公訴時効見直し問題には触れずに検察庁特捜部への遠吠えを続ける矢野穂積「市議」


週末に入ってようやく少し落ち着きましたので(いま2月6日の午後)、順番に記事を埋めていきます。日付がちょっと前後しますが、まずは東村山市民新聞の2月6日付更新(2010/02/05 19:42:47)から片付けておきましょう。


◎「水に落ちた 犬は打て!」(「打落水狗」)「青年将校」気取りの検察特捜部長佐久間は自ら「殺られるまえに殺る」と叫んだ。驚いたことに、軽薄短小型粘着・見込み捜査の典型は、これだけの「クーデター」を強行しながら「辞表」一つの用意もしていなかったようだが、特定した国家公務員法100条違反の容疑者を刑事告発し、検事総長の国会証人喚問で 職権濫用の徹底追及すると同時に、お望み通り、検察幹部を含め跳ね上がり実行部隊の検察特捜部長佐久間らの徹底した処分を急げ!「クーデター」の再発の芽は完全摘出、旧体制の一掃を。


こんなに騒ぐなら、矢野穂積「市議」自ら刑事告発をなさればよろしいのに。「何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる」のですし(刑事訴訟法239条1項)、被疑者不詳でも構わないのですから。ま、“口だけ番長”の矢野「市議」にそんなことを言ってもしかたないのですが、「共通する利害」でもなければ他人をこれほど擁護しないはずの矢野「市議」がこんなに大騒ぎする理由は何なのかは、ちょっと気になるところです。


それにしても、数日前にもちらっと指摘したように、公訴時効見直し問題への反応は鈍いですね。公訴時効見直しの刑事訴訟法改正案が今度の通常国会にも提出される可能性も出てきているわけですが、1月4日付更新「緊急告知」まで打っておきながら、いまのところまったくコメントがありません。朝木明代市議「殺害」事件の時効が近付いていることに注意を喚起するのは、遺族と元同僚以外の人間ばかり。日蓮正宗妙観講所属の「集団ストーカー被害者」、レックス氏が〈東村山・朝木市議殺害事件の時効まで8ヶ月をきりました・・・!〉という記事をアップしたことは1月22日付の記事で報告しておきましたが、今度は草莽愛知実行委員会が次のように検察庁に求めていました。



刑事訴訟法改正案が通って、朝木明代市議「殺害」事件に時効が適用されなくなっちゃったら、矢野・朝木両「市議」はどうするんでしょうね。


ちなみに、矢野「市議」が今回用いている「水に落ちた 犬は打て!」という表現ですが、[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20091122/p1:title=2009年11月22日付更新]でも似たようなことを書いていましたから([http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/:title=トップページ]の上の方)、「[http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page160.html:title=犬は吠えても、歴史は進む!]」と並んでお気に入りの表現のひとつみたいです。もっとも、「水の落ちた犬」と誤植したまんまになっていますが。



いちいち指摘しませんでしたが、[http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20100202/p1:title=検察批判のつもりらしい囲み記事]で用いられている、「同じムジナ」という表現も気になるところです。そういえば、『最後のパレード』著者・中村克も、「船頭 多くして 船 山に登る」という諺の意味をどう考えても誤解していて、笑われていましたっけ。



ところで、私はかつて、[http://twitter.com/kureichi:title=このところ金玉の話ばかりつぶやいている松沢呉一さん]から「[http://www.pot.co.jp/matsukuro/%E3%81%8A%E9%83%A8%E5%B1%8B1671%E3%80%8C%E3%82%BB%E3%82%99%E3%83%AA%E3%81%AE%E6%A0%B9%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%80%8C%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%B7%E3%81%85%E3%80%9C%E3%80%8D%E3%81%8B.html:title=冷酷]」と評していただいたことがあるのですが、やっぱり橋本玉泉さんの方がよっぽど冷酷であることが判明しましたので、報告しておきます。



ま、矢野・朝木両「市議」にはもはや「[http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/page106.html:title=殺害予告]」だなどと騒ぐ元気も残っていないようですが。


〔この記事は、2月6日午後1時半ごろアップしたものです。〕


【追記】(2月7日)
2月6日付で「[http://www.geocities.jp/higashimurayamasiminsinbun/:title=東村山市民新聞]」に新たな更新(2010/02/06 19:15:28)がありましたが、遠吠えが付け加えられただけなので、ここに付記するだけで済ませておきます。


◎ (「クーデター」完敗の責任追及第1弾)検察は、先ず、特捜部長佐久間の首を差し出せ!第2弾は自民大物の逮捕だ。


【追記2】(2月7日)
東村山市民新聞の2月7日付更新(2010/02/07 17:21:36)では、上記の遠吠えが次のように修正されました(フォントの違いは、上のkwoutをとったTomatotic-jellyさんの環境と私の環境の差に由来するものです)。


◎ 検察は、先ず、特捜部長佐久間の首を差し出せ!(選挙で適法に選出された政権を潰そうと企図した「クーデター」完敗の責任追及第1弾。)第2弾は自民大物の逮捕だ。
(カッコの場所を移動し、太字の箇所を加筆したもの)


また、冒頭に「郷原教授の正論を断固支持、」という言葉が加わっています。



元検察官の郷原信郎氏のことだと思いますが、せめてフルネームぐらい書かないと、読者に対して不親切じゃないんですかね。もともと遠吠えの落書き帳ですから、読者のことなど考えてないんでしょうけど。