実際に行動する市民への敵意すら感じられる「草の根」


何ですか、維新政党・新風西村修平一派に乗っ取られたんですか?


まあ、これはまきやすともが言っていることですからどうでもいいんですが、瀬戸弘幸サンがいよいよ「集団ストーカー被害者」と完全に一体化してしまったようです。


 これまで創価学会を脱会した信者の皆様の間で、集団ストーカー被害を訴えてこられた方々がいます。私も最初は余り信じられない話でしたが、今回のチラシ配布などに対する妨害行為を身を以って経験したので、これは十分あり得ることだと考えています。


もう少しいろいろな「集団ストーカー被害者」ブログを見てから発言してはどうかと思いますが、まあ瀬戸サンだからしょうがないか。行ってらっしゃい、さようなら。ちなみに、瀬戸サンが
「今回の創価公明党の敗北や、その後の動向などに関しても鋭い分析をなされている」
「被害者の目から見た創価公明党の選挙や、動向分析は大変為になります」

などと高く評価している〈集団ストーカー現象について考える〉のブログ主は、このところ隣人を繰り返し警察に通報しているようで、こういう動きがこれから広がっていくのではないかと、いささか心配です*1


さて、昨日付の記事に引き続き、「草の根」の議員活動について触れておきます。


まず、生前の朝木明代市議が、市民の直接請求により提出されたリサイクル条例(東村山市資源の再利用の促進に関する条例)案を強く非難し、自民・公明とともに条例案に反対して否決に追い込んだという話ですが、関連する会議録を〈東村山(笑)劇場〉の方で抜粋しておきました。


相応の理由に基づいて市民条例案に反対すること自体は別に構わないと思いますが、
「6月議会で所管部長が9月議会にもリサイクルを加味した清掃条例改正案で提案したいという答弁をしているにもかかわらず、あえてリサイクル条例制定の直接請求をなぜ行う必要があるのか、はなはだ疑問であります」平成4年9月29日
「直接請求の条例案を作成された方は、恐らく、集合論が理解されていないと言わざるを得ない」
「現在、当市や私たち自身が直面している緊急に取り組むべき課題について、直接請求で市民に提示された条例案のような内容で、果たして多くの市民を説得することができるのかどうか甚だ疑問であります」平成4年12月3日
などと敵意を露わにする必要はないんじゃないでしょうか。「草の根」とともに反対に回った自民・公明も、
「私ども自由民主党東村山市議団、この直接請求されました1万 6,765人の皆さん方に敬意を表しますとともに、ぜひ、所管におかれましても具体的な廃棄物の処理及びリサイクル行政の上で十分これらの声を生かした中で運用していただきたいことを要望いたしまして・・・」(自民・金子議員)
「本議会において市民の直接請求によって議案が審議されるのは初めてであり、直接請求を出された市民の皆様には、ごみ減量、リサイクルに対する熱意と御努力に対しましては心より敬意を表するとともに、今後とも御協力をお願いするところではありますが・・・」(公明・大橋朝男議員)
などと、市民の取り組みには一応の敬意を表しています(東村山市議会会議録第29号・平成4年12月3日)。それなのに朝木明代市議は、
「本件直接請求には関係者が大変なエネルギーと時間を費やされ御苦労されただけでなく、直接請求の手続では直接の作業を担当することになった選挙管理委員会の御苦労もあったと思うのであります。そこで伺いますが、選管として関係手続に関し、人的、物的にどのような経費や時間がかかったかについて明らかにしていただきたい」平成4年12月3日
と、市民の政治参加を暗に迷惑がるような質問までしている。案外、このあたりが「草の根」の体質を象徴しているのかもしれません。


東村山市緑の保護と育成に関する条例」の一部改正請求に対する対応は、さらにひどい。
「私は環境保護派を自認するものでありますし、改正条項の問題が大きい点は認めつつも、市民参加、情報公開は推進すべきだという基本理念の1点に関し・・・共通理解に立っている」
として条例改正案には賛意を表しつつ、どういう因縁があったのか知りませんが(こういう因縁があったようです〔9月27日追記〕)、
「率直に言って、直接請求された方々には、本件条例の立法趣旨について条文の読み込みに、取り違いと思い込みがあるようであります」
「改正内容が的外れで粗雑である」
「何よりも直接請求した方々に顕著である、北山公園再生工事を自然破壊などといまだに勘違いしたままの態度は、厳しく批判する」
「この人工の水性植物公園である菖蒲園を否定するものでなければ、工事の必要を否定するわけにはいかないはずでありますが、菖蒲園を肯定しながら、しかも工事を否定するといったおろかな自家撞着に陥っている向きもある」

などと直接請求関係者を罵った上に、次のような不規則発言まで行なっています(平成5年7月12日)。


「4年前からの北山公園再生工事を自然破壊と勘違いした一部グループの代表が、全国ネットのテレビ放送の中で名誉棄損発言を行いながら、テレビ局でさえ謝罪しているにもかかわらず、いまだに謝罪していない点は、極めて看過できない重大な事実であります。このように真実に反するデマを公然と流しながら、責任をとろうとしない不真面目な態度は、もはや自然保護を語る資格がないと言わざるを得ないこと、また一刻も早く悔い改め・・・公式に名誉棄損を謝罪するよう・・・警告するものであります」


けっきょく、議長の再三の警告にも関わらず議題外の発言を繰り返しているということで、朝木明代市議は発言禁止を言い渡されてしまいました。やれやれ。


ついでに、西口再開発問題をめぐる住民投票条例についても、平成18(2006)年12月15日の政策総務委員会会議録と、同12月20日の本会議会議録の抜粋(政策総務委員会本会議)を作成しておきました。もっとも、特に12月20日の本会議の方は、会議録を直接見ていただいた方がわかりやすいかと思います。政策総務委員会では、「みんなで決めよう!西口再開発」市民連絡会について矢野「市議」が何やらムニャムニャ言っていますが、面倒臭いのでここでは触れません。(追記:政策総務委員会と本会議の会議録については薄井市議も9回に分けて抜粋を掲載しています〔10月4日追記/10月8日修正〕)


「草の根」のこれらの対応を見ていると、総じて、自分達の思い通りに動いてくれない市民に対する苛立ちや敵意のようなものが感じ取れます。「宗教法人問題を考える草の根市民の会」(東京都東村山市世話人代表・小坂渉孝)、「東村山(市民)オンブズマン」、「東村山『9条2項』の会」、「ストップ!ザ『政教一致』市民実行委員会」のような、実体の(明らかで)ない、それでいて「市民団体」っぽい組織をあれこれ名乗りたがるのも、こうした体質によるものでしょうか。やはり、
「草の根庶民の立場から無所属野党で市民派を貫き、矮小な提案型ではなく批判追及型議員活動を続ける草の根・矢野、朝木両議員」
東村山市民新聞〈誤報の責任と「最後のパレード」について〉)
というお題目を額面通りに受け取ることはできないようです。

*1:「集団ストーカー」問題については、〈集団ストーカーの歴史と分析〉、ブログ〈探偵が見たいじめ問題〉、〈めくるめく集団ストーカー被害者の世界にようこそ〉などを参照。