市政に関心のない矢野・朝木両「市議」に代わって市議会の動向を少し紹介してみる


朝木明代市議転落死事件について語ることも、矢野・朝木両「市議」が「社会正義を実現する辛口地域新聞」などという言辞を弄するのとは真逆の意味で社会正義のために必要だとは思うのですが、そろそろ読者も食傷気味でしょう。東村山市の未来にとっても、矢野・朝木両「市議」の人格特性をあぶりだして有権者に知らしめること以外には、ほとんど役に立ちません。


というわけで、今日は気分転換に市議会3月定例会の話をします。本当は私ではなく矢野・朝木両「市議」こそが語るべきなのですが、そんなことを期待するのは八百屋で魚を求めるようなものです。他の多くの市議はもちろんそれぞれ3月定例会の報告を行なっており、主だった話題についてはそちらをご覧いただくとして、ちょっと目についたトピックをいくつか取り上げます。


まず私の目を引いたのは、政策総務委員会に付託された請願を踏まえ、「憲法九条第1項、第2項堅持を求める意見書」が採択されたことです。矢野「市議」も政策総務委員会に所属していますが、請願の採択には賛成したんでしょうか。


また、「草の根」は意見書の採決のときは退席(実質反対)するのが通例のようですが(2008年10月1日付〈「意見書」採決のたびに退席する「無責任市議」〉参照)、今回はどうだったのでしょうか。口だけとはいえ東村山『憲法9条(2項)の会』をつくります」などといまだに書いているのですから、しっかり報告してもらいたいものです。


次に、「議会運営委員会所管事務調査事項報告書」が3月26日付で公開されていました。


「インターネット中継について」「時間制限について」「資料請求について」の3項目に関する議論を集約したものですが、市議会のインターネット中継については、「平成22年度の実施に向けて、今秋に予算要求を行い、22年度の早い時期に放映開始する」という方向でまとまったとのことで、何よりです。


質問時間制限については、本会議初日・最終日のみ、質問時間を全体で10分増やすことになったようです。いろいろな議論があってなかなかまとまらないようですが、まあ毎回のように「時間制限に抗議」しながら議案とは全然関係ない質問に相当の時間を費やす一部議員もいることですから、それが改まらない限りは解決もなかなか難しいでしょう。


第3に、3月30日付の記事の冒頭で触れた待機児問題については、薄井市議が、〈待機児問題についての議論と考え方〉(全10回)として市議会におけるこの間の議論を整理してくれています(〈子育て関連〉カテゴリー参照)。


また、「草の根」共産党は名前を連ねなかった「東村山市認可保育園の待機児解消を求める緊急要望書」については、鈴木市議が提案内容をさらに具体的に解説しています。もっとも、薄井市議が指摘するように、平成21年度予算には待機児対策費用はとくに計上されていないとのこと。薄井市議のブログのコメント欄ではこの問題について活発な書き込みがあり、薄井市議も誠実に応答しようとする姿勢を見せていますが、「草の根」問題と同様、けっきょくは市民が動かなければ市議会と行政もなかなか変わらないでしょう。


それにしても、“くやしかったら自分で認可園を作ってみろ! やーい!”(意訳)と佐藤市議を揶揄する矢野・朝木両「市議」は、この問題についてどのような見解をお持ちなのでしょうね。一般会計予算に関する反対討論の内容とともに、サイトで報告していただきたいものです。


なお、その佐藤市議の報告によれば、当初314名だった待機児数は、その後230名まで圧縮されたそうです。


また、やはり佐藤市議が紹介してくれている児童育成計画推進部会(3月25日)の資料によると、これだけ待機児がいるにも関わらず、りんごっこ保育園への申込者数(第1希望から第8希望まで、申請書の欄に書かれたものを全てカウントした総数)は何だか少ないらしいことが明らかになりました。他の保育園はおおむね定員以上の申込みがあるのに対し、りんごっこ保育園への申込者は定員77名に対し67名で、保留者(待機児)数は1名に留まっています。


どの保育園を希望するかは地理的条件等によってもかなり左右されるでしょうから、この数字だけを見てあれこれ言うつもりはないのですが、入園後に転園を希望する保護者も少なくないことを考えれば、りんごっこ保育園には「何の問題もない」などと胸を張っている場合でもありますまい。


ともあれ、せっかくホームページを設けているのに園の紹介を見ることができないという異常な状況は、さっさと是正した方がいいですね。りんごっこ保育園(認可)のリンクをクリックしたら〈苦情処理について〉の報告が、りんごっこ第一保育園(認証)のリンクをクリックしたら〈東京都第3者評価の結果です。〉というページが出てくるようでは、園の経営そのものに不安を持つ保護者も当然いるでしょう。もう半年近くこの状態のままなんですから。