知事になった行政書士と、痴事に走る行政書士 ※追記2あり


ちょっと苦しいタイトルですが、山形県知事選で現職を破って当選した吉村美栄子氏は行政書士だそうですね。


<よしむら・みえこ>
 山形県大江町出身。お茶の水女子大文教学部卒。リクルート(東京)勤務を経て、2000年に山形市の自宅で行政書士を開業。県教育委員、県総合政策審議会委員などを務めた。57歳。

河北新報山形県知事に新人の吉村氏 1万票差、女性は東北初〉(1月26日付)より。


ちなみに32万票を獲得しての当選だったそうです。比較する方が間違っているというのはわかっているのですが、同じ行政書士でも、違うものですなあ。


というわけでクロダイセンセーの28日の予定について軽くつっこみを入れようと思うのですが、いま立て込んでいるので、続きはあとで。


【追記】(1月27日)
新しく公にされた「大テーマ2」も含めてつっこみを入れようと思ったんですが、なた5963さんXENONさんがすでにやってくれてますし、すでに何回も指摘してきたことの繰り返しになりますので、見送りました。とりあえず、2008年12月31日付〈ほづみくん、なおこさん、らいねんはおともだちをえらぼうね!むりでしょうけど!〉、2009年1月14日付〈そもそも前提条件が整っていない「創価糾弾祭り」〉など参照。(さらに追記しました。文末参照)


代わりに国会議員事務所関係者向けの参考資料を作り、27日付の記事としてアップしておきました。まあこれを活用してくれる関係者がいるかどうかはわかりませんが、裁判も含め、自分がやったことの結果に直面させるのが一番の薬というものでしょう。もっとも、つける薬はもはやないという気もするのですが。


ひとつだけ言っておきたいのは、新たな証拠も出さずにやみくもに「徹底的な再捜査」などを要求するのは、警察資源の浪費を促しているに過ぎないということです。警察には、ただでさえ人員が足りない中で犯罪の検挙・防止にがんばってもらわないといけないのに、それを見当違いの政治的目的で動かそうと試みることの何が「護国活動」か。


もちろん、検察庁や警視庁がこんな要求に応えることは現状ではあり得ないからいいのですが、ベランダのウンコで大騒ぎして刑事と鑑識班を呼ぶわバイクのパンクごときで即座に警察に被害届を出すわ、この人たちは現に警察によけいな手間をかけてますからねえ。「モンスター自称活動家」とでも呼ぶべきでしょうか。


しかも、松沢さんも指摘しているように、パンクの件については、お仲間の誰一人として触れていない。1月21日の巣鴨街宣には瀬戸サンも参加したようですが、『日本よ何処へ』ではまったく紹介してもらえず、アクセス数が数分の1の「反日議員を落選させる会」のブログで、しかも匿名で触れてもらっているだけ。街宣でも、瀬戸サンは東村山の件についてはまったく話さなかったみたいですし、ほんとにハシゴを外されてるんじゃないですかね。


あくまでも「創価糾弾」の一環として朝木明代市議「殺害」事件を取り上げ続けるなら、「請願」などと言わずにさっさと刑事告発すればよいと思うのですが、さすがに虚偽告訴罪で処罰される可能性が非常に高いので、いくら“純情ヒットマン”でもそこまでは無理なのでしょう。懲役刑にでもなれば行政書士の資格も失っちゃいますしね。


【追記2】(1月28日)
クロダイが「朝木明代さん殺害事件の再捜査を求める請願書」の書式例を公にしましたが、当然のことながら新しい論拠や証拠はありません。それにしても、「朝木明代(当時、東村山市議会議員)が転落死した事件」を「(以下、「殺害事件」という。)」と略すのはおかしいでしょ。以下「殺害事件」と言いたいなら、最初から「朝木明代・・・が何者かに殺害された事件」と書かなきゃ。あと、「タイプ」(pu)と書くべきところが「タイブ」(bu)になってるんですが、これからは「タイブ」(bu)で統一するんですかね。


ただ、創価学会の関与については、「殺害事件の発生から現在にいたるまで、マスコミ報道、国会質問等で殺害事件への関与が疑われている創価学会」と書いています。これは、「当時、その関与が疑われた創価学会」という過去形の表現についてコメント欄でつっこまれたことから、自ら退路を狭めたものでしょうね(1月14日付〈そもそも前提条件が整っていない「創価糾弾祭り」〉参照)。おまけに、担当検事らが創価学会員だったことについて、


創価学会による捜査への圧力、影響等があったことを強く推認させ、証拠隠滅、捜査情報の漏洩等の不正又は犯罪行為があったと一般国民から疑われてもやむを得ない


とも書いています。いちおう逃げ道を作ろうと慎重な表現にはなっているようですが、はたしてどうですかね。


千葉さんについても次のように書いています。


当時の副署長千葉英司の捜査指揮と広報にも大きな問題があったのは国会質問、裁判判決等でも指摘されている


ここで「国会質問」とあるのは、1995年11月7日の衆議院・宗教法人に関する特別委員会での、とくに熊代昭彦議員の質問を指していると思いますが、深谷隆司国家公安委員長(当時)は、ちゃんと次のように説明しているんですけどね(議事録の該当箇所は2008年8月30日付〈またまたおとぼけ上手な瀬戸センセイ〉で抜粋)。


この副署長は広報担当でございまして、見通しについて記者に聞かれたので、事件性は薄いと説明しているのでございまして、格別直ちに事故死と断定したわけではありません。現に、現在も自殺、他殺いずれか断定をしない状態で捜査を一層進めているという状況でございます


国会質問に触れるなら当然この答弁も見ているはずで、これをスルーして「大きな問題があった」などと書くのは、新たな名誉毀損になりかねません。議事録を見ていない可能性もありますが、それはそれで、当然やるべきチェックを怠ったわけですから問題があります。


裁判判決についても、いったいどの判決のことを指しているのか、不明です。私の知るかぎり、一連の判決は、千葉さんの捜査指揮や広報には問題がなかったという見解でおおむね一致しています。ただでさえ2件の裁判を抱えて大変だというのに、これ以上よけいなことをやらない方がいいんじゃないですかね。