オウム真理教をめぐる意見書にも反対していた「草の根」と、朝木明代市議転落死事件から逃亡しつつ「カルトの撲滅」と吠える忠犬・クロダイくん


「草の根」の「市民派」ポーズはけっきょく偽装に過ぎないのではないかと疑問を呈した2つの記事*1がよほどツボに入ったようで、東村山市民新聞」トップページ魚拓〕には、2度にわたって大量の加筆がありました(9月23日付、2009/09/22 21:14:452009/09/23 00:42:04)。


しつこく指摘されなければ自分達の議員活動についてろくろく報告・説明せず、反撃しようとしてもけっきょくまともな反論ができずに「創価の犬」とか「『変節男』を必死に庇い立て」といったフレーズを繰り返すことしかできない矢野・朝木両「市議」ですから、今回の更新でも、「PCにしがみつき駄文を書きなぐる」という形容がまさにブーメランになっています。



アホらしいのでつっこみは後回しにして、今日は息抜きにゼリ―ワールド方面の話をしましょう。そういえば、矢野「市議」が「必死に庇い立て」していた中村克サンは、とうとう矢野「市議」の見解が間違いだったことを認めたみたいなんですが、こっちの方はどうするんでしょうね。


さて、まずはブログの更新を再開してから絶好調(ウォッチャー的な意味で)の瀬戸弘幸サンですが、
「いくら高学歴でも頭が悪いとしか思えない人って本当にいるのですね」
と、鳩山首相のことを批判しています(瀬戸弘幸ブログ〈東アジア共同体=中華帝国主義:日本は中国の属国に成り下がってしまう。〉)。高学歴でなくても鋭い知性や分析力をうかがわせてくれる人ならまだしも、瀬戸サンが言っても単なるひがみにしか聞こえませんから、余計なことは書かない方がいいと思いますよ。


お弟子さんの最新エントリー(侍蟻〈日本に「民族差別がある」という主張を許さない!〉)も、いちいちつっこみませんが、ひどいものです。師匠の瀬戸サンとともに「人権派女弁護士」を目の敵にしているようですが、口だけとはいえ人権派ぶって「女性蔑視追及」などとサイトに書いている女性「市議」さんも、何とか言ってあげた方がいいんじゃないですかね。


一方、一応は隣接法律職の資格を持っているのに頭がいいとはどうしても思えないクロダイくん(行政書士黒田大輔)は、相変わらず敗訴(9月10日)についても創価学会との裁判(同11日)についても報告しないまま、「『日本を護る市民の会』(日護会)の護国活動の重要基本方針」とやらを発表しました。


控訴は判決書の送達を受けた日から2週間以内に提起しないといけませんから、早ければ今週中、遅くとも(判決書の受領を引き延ばしたとしても)今月いっぱいぐらいには控訴期限を迎えるはずですが、第2次落書き名誉毀損裁判第4回口頭弁論が開かれる来週月曜日(9月28日)までには、敗訴と控訴(あるいは控訴断念)の報告が聞けるんですかね*2。「幹部の一部」(笑)にはすでにお知らせしているのかもしれませんけれども。


その「重要基本方針」の3番目には、「カルトの撲滅」という詳細な項目が掲げられています(一部行間を詰めた)。

◆3
カルトの撲滅


◇A 新規立法
・カルト宗教の定義とその判定方法、判定権者を法的に明文化
スローガン 「乱立カルトから市民を護れ!!」
・カルト認定団体の信者の公職追放・公職就任拒否を立法化
スローガン 「公職から極悪カルトを追放せよ」
・集団ストーカー行為の厳罰化と犯罪構成要件の緩和
(悪質又は組織的な尾行行為等の違法化・厳罰化を推進)
スローガン 「尾行は犯罪です」 「カルトの尾行から市民を護れ」


◇B 現行法改正
・カルト宗教への税優遇の廃止 
スローガン 「カルト宗教に課税せよ」、
「カルト優遇税制に反対」、「宗教ビジネスに課税せよ」
・宗教法人法による解散命令基準の緩和
スローガン 「カルトの法人格を剥奪せよ」
殺人罪の時効撤廃
殺人罪に時効なし」、「殺人犯は永久に追いかけろ」


◇C 現行法の運用の厳格化
・カルト宗教の法人格剥奪(解散命令)
・税務調査、脱税調査の強化
・犯罪行為の取り締まり


「尾行は犯罪です」
というスローガンを見て、思わずクロダイくんの伝説的大活劇「気分はジャック・バウアー、でも実はどきどきキャンプ」事件)を思い出して噴き出してしまいました。


それはともかく、ここに書かれている内容は、矢野・朝木両「市議」が、〈▼「政教一致団体」に対する必要な措置〉(9月3日付更新で登場)等で提言していることとほとんど同じですね。ひょっとしたら、日護会の「幹部の一部」(笑)には矢野・朝木両「市議」も含まれているのかもしれません。



集団ストーカー行為の厳罰化と犯罪構成要件の緩和」だけはクロダイくんが先行していますが、瀬戸サンも追いついたことですし、いつものキャッチボール効果で、そのうち東村山市民新聞」にも似たような内容が登場する可能性はあるでしょう。何しろ、都議選前には、最近新たに〈創価学会と在日朝鮮韓国人集団の電磁波攻撃〉というブログを開設したレックス氏らと協力しながら「北多摩市民新聞」を配布していた関係ですから。


他方、今回の「重要基本方針」には、朝木明代市議転落死事件の「真相究明」とやらは影も形もありません。しいて言えば「殺人罪の時効撤廃」が関連してくるのかもしれませんが、「本件転落死が殺人事件であると認めることは到底できず、他にこれを認めるに足りる証拠はない」という判断が「創価問題新聞」事件で確定した朝木明代市議転落死事件とは、もともと縁のない話ですからね(「東村山市民新聞」の迷宮〈公訴時効見直し問題に乗じた個人攻撃〉も参照)。


代表が朝木明代市議転落死事件をめぐる発言で創価学会から訴えられているというのに、不思議なことです。まあ、矢野・朝木両「市議」でさえ今年は命日前後にもほとんど事件のことに触れなかったことですし、ようやく無理筋であることに気付いて、本格的逃亡のための準備を始めたというところでしょうか。逃げ切るのはなかなか難しいと思いますけどね。


なお、これまたWikipedia「矢野穂積」を通じて、「草の根」が「オウム真理教事件全容の徹底的解明と宗教法人法に基づく解散を求める意見書」(東村山市議会、平成7〔1995〕年6月28日)に唯一反対していたという事実を知りましたので、参考までに議事録(意見書案も含む)を抜粋しておきました。いちいちコメントしませんが、
「確固とした証拠に基づく裁判で犯罪が確定しない前に断定的に容疑者、被告人らを犯罪者呼ばわりする権利は何人にも持ち得ないはずであります」
という指摘は、クロダイくんや槇泰智(まき・やすとも)をはじめとするゼリ―ワールド方面の人達に対し、最初期の段階から警告として行なっておくべきでしたね。今からでも遅くありませんが、自分達の利害がからむ問題ですから、同じ指摘をしようとはまったく思わないのでしょうけど(エアフォース〈右翼を煽動した矢野穂積の虚偽説明〉も参照)。

*1:9月21日付〈「反対のための反対」もけっきょくはポーズに過ぎない〉および9月22日付〈実際に行動する市民への敵意すら感じられる「草の根」〉。

*2:第3次御用ライター裁判における訴えの詳細もWAWで報告されているが、あらためて触れる。