4月の「反創価学会シンポジウム」がひとつのきっかけだったのか? ※追記あり


東村山市民新聞」は、「最終更新日」が21日付・23日付で修正されていました(この記事は22日の夜に書いています)。しばらくXENONさんが指摘する通りの状態(「1月21日」の「日」だけなぜか改行されている)が続いていましたが、さすがに直っています。それにしても、この人たちはアップしてから一度確認するという作業をやらないんですかね。


りんごっこ保育園視察拒否問題でもう1回ぐらい引っ張ろうかと思いましたが、クロダイセンセーの第2回「毎日・創価糾弾祭り」もあったことですし、P2Cさんの〈内部告発Returns〉リターンズを記念する意味もこめて、今日はゼリー方面の話題を取り上げることにしました。


まずクロダイセンセーの街宣の件ですが、なた5963さんが言うように目新しい情報がまったくありませんので、朝木明代市議転落死事件についてクロダイセンセーが何を語ったのか、文末に資料として抜粋するだけにしておきます*1。それにしても、自分のブログより他人のブログの方が「殺害」の件について詳しいというのは、どういうことなのでしょうね。


他方、昨年12月1日の段階でミハルさんが喝破していたように、瀬戸サンは(少なくとも東村山問題に関しては)完璧に終了し*2、もはや責任追及と歴史的検証の対象でしかなくなったようです。瀬戸サンおよびその背後にいる矢野穂積「市議」の責任問題についてはエアフォース〈右翼を煽動した矢野穂積の虚偽説明第10回(最終回)が厳しく問いかけており、私も引き続き蒸し返していく予定ですが、今日は歴史的検証のための材料をひとつ提供しておきましょう。


ひょっとしたらP2Cさんもすでにチェック済みではないかと思うのですが、瀬戸ブログに昨年末(12月31日)に掲載された〈平成20年「行動する保守運動」(後編)〉という記事で、中田聡という人物が次のようなコメントを残していました。そう、洋品店襲撃に参加していた青シャツの男で、Bフレッツの導入コンサルティングなどを仕事にしているらしい人物です(本人がまったく隠そうとせず、コメント時もしばしば仕事用のページにリンクを張っているので、私もためらわずにそのことに触れます)。

 今年まさか、保守系の運動されている方が、朝木明代さんの事件に言及するとは思ってもいませんでした。 四月のシンポジウムで朝木さんの事件については、多少場を借りて話をしましたが、おそらくそれでお終いだと思っておりました。
 朝木明代さんの事件、真相究明に中田の力がどれだけのお役に立つことができるかわかりませんが、力の及ぶ範囲での協力は惜しみません。
Posted by 中田聡 at 2008年12月31日 11:01


4月のシンポジウムというのは、4月22日に開催された「創価学会シンポジウム」のことでしょう。〈平成20年「行動する保守運動」〉前編ではなぜか報告されておらず、「創価学会」もその程度のものかという思いを禁じえないのですが、ブログでは開催の告知〔1〕〔2〕や報告〔1〕〔2〕〔3〕を見ることができます。もっとも、「報告」とは銘打ってあるのですが、会場の目的外使用を注意されたことについて延々と逆ギレするばかりで、シンポジウムの内容はさっぱりわかりません。


このシンポジウムで中田聡がどのような発言をしたのかもわからないのですが、これがひとつのきっかけになった可能性もあるかもしれません。


なお、中田聡は、エアフォースによれば「矢野らと親交を持つ協力者であり、少なくともその当時は矢野と朝木の宣伝に乗せられ『万引き冤罪』と『他殺説』を信じきっていた人物」だそうです。「少なくともその当時は」(平成13年ごろ)とありますが、いまだにその信条は変化していないのでしょう。


瀬戸サンが最後に得意げに持ち出した“目撃証言の食い違い”問題についても、彼は瀬戸ブログのコメント欄で情報提供をしていました。洋品店や目撃者の実名が出てきますので、あえて該当記事にリンクはせず、一部を伏字にして転載しておきます。

 朝木直子さん矢野穂積さんが原告となって創価学会を相手取った裁判の公判の中でこの目撃者の名前は出てきました。
 千葉副署長が○○○○店主の調書を取った中で当時埼玉県狭山市に住んでいた「○○○○○」さんという方がおります。この方が目撃者ということなのですが、フリージャーナリストの野田峯雄氏がこの方を取材したところ「朝木さんの名前は知っているが顔はわからない。」と答えております。
 千葉副署長は弁護士の反対尋問の中で「○○○○○」さんの名前が出たらびっくりした顔していたのを傍聴席からはっきりと見ております。(よもやこの人の名前が裁判で出ることはないだろうとタカをくくっていたような感じがしました)
 調書によるとあと二人いるはずなのですが、万引きを目撃した人が裁判で実際に証言したことは一度もありませんでした。
Posted by 中田聡 at 2008年10月02日 18:54

 前に目撃者「○○○○○」さん(埼玉県狭山市)の事を述べましたが、現在にいたるも宇留嶋氏はこの方についての具体的な記述を自分の関与するメディアで明らかにしておりません。書いたら最後「朝木明代さんの名前は知っているけれど顔はわからない。」という内容まで踏み込まざるを得ないからです。
 彼のブログや『民主主義汚染』に記述があると主張される方がいらっしゃるなら、どこに書かれているのか指摘していただきたいと思います。11月13日に八王子で彼を見かけたら、質問しましょう。この日、私が傍聴できるかどうかわかりません。見かけたらどなたか、質問お願いします。
 なお「民主主義汚染」の意味は、創価学会がその集票力を活かして地方政界や中央政界という議会制民主主義を汚染させている、という警告の書と勘違いしておりました。申し訳ございません。
Posted by 中田聡 at 2008年11月04日 19:47


瀬戸サンも、この2番目のコメントはブログの本文で全文引用していました。なお、これらの主張については、宇留嶋さんがエアフォース〈右翼を煽動した矢野穂積の虚偽説明第6回以降で粉砕しています。


瀬戸サンが中田聡情報をどの程度参考にしているのかはわかりませんが、こういう人物の怪情報にも踊らされた可能性があるということで、いちおう記録しておくことにしました。


【追記】(1月26日)
中田聡の発言内容については、P2Cさんの〈内部告発Returns(4)〜転落死事件への誘い〜〉参照。


【資料】第2回「毎日・創価糾弾祭り」における、どのへんが「創価糾弾」なのかさっぱりわからないクロダイの街宣内容
(1)行政書士、社労士のぼやき〈第2回「毎日・創価糾弾祭り」報告(めちゃ簡易版)

我々は、朝木明代 東村山市議の殺害事件の真犯人の検挙を強く求めます。当時、事件への関与が疑われた創価学会の信者だった者が担当検事になり、担当を命じた八王子支部長の検事も創価学会の信者だった。
これは、検察の怠慢、不祥事又は大失態といえるのではないか?もう一度言います。我々は、朝木明代 東村山市議の殺害事件の真犯人の検挙を強く求めます、検察、警察及び議員に再捜査を強く促します。日本の自由主義、民主主義、正義という国家の基本を護るためです。このまま放置することは絶対に許さない。


(2)反日議員を落選させる会〈<活動報告>「日本を護る会」巣鴨街頭宣伝:東村山市議故朝木明代さん殺害事件究明・創価学会糾弾!
*ただし、クロダイがこの通りの趣旨の街宣を行なったのか、ブログ主が補足を交えながら報告しているものかは不明。

 先ず東村山市議・故朝木明代さんがビルから転落して死亡した事件は他殺であり、これは自殺ではない。朝木さんの腕には犯人によって強く掴まれた時に出来たアザがあり、それは自分ではつけられるものではなく、犯人によって強く両腕を掴まれた時に出来るアザで、両腕を強く握られ抱えられるようにしてビルから突き落とされた。
 朝木さんは反社会的な宗教団体である創価学会を厳しく追及していた人で、先ず疑われるべきは創価学会であったのに、これを取り調べた八王子検察庁の検事は創価学会の熱心な信者であり、また捜査の担当を命じた支部長検事も創価学会の幹部信者だった。
 この朝木さんの死亡鑑定書は事件発生から3年後に明らかにされた。何故これほど世間でも大きくマスコミが取り上げて報道した事件なのに、その死亡鑑定書が3年近くも闇の中にあったのか?
 そのことだけでも、この事件がいかに真相が隠され続けてきたかは明らかであり、何らかの意図が働いて隠蔽工作が行なわれてきたと見なければなりません。

*1:クロダイの言い分については、2008年12月31日付〈ほづみくん、なおこさん、らいねんはおともだちをえらぼうね!むりでしょうけど!〉、2009年1月14日付〈そもそも前提条件が整っていない「創価糾弾祭り」〉など参照。朝木明代が「創価学会を厳しく追及していた」かどうかについては、2008年8月25日付〈矢野・朝木両「市議」は「公明党と厳しく対決」しているか(いやない)〉の末尾で紹介しているソースを参照。

*2:他の問題についても同様とは思うが、いちいち論証するほど暇ではないので、いちおう「少なくとも東村山問題に関しては」と限定しておく。