朝木明代市議転落死事件について“選挙が近くなるまであっためる”と語る矢野「市議」と、佐藤市議に対する下劣な攻撃


東村山市民新聞」ですが、2月19日付の更新でトップページに〈管理者プロフィール〉という見出しが登場し、〈発行人と編集長〉のページにリンクが張られました。私もこのページは久しぶりに見ましたが、魚拓と照らし合わせてみると、次の太字の部分が追加されています。

朝木明代初代発行人以来、タブーに斬り込み、徹底した調査・取材で、不正に鋭くメスをいれ、行政・議会を市民がコントロールし、社会正義を実現するための辛口地域新聞です。
 1995年9月1日に発生した朝木明代議員謀殺事件の究明と犯人検挙に取り組んでいます。


どうしていまごろこんなことを書き足してるんでしょうね。


新風連と新風のヲチ板に、こんな書き込みがありました(一部改行を修正)。

252 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2009/02/18(水) 15:57:57 〔ID略〕
名古屋でのシンポジウムの動画見たけど酷いな。
直子はともかく、当事者の一人である矢野に、事件解決の意欲が全くないことが分かる。


最後の質疑応答の場面で
矢野「朝木議員の事件については、もう少しあっためて、選挙が近くなったら、東村山で私たちが出してる新聞で市民の皆さんに公表していきたい」
直後の直子「時効まであと1年半しかありません」


ちなみに次の東村山の選挙は、任期満了なら市議選・市長ともに2011年。
瀬戸達の言うように、犯人逮捕の為、国民運動をしていくつもりなら、どうみても間に合いません。
そもそも、何で選挙前まで引っ張る必要があるのかも理解不能


動画(その4、22分40秒あたり)を確認してみたところ、矢野「市議」が「もう少しあっためて」と言っているのは、正確には『FORUM21』座談会名誉毀損裁判の最高裁判決(2008年6月17日)のことのようです。


この事件についてはいずれの当事者(創価学会および矢野・朝木両「市議」)からも判決の詳細が公表されていないので定かなことは言えませんが、“矢野「市議」らは、創価学会が朝木明代「殺害」に関与したとまでは言っていない”というだけの判決ではないかと推測されます(2008年7月4日付〈所管の「法令理解力」を云々する矢野「市議」に「判決読解力」はあるか(いやない)〉および同11月28日付〈もはや犯罪的な裁判情報の操作と、だまされ続ける側の罪〉参照)。


いずれにせよ、「何で選挙前まで引っ張る必要があるのかも理解不能」なのは変わりません。本当に「朝木明代議員謀殺事件の究明と犯人検挙」に取り組むつもりがあるなら、そしてこの最高裁判決がそれほど決定的なものなら、判決内容の公表を「選挙が近く」なるまで待つ必然性はまったくないでしょう。「朝木明代議員謀殺事件の究明」とやらがいったいどのような動機に基づくものなのか、決定的に明らかになったような気がします(2008年11月12日付〈ほんとは静かに時効を迎えたかった?矢野・朝木両「市議」〉および同11月18日付〈「真相究明」のポーズをとり始めた?矢野・朝木両「市議」〉も参照)。


【追記】せっかくなので、上記の発言が行なわれた部分を文字おこししして、文末に資料として掲載しておきます(追記の追記20日付の記事に移動しました)。あらためてつっこみを入れますが、お集まりの皆さんもコケにされたものですな。まあコケにされるにはそれだけの理由がありますので、同情はできませんが。


なお、2月19日付の更新では、やはりトップページに〈朝木明代議員謀殺関係訴訟結果リストを掲載しました。〉という見出しも加えられました。(追記:2月19日午後2時22分ごろ、見出しの文字が赤に変えられたようです。ついでに花の写真も差し替えたみたいです。)


このリストについては、けっきょく裁判情報の操作の一環でしかないことをすでに指摘してありますが、たとえば『潮』事件について「判決理由が『万引き・自殺』を否定。実質勝訴」と書いていることをはじめ、おかしな点がたくさんあります。とくに大きなネタが飛び出してこなければ、明日ぐらいから簡単に検証してみるとしましょう。そういえば、1・29東京高裁判決については2月10日付で上告したそうですね。


なお、他のページについてもちょこちょこと修正が行なわれていますが、やはり旧トップページから適当にぶちこんだ見出しを整理しているだけですので、報告すべきことはそれほどありません。


ただ、たとえば〈保育園問題〉のページを見ていただくと、りんごっこ保育園問題を追及する佐藤市議が矢野・朝木両「市議」にとっていかに目の上のタンコブであるか、実感いただけるでしょう。数々の問題について説明責任を果たすこともなく、
6 「りんごっこ保育園」に粘着しつづける佐藤まさたか「市議」
7 実は自分も無認可保育室の職員だった!
などと佐藤市議を罵っています。前者の見出しは前からありましたが、後者は初登場じゃないですかね。


創価問題〉のページにも、〈1 行政部判決と「りんごっこ保育園」の現状(保育園の足りない東村山市で、「保育園つぶし」を画策しているのは一体、誰?)〉という見出しが新たに追加(移行)されています。要は“りんごっこ保育園を批判するのは創価学会の陰謀だ”と言いたいわけで、本当にご立派な方たちです。


また、宮崎駿監督がらみのどうでもいい見出しが2つだけぽつんと掲載されていた〈議会関係〉のページにも、見出しが大量に追加(移行)されました。それにしても見にくい(醜い)ページです。ほとんどの見出しは旧トップページにあったものですが、いくつか新しい、そしてますますひどい内容も追加されています。

3 【異様な光景でした!この人達が「市議」?】
★ 08.9.01 朝木明代議員追悼の東村山駅頭行動の参加者らを、必死につきまとって、佐藤まさたか、薄井まさよし両氏は、創価擁護記事ライターらと写真撮影をしました。まるで「諜報員」のようでした。


創価擁護記事ライター」ことウルシマさんは取材ですし、佐藤さんと薄井さんは主に矢野・朝木両「市議」の写真を撮ってたんじゃないですかね。それよりも、この〈議会関係〉のページの方がよっぽど異様ですよ。次のような見出しも加わっているし。


4 【ニセ メールで事実を捏造した市議】
5 【佐藤「市議」と保育園問題】 保育園問題の背景には創価が(聖教新聞


あくまで、りんごっこ保育園の問題を認めたくないんですね。どこかちゃんとした保育園で「社会の一員として必要なことがら」を身につけてきた方がいいんじゃないですかね。


きわめつけは、〈6 佐藤真和「市議」問題〉として掲げられている、次のような記述です(丸付数字はカッコ付数字に変更)。太字の部分が、これまでにはなかった記述です。

▼佐藤まさたか(真和)「市議」の「(1)被選挙権問題」((2)妻子は日野市多摩平に居住)
「佐藤は東村山と日野の両方に居住の事実がある」の選管認定を示され絶句!
 最高裁は自ら審理しなかったため、過去の最高裁判例との関係は不透明のままとなりましたが、市民新聞は、佐藤さんの居直りを許さず、今後も問題の追及を続けます。


1月15日付〈最高裁に言いがかりをつける矢野・朝木両「市議」の恥知らずな態度〉ほかの関連記事で指摘している通り、いずれも昨年12月8日の最高裁決定で決着済みの問題です。それを無視して「居直り」を続けるばかりか、「妻子は日野市多摩平に居住」などという、法的・倫理的に何ら問題のない、佐藤市議もとくに隠し立てしていない事実をわざわざ強調して書くのは、いったいどういうことなのでしょうか。


矢野・朝木両「市議」は、自分たちがこのような下劣な攻撃の材料にされる妻子の気持ちを、少しでも考えたことがあるのか。


こんな連中に、保育園の運営に関わる資格があるのか。


このような矢野・朝木両「市議」の姿勢については、薄井市議もかつて強い疑問を表明しています。


来週から市議会3月定例会が始まりますが、同僚市議が、有権者の信託も踏みにじるこのような卑劣な攻撃を受けているのですから、議会としても何らかの対応をとってもらいたいものです。せめて佐藤市議の身分確認決議でもして、矢野・朝木両「市議」の主張が言いがかりであることをはっきりと示すことはできないのでしょうか。



【資料】第4回「政治と宗教を考えるシンポジウム」(2月14日、名古屋)における矢野「市議」の最後の発言
20日付の記事に移動しました。