上から目線で墓穴を掘る矢野・朝木両「市議」 ※追記


昨日付の記事を書いてからまだそれほど時間が経っていないのですが、矢野・朝木両「市議」がまた墓穴をお堀りになったようなので、とりいそぎつっこんでおきます。3月31日付で、〈訴訟1〉の記述(トップページ)に以下が付け加えられました。

矢野・朝木議員が、多くの法医学の専門家の意見を確認する努力をしたことを知らないで、「長方形」の皮膚変色痕などという気楽な「珍説」を書面で裁判所に提出するチバさん、世間を甘く見ないで努力をしたらどうですか努力を。あのライターと一緒に出廷し、あなたのやってる数多くの裁判の目的は一体何ですか。


上から目線の割に、妙に気弱な様子も伝わってくる文章です。「珍説」だというなら、その根拠をきっちり示した上で後はほっとけばいいと思うんですが、何かこだわる理由があるのでしょうか。


それはともかく、問題は「多くの法医学の専門家の意見を確認する努力をしたことを知らないで」という部分です。


おそらく、「多くの法医学の専門家の意見を確認」しようとしたのは事実なのでしょう。しかし、それを公表せず、裁判にも提出しないのでは、千葉さんが知るはずはありません。実際、「創価問題新聞」事件の東京高裁判決(1・29判決)を見ても、上腕部のアザについては、鈴木庸夫・山形大学名誉教授以外の専門家の見解が提出された形跡はないようです。


では、なぜ「多くの法医学の専門家の意見を確認」した結果を裁判に提出しなかったのでしょうか。多くの専門家が一致して矢野・朝木両「市議」の主張を支持したのであれば、それを提出することによって、結論はますます矢野・朝木両「市議」にとって有利なものとなったはずです。


私には、ただひとつの理由しか思いつきません。すなわち、
矢野・朝木両「市議」にとって有利な鑑定意見を書いてくれる「法医学の専門家」が、鈴木名誉教授以外には見つからなかった
ということです。矢野・朝木両「市議」がお書きになっているように、「無理やり自分に都合のいい鑑定書を強制して書かせるわけにいきません」からね。これはあくまでもひとつの推測ですから、「多くの法医学の専門家の意見」をすべて公にしていただいた上で、邪推であったと納得すれば、喜んで訂正しますが。


なお、千葉さんが起こした「数多くの裁判の目的」については、1月2日付〈弱きを助けるために矢面に立つ千葉英司さんの“男気”と、情報操作で他人の権利侵害を煽る矢野・朝木両「市議」の“下劣さ”〉参照。クロダイくんの〈朝木明代さん殺害事件関連裁判のお知らせ。〉についても、これを見ていただければあえてつっこむ必要もないでしょう。矢野・朝木両「市議」の情報操作で市民に迷惑が及ぶから、千葉さんが闘い続けなければならないのです。


【追記】(3月31日夜)
クロダイくんが「聖教新聞を購読する創価学会シンパの洋品店」が書いていることについてはいずれつっこもうかと思ったんですが、荒井さん(C.I.L)が〈罪の上塗りをする前に、テメエは社会に出て汗水たらして働けクロダイ。〉でやってくれたので、手間が省けました。


瀬戸サンからも「現実を視よ!」と言ってやってほしいものですが、瀬戸サンからしていまだに「正義感に強い女性市議が万引きなどする筈もないと一般の人なら誰でも思うでしょう」などと寝言を言って、凪論で〈瀬戸弘幸氏の「正義感が強いから万引きしない」論が早くも破綻〉とつっこまれているのですから、無理ですね。私なら、「早くも破綻」より、「あらかじめ破綻」「あらためて破綻」と言いたいところです*1


ちなみに、クロダイくんはコメント欄で「最近、マスコミ報道は常に疑いながら見ています。・・・この視点を持つだけで、マスコミの嘘に踊らされることは減ります」と書いています(2009/03/30 19:19)。矢野・朝木両「市議」の情報操作に思いっきり踊らされ、そのくせ批判者のブログは反論するどころか見ることもできなくなった(2009/03/29 23:03)人間が、何を偉そうに言ってるんですかね。そういえば、西村修平サンは“オレはマスコミの報道を鵜呑みにしただけだ!”(意訳)と主張していましたね。要は、見たいものしか見ない、信じたいものしか信じない人たちだということです。


一方、「東村山市民新聞」は31日お昼ごろ早々にトップページが更新され(最終更新日は変更なし)、上記本文で報告しておいた記述が次のように修正されていました。新しい記事を起こすほどのことでもありませんので、ここで追記しておきます(改行は修正)。

矢野・朝木議員が、多くの法医学の専門家の意見を確認する努力をし、先生方が口を揃え、揃って「上腕内側部に皮下出血を伴う皮膚変色痕(アザ)のあるときは『他人(加害者)と争った跡』と考えるのが法医学の常識である」ことを教えられ、これらの先生方の信頼にたる法医学の権威として推薦・紹介された方に客観的鑑定を依頼し、事件発生直後の現場写真多数等必要資料をもとに作成された鑑定意見書を裁判所に提出したことを知らないで、「長方形」の皮膚変色痕などという気楽な「珍説」を書面に書いてまでで裁判所に提出するチバさん、世間を甘く見ないで努力をしたらどうですか努力を。あのライターと一緒に出廷し、あなたのやってる数多くの裁判の目的は一体何ですか。創価系応援団がいくら素人判断であれこれ言っても、全く無意味です。


なるほど、鈴木名誉教授以外にも書いてくれる可能性のある人はいたが、鈴木名誉教授が最も適任であったから依頼したとおっしゃりたいわけですね。


それならそれでもいいのですが、いずれにせよ、その「多くの法医学の専門家」の名前も明らかにされず、各専門家がどのような資料に基づきどのような見解を述べたのかの詳細も不明なままでは、それこそ「全く無意味」ですね。何しろ、矢野・朝木両「市議」には、一風俗ファンの風営法解説を鵜呑みにして「法律家・研究者の方々の応援により急展開!」などと大騒ぎした前科がありますしね。


それより、アザが「長方形」だったという主張を「気楽な『珍説』」と決め付ける根拠があいかわらずわかりませんので、教えてもらえれば幸いです。


【追記の追記】
追記をアップした後にあらためて確認したら、4月1日付の更新でさらに加筆修正されていました。以下、太字が追加箇所です。「世間を甘く見ないで努力をしたらどうですか努力を」という上から目線の説教は削除されました。まあ、“市民を甘く見ないで市議としての仕事をしてはどうですか市議としての仕事を”などとつっこまれかねませんしね。

矢野・朝木議員が、多くの法医学の専門家の意見を確認する努力をし、先生方が口を揃え、揃って「上腕内側部に皮下出血を伴う皮膚変色痕(アザ)のあるときは『他人(加害者)と争った跡』と考えるのが法医学の常識である」ことを教えられ、これらの先生方の信頼にたる法医学の権威として推薦・紹介された方に客観的鑑定を依頼し、事件発生直後の現場写真多数等必要資料をもとに作成された鑑定意見書を裁判所に提出したことを知らないで、「長方形」の皮膚変色痕などという気楽な「珍説」を法医学のイロハもふまえず、書面に書いてまでで裁判所に提出するチバさん、とは言っても、あなたには法医学者の意見書を裁判所に提出するなど、到底無理な話だったのでしょうね。おかげで高裁7民は、暴走してしまいました。
ところで、あのライターと一緒に出廷し、あなたのやってる数多くの裁判の目的は一体何ですか。創価系応援団がいくら素人判断であれこれ言っても、全く無意味です。

*1:2008年10月4日付〈「くさぷぅ〜グループ」の貧困な人間観〉および同11月29日付〈高齢者犯罪が増加:半数は万引き〉のほか、資料屋◆bfimNvQTbのブログ〈市議であろうと万引きをするときはする〉(10月6日付)および〈万引き事件処理、統計からみる実像〉(11月3日付)も参照