そういえば「朝木明代基金」の会計報告もやるべきでは


瀬戸サンが、「カルデロン一家支援組織」を「暴力を是認するならず者集団」「このような素晴らしい暴力賛美の集団」などと形容し、「あなた達こそ、卑劣な連中です」と非難しています。左翼の側も馬鹿なことをやったものだと思いますが、そんな敵失で大喜びしている場合ではありませんね。


何度も書いているように、お弟子の有門大輔サンは、「街頭演説をしている時に言いがかりをつけてきた外国人を取り囲んで恫喝する、あるいは袋叩きの目に遭わせる」ことができるかどうかに「行動の成否はかかっている」と決意表明しています。


それどころか瀬戸サンは、中国人マッサージ嬢を殴り倒して意識不明の重体に陥らせた日本人男性を擁護し、速やかな釈放を要求しています。


まさに「暴力を是認するならず者集団」であり、瀬戸サンが〈カルデロン一家支援組織の正体〉で書いていることは一言一句が自分たちに跳ね返ってきていることを自覚するべきでしょう。


また、デモを妨害しようとした左翼集団に向かって、


あなた達の目指す未来とは、異論を暴力で排除する、そんな社会なんですね。御免こうむります。
 あなた達こそ、卑劣な連中です。」


などと言って悦に入っている場合でもありません。


何しろ瀬戸サンは、朝木明代市議万引き被疑事件の舞台となった洋品店をめぐる一連の裁判の結果には一度も触れることなく、洋品店襲撃事件について何ら問題はないと言い張っている人です。


矢野・朝木両「市議」を批判する者は、そこで何が問題とされているかに関わらずすべて「創価学会を利する人達」と見なし、攻撃・糾弾していくと宣言する人です(3月19日付〈矢野穂積・朝木直子両「市議」の批判者はすべて「糾弾」すると宣言した瀬戸弘幸〉参照)


在留特別許可の付与という法務大臣の合法的判断を撤回させる目的で法務省前で街宣するだけならまだしも、13歳の少女が暮らす地域と学校にまで集団的圧力をかけようとする人です。
【追記】日刊ベリタの記事によると、主催者は冒頭に「デモ行進のコースですけれども、カルデロン・ノリコが通っておりました、蕨市立南小学校、そして現在通っております、蕨市立第一中学校の横を掠めるコースを設定いたしました」と述べ、中学校前では「カルデロン一家を直ちにフィリピンに戻せ!」「不法滞在者不法就労カルデロン一家を、直ちに日本から、追放するぞ!」とシュプレヒコールをあげたそうです。しかも、「ノリコさんはこの日、音楽部のため学校内に居た」そうです。
【さらに追記】(4月13日)批判側が編集したと思われる、学校前の様子だけピックアップした動画もアップされていました。中学校前では、「ここが蕨市立第一中学校です。皆様批判の声をあげましょう」などと叫んでいたようです。


物理的暴力はかろうじてともなっていないにせよ、このような集団的威迫行為は、「異論を暴力で排除する」ことと本質的に変わりません。


増木重夫・遠藤健太郎両容疑者が「入学式に街宣車を出して抗議活動をする」などと小学校長を脅した疑いで逮捕された件についても、子どもたちを脅かして1年の始まりを台無しにするこのような威迫的行動の是非は(報道された記事は読んでいるにも関わらず)一切論じず、


「人に危害を加えるような言動を発したなどということはないと信じています」
「多少の言いすぎがあったのかも知れません・・・が、彼のこれまでの行動が今回の事件で全て否定されるものではありません」


などと述べるばかりです(瀬戸弘幸ブログ〈遠藤健太郎氏の反日教組運動〉)。


しかも、増木容疑者についてはブログではまったく触れない。遠藤容疑者の場合とは違い、“あいつならやりかねないかも”と思ったのでしょうか。C.I.L〈西村修平・瀬戸弘幸一派の財布係こと増木重夫が逮捕された〉についても、自分のブログで堂々と反論すればいいものを当該記事のコメント欄にこそこそとコメントを残し、それに対して〈増木重夫との関係を全否定する瀬戸弘幸氏への反論〉を突き付けられると、途端に何も言えなくなる。


また、他人がカンパを募るときには必要以上に厳しい条件を課すくせに、自分が受け取っているカンパについては、「逮捕された遠藤健太郎氏の会計報告のようなものすら」行なわない(凪論〈怪しすぎる維新政党・新風副代表瀬戸弘幸氏と弁士「様」〉等参照)。月に5万円程度のカンパを受け取っているのは認めているのですから、何らかの報告をするか、さもなくば一切のカンパを辞退するべきでしょう。お弟子の有門サンも、「他人の財布をアテにするな!」とおっしゃっていることですし。


この会計報告問題を考えているうちに思い出したのですが、そういえば矢野・朝木両「市議」も、朝木明代市議「殺害」事件の「犯人逮捕」に向けて「1千万円の懸賞金を用意するための基金」への協力を呼びかけていましたね。


創価問題新聞」の〈犯人逮捕へ1000万円懸賞金〉というページには、かつて次のような呼びかけが掲載されていました。

懸賞金の目標1000万円達成にご協力を!
 2度の判決で、朝木明代議員が殺害されたことが判明しました。
 犯人逮捕のために、1千万円の懸賞金を用意するための基金へご協力を呼びかけたいと思います。
 詳細は、近々おしらせいたします。また犯人逮捕につながる情報の提供をお願いいたします。(Tel〔略〕 朝木)


それが今では次のような内容に変わっています(2008年12月23日付で変更)。

速やかな犯人の逮捕にご協力を!
 犯人逮捕につながる情報提供者への懸賞金は、すでに実行犯の絞込みが進んでおり、2008年12月23日をもって終了致します。ご協力に感謝いたします。


けっきょく、少なくとも「創価問題新聞」のサイト上で詳細が明らかにされることはありませんでしたが、中田聡サン*1からもらったカンパを突き返したこともあるようですから(エアフォース〈創価問題新聞事件第12回参照)、少しはカンパする人もいたのでしょう。仮にも市議会議員の名前を出してお金を集めた以上、やはり公に会計報告をしておくべきではないですかね。


また、嘘か本当か知りませんが「絞り込み」が進んでいるなら、その過程で何らかの情報提供があったはずです。私は実際に近い将来「犯人逮捕」があるなどとは考えていませんが、矢野・朝木両「市議」は、少なくとも公式にはそうは考えていないでしょう。


であれば、1000万円という目標額にどの程度近づいたのか、足りないとすればその分をどのように埋め合わせるつもりなのか、それも公式に表明しておく必要があるのではないかと考えます。そうしないと、まさかそんなことがあるなどとは私は思っていませんが、払うつもりもないのにお金を集めたのではないかなどと勘繰られかねませんからね。あわせて、あと1年半後に迫った時効までに「犯人逮捕」に至らなかった場合、集まったお金をどうするのかについても説明しておくべきでしょう。

*1:エアフォースでは「一般投稿者」と匿名にされているが、瀬戸弘幸ブログのコメント欄で、これが自分であることを自ら明らかにしているので(Posted by 中田聡 at 2009年03月19日 22:23)、ここでも実名にしておく。