱けそうにありません。
現職市議が特定保育園の運営にどのように関わっているかは市民にとって重大な関心事ですから、とりあえず役員の構成だけでも公表してほしいと思っているのですが、まあ無理でしょうね。そのうち誰かが都庁で閲覧して報告してくれるのを待つとしましょう。
〔この記事は1月12日の夜にアップしたものです。〕