都合の悪い判決は「茶番」「蛮勇」呼ばわりする矢野・朝木両「市議」


いま2月12日の朝です。昨日付の記事を書いた時点では気づかなかったのですが、よく見ると、〈朝木明代議員謀殺事件の首謀者は許さない!〉という見出し(「東村山市民新聞トップページ)の文字が、2月9日付のときより大きくなっていますね。内容に中身がないと、文字(声)を大きくしたくなるということでしょうか。


2月12日付で登場した次の見出しについては、リンク先の判決文が文字を反転させなければ読めなくなっている点を中心に、各方面で失笑を買って話題をさらっています。

08.06.17最高裁確定判決で決着済みの事実まで書換えた「蛮勇な第7民事部1.29判決」! 笑えますこの判決は⇒
★コメントの必要がないほど、想いがむき出しでそこまで追い詰められていましたか。素人判断ばかり並べないで、法医学者のセカンドオピニオンの担保くらいはね!


判決文が一見すると白紙になっている点について、橋本玉泉さんは「まるで『あぶり出し』のよう」で「なかなか楽しい」と仰せですが、私のように性格の悪い人間はすぐに「本当は判決内容を隠したいという思いが反映されたものでしょうか」などと考えてしまうので、早く修正した方がよろしいかと存じます。なお、あえて細かくは書きませんが、修正の際には少しはプライバシーというものにも配慮してください。贅沢を言えば、OCRで読み込んだものをそのまま載せるのではなく、誤字の修正とかページ番号の削除といった処理もしていただきたいものです。


また、橋本玉泉さんは判決文の笑いのツボが知りたくて知りたくてしょうがないご様子なので、そちらも早く教えてあげてください。


【追記】(2月12日)珍しく12日午前9時前という時間帯に2月13日付の更新が行なわれ、高裁判決についての大見出しが〈08.06.17最高裁確定判決に逆らい、事実まで書換えた「蛮勇な第7民事部1.29判決」! 笑えますこの判決の信義則違反 ⇒〉に修正されました。依然として、書き換えられた「事実」とは何なのか、「信義則違反」とはどういう意味で何が笑えるのか、さっぱりわかりません。それにしても、「市議」のくせにこれほど「信義則」という言葉が似合わない人たちもそうはいないでしょう。なお、〈朝木明代議員謀殺事件の首謀者は許さない!〉という見出しの下の文言も、〈・・・虚構を必死に強調する必要はない。関係のある者が必死に叫び、事件の真相を自白しています。・・・〉と修正されています。これまた意味不明で、まさに「真相を自白して」いると言えるでしょう。ちなみに、判決文はあいかわらず一見白紙のままです。(追記終わり)


さて、「虚構判事、大谷禎男」とまで言い切ってしまうクロダイくんほどではないにせよ、矢野・朝木両「市議」は1・29東京高裁判決を「蛮勇な第7民事部1.29判決」と評しました。「蛮勇な」というのが「第7民事部」にかかるのか「1.29判決」にかかるのか不明ですが、どっちにせよ、「越境通勤市議」裁判の最高裁決定に言いがかりをつけたときと同様、司法軽視の姿勢を露にしたわけです。


これを見て思い出されるのが、「東村山市民新聞」裁判の高裁判決(上告断念)で謝罪広告を命じられたときの、矢野・朝木両「市議」の対応です。


命令に従って創価学会に対する謝罪広告は掲載したものの(紙版「東村山市民新聞」126号、2002年5月31日付)、〈お仲間判事が真っ赤なウソまで〉などの大見出しを掲げて判決を全面否定するページで、〈↓逆に疑惑が深まった、これがお仲間判事の「茶番判決」〉という小見出しの下に掲載するという、「異常そのもの」の対応をとったのでした。


とりあえず、松沢呉一さんが載せてくれたスキャン画像を見ていただきましょう。



謝罪広告の内容は次の通りです。

     謝罪広告


 矢野穂積及び朝木直子は、「東村山市民新聞」平成七年九月二七日付け第六八号から平成八年二月二一日付け第七二号までの各紙上において、あたかも貴会が、東村山市議会議員であった故朝木明代の万引き事件のねつ造に関与し、同人の殺害に関与した旨の記事を掲載しました。
 しかしながら、貴会が、故朝木明代の万引き事件のねつ造及び、同人の殺害に関与した事実は存在せず、右記事は事実に反しているものでした。
 したがって、矢野穂積及び朝木直子は、右事実に反する記事によって貴会の名誉を著しく毀損したことに対して、謹んで謝罪の意を表します。


 平成一三年一二月二六日


                     矢 野 穂 積  
                      朝 木 直 子


  創価学会殿


これのすぐ上に、〈↓逆に疑惑が深まった、これがお仲間判事の「茶番判決」〉という文字が置かれていたわけです。裁判官についても、ずいぶん口汚く非難しています。

(地裁・下田判事)「創価信者である証拠はない」
→疑惑隠し 証拠を無視、検事が信者という決定的事実を隠して、一人も証人尋問せず、途中で裁判を勝手に打ち切り、筋書き通りに創価を勝たせたが、高裁で、担当検事が創価信者という真っ赤なウソがばれた「札付き判事」
(高裁・近藤判事)「創価信者であるが疑惑ない」
→開き直り 矢野・朝木議員らが批判、ついに下田判決のウソを認め担当検事らは創価信者と認定したが、疑惑否定に無駄な努力の常識はずれ判事。


とても「市議」とは思えない口ぶりですね。やっぱり、そのうちクロダイくんと同じように「虚構判事」などと言い出すかもしれません。今後の逆ギレぶりを楽しみに見守るとしましょう。


話は変わって、もんさんから「巨大サイト」などと評していただきましたが、私のところのページビューはせいぜい1日平均800〜1500ぐらいだと思いますよ。おかげさまで「東村山市民新聞」と比べれば十数倍は巨大ですが、瀬戸サンのところには、数でははるかに及びないでしょう。たぶん私のところから流れていく人が多いということだと思いますが、それだけ東村山問題に強い関心を持っていて、自分で情報を確認しようとする読者が多いのだと思います。


ブログランキングも、逆投票(つまらないブログは順位を落とす)制度が導入されれば、もう少し意味のあるものになると思うんですけどね。かえってぐちゃぐちゃになっちゃうかもしれませんが。