あれっこれ叫ぶなら、議席譲渡事件の責任をとって辞職&報酬返還してからね


3月16日付の記事も後から埋めるつもりですが、3月17日の夜、「東村山市民新聞」に新規ページが登場しましたので、とりいそぎお知らせしておきます。通例なら18日付の更新になるはずなのですが、3月18日正午現在、「最終更新日 2009年3月17日」のままです。


■〈公明・谷村孝彦都議の口利き疑惑


トップページでは、〈議会関係 3/4 東村山市議会で、矢野議員が 谷村孝彦・公明党都議の新銀行東京の無担保3千万融資・口利き疑惑を追及!〉(トピックス)からリンクが張られています。この見出しは3月6日付で登場したものですが、ようやく中身についての報告が加えられたわけです。


本件については、問題があるなら遠慮なく追及すればよいというのが私の立場ですので、現時点であれこれ言うつもりはありません。むしろ、たまには「市議」らしい更新もやるんだなと、少し感心したぐらいです。


もっとも、東村山市内の業者との関連で問題を取り上げようとしているのはわかるのですが、この新規ページを見てもやはり、“都議になってからやればいいのに”という印象は払拭されません。さらに詳しくは、瀬戸弘幸ブログ〈炸裂! 公明党都議「口利き」融資斡旋問題(4):草の根・矢野穂積市議が新銀行東京疑惑に切り込む〉を参照。


いろいろとつっこみどころが多いのは、もうひとつの新規ページです。トップページでは、〈お騒がせ「市議」〉(トピックス)が〈お騒がせ「市議」の09.3月市議会〉に修正され、そこからリンクが張られています。〈お騒がせ「市議」〉といえば誰もが矢野・朝木両「市議」のことを連想するはずなのですが、ここでは佐藤まさたか市議のことを指しています。


お騒がせ「市議」の09.3月市議会


いくつかの内容が含まれていますが、矢野「市議」が一番強調したいのは、2番目の〈佐藤「市議」には選挙人名簿の被登録資格なし〉という点でしょう。要はこういうことです。


(1)前々回の市議選(2003年)時、佐藤が選挙の3ヶ月前に東村山市に転入してきた際、佐藤は認証保育所「空飛ぶ三輪車」で一時生活し、そこを住所としていた。
  ↓
(2)しかし都は認証保育所の目的外使用を認めていないので、認証保育所での生活実績を根拠に東村山市の選挙人名簿に登録したことは違法である。
  ↓
(3)したがって、「佐藤『市議』は、選挙権も被選挙権も剥奪される運命なのである」。
  ↓
(4)佐藤市議は、「選挙人名簿への登録の違法の責任をとり潔く辞職する」べきである。


まったく往生際の悪いことですが、詳しくはあらためて検討して追記するか、新たに記事を起こします。とりあえず、1月15日付〈最高裁に言いがかりをつける矢野・朝木両「市議」の恥知らずな態度〉など参照。


そもそも、いまさら佐藤市議が「選挙権も被選挙権も剥奪される運命」に陥ることなど考えられず、だからこそ矢野「市議」も「潔く辞職するよう勧告する」などと言っているのでしょう。こんなふうに「あれっこれ叫ぶ」なら、議席譲渡事件時の矢野「市議」の繰り上げ当選も違法・無効だったのですから、潔く辞職するとともに、「違法」に議員をやっていた時期の議員報酬約2000万円も返還してからにしていただきたいものです。


なお、矢野「市議」はこの記事で、「ホームーレス〔ママ〕の人物が公園を住所として登録できると争った訴訟は、最高裁で、昨秋、敗訴が確定している」として、いわゆる住民票転居届不受理処分取消請求事件判例を持ち出してきました。これも明らかに佐藤市議の事案とは性質が異なる事件なのですが、その点についてはあらためて検討します。この判例についての評価も分かれると思いますが、いずれにせよ、このような判例を嬉々として持ち出してくること自体、矢野「市議」が社会的弱者の擁護などにはまったく関心を持っていないことの表れと言えましょう。


他方、矢野「市議」が「市は問題の都認証保育所に対して処分をすべきではないか」と言っていることには注目できます。認可保育所については、“東村山市には権限がない”として公然たる非協力宣言を行なっている矢野・朝木両「市議」ですが、少なくとも認証保育所については市の処分権限まで認めたわけです。もっとも、りんごっこ保育園については「何の問題もない」とまで言い切っていますが、このあたりの話はいずれまとめて検討しましょう。


最後に、矢野「市議」は、答弁に立った市児童課長についていちいち「中島児童課長(創価」と表記しています。このような矢野「市議」の姿勢については2月26日付27日付の記事で疑問を提起しておきましたし、橋本玉泉さんも問題点を指摘していますが、本当にいやらしい人ですね。


〔この記事は3月18日の午後にアップしたものです。〕