なぜか日蓮正宗の被害者の会は検索できない瀬戸弘幸


いま2月13日のお昼過ぎです。「東村山市民新聞」ですが、昨日付の記事にも追記しておいた通り、1・29東京高裁判決に関する見出しが2月13日付で若干修正されていました。わかりやすいように新旧の見出しを並べておきましょう。


(旧)〈08.06.17最高裁確定判決で決着済みの事実まで書換えた「蛮勇な第7民事部1.29判決」! 笑えますこの判決は⇒
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(新)〈08.06.17最高裁確定判決に逆らい、事実まで書換えた「蛮勇な第7民事部1.29判決」! 笑えますこの判決の信義則違反 ⇒


この修正については、橋本玉泉さんもいくばくかの疑問を呈しています。とにかく判決文の笑いのツボが知りたいご様子ですから、早く教えて差し上げてください。ちなみに、うっかり流しちゃっていましたが、よく考えると「蛮勇な」という形容詞はありませんよね。不覚なことにつっこみを忘れていて、お恥ずかしい限りです。


なお、リンク先の判決文も、一見白紙の状態が“おなされて”正常に表示されるようになっていました。千葉さんの住所も消されています。ついでに確認したところ、「御用ライター」裁判の訴状からも宇留嶋さんの住所が消されていました。何らかの申し入れがあったのか、自発的に対応したのかは知りませんが、いずれにせよ結構なことです。


もっとも、P2Cさんもさっそく「まとめWiki」に判決文を掲載してくれており、そちらの方が読みやすいしプライバシーへの配慮もさらに十全なので、今後は基本的にそちらにリンクすることにします。大きな字で読みたい方は、薄井市議が3回に分けて掲載してくれていますので、そちらを参照してください(その1その2その3)。


さて、今日はちょっと疲れているので、瀬戸サンが2月13日の朝にアップした〈創価学会って、何なの?〉に簡単につっこみを入れて済ませることにします。創価学会の施設に入れてもらえなかったと言いがかりをつけている件については、凪論〈固定資産税の非課税という意味がわかっていない瀬戸弘幸氏とネットで恥をさらし続ける人々と〉がばっさりやってくれてますのでよしとして、瀬戸サンはこんなことを書いています。

 インターネットで検索すると「創価学会の被害者の会」と言ったものがたくさんあります。神道の被害者の会とか真言宗の被害者の会・或いは曹洞宗の被害者の会などを見つけることはありません。
 創価学会の会員が信仰しているという日蓮正宗の被害者の会なども聞いたことがありません。創価学会に対して多くの被害を訴えるサイトがあるのは、何も創価学会がそれだけ巨大なためだけではなく、やはり問題をより多く抱えた組織であるからです。


この人は、物を調べる能力が根本的に欠落しているのでしょうか、それとも何か思惑があってとぼけているのでしょうか。


宗教団体、霊感商法による被害リンク集まとめ@Wiki」をご覧ください。瀬戸サンは「日蓮正宗の被害者の会なども聞いたことがありません」などと書いていますが、日蓮正宗についてはちゃんと独立のページが設けられています。


また、「日蓮正宗 被害者」で検索すると、3番目に「日蓮正宗被害者の会」という掲示板が出てきますし、5番目に「日蓮正宗(日顕宗) 妙観講 被害対策支援サイト」が出てきます。いったい何を調べたんでしょうか。


いくら「政教分離を考える会」の小川代表が「日蓮正宗関係者とは協力関係」にあり矢野穂積「市議」も妙観講のプレスリリースを全文掲載するほどの深い関係にあるからといって、こんなとぼけ方は少し露骨すぎやしないですかね。


創価学会による現実の被害(脳内被害ではなく)について問題にすることは大いにやればいいと思いますが、こんなことでは、政治的動機や私怨に基づく行動としか受け取ってもらえないことでしょう。創価学会と実際にトラブルを抱えている人たちは、こんな人の呼びかけに応じるのではなく、もっとちゃんとした団体なり個人なりに相談することをお勧めします。


ちなみに、上記被害リンク集には、瀬戸サンがかつて「エールを贈り続け」矢野・朝木両「市議」も一時関係を持っていた幸福の科学についても、独立のページが設けられています。また、これは「被害リンク集」としてはどうなのかなとも思いますが、「国家神道」についてのページもあります。


そういえば、岩永峯一・元農相の関連団体が神慈秀明会から計6000万円の政治献金を受けながら、政治資金収支報告書には記載していなかったというニュースも流れましたね。14日の「政治と宗教を考えるシンポジウム」では、こういう話はやっぱりスルーするんでしょうね。