東村山市議会3月定例会の一般質問項目について検討してみる
昨日(17日)の第2次「御用ライター」裁判については、WAW〈【結審】第2次「御用ライター」裁判、控訴審判決は3月17日に〉で報告があったぐらいですか。クロダイくん、瀬戸サンとも、事前告知をしただけで事後の報告はありません。傍聴者は瀬戸サンともう1人だけだったみたいですが、街宣は予定通りやったのかしら。
ちなみに、第2次「御用ライター」裁判の判決が言い渡される予定の3月17日午後1時10分からは、請願潰し裁判の判決言い渡しも予定されています(こちらは東京地裁立川支部)。3月8日(月)にも、第3次「御用ライター」裁判(宇留嶋さんvs西村修平)、「セクハラ市議」名誉毀損裁判(薄井市議vs矢野・朝木両「市議」)の判決言い渡しが予定されており、ちょっとした判決ラッシュですね。
なお、3月8日は矢野・朝木両「市議」がそれぞれ所属している生活文教委員会と厚生委員会が開かれますし、だいたい判決言い渡しには立ち会わないようですから、両「市議」は来ないのでしょう。同日午後2時からは、佐藤市議ブログ名誉毀損裁判の弁論準備手続きもありますが、代理人に任せるのか、それとも委員会は午前中に終わると踏んでいるのか、よくわかりません。ところで、久米川駅東住宅管理費等不払い裁判の控訴審で敗訴したことについては、このままダンマリを決め込むのかな。
さて、そんな両「市議」が運営する「東村山市民新聞」ですが、今日は早々に(2010/02/18 14:46:54)「最終更新日」が2月19日付に修正されていました。質問通告書は出したはずなんだから、たまにはその内容でも掲載すればよろしいのに。薄井市議はさっそく自分の質問通告書を全文掲載していますよ。何か都合の悪いことでもあるんでしょうか(両「市議」の過去の一般質問の内容については、「東村山市民新聞」の迷宮〈一般質問(H19・20)〉〈一般質問(H21)〉をそれぞれ参照)。
もっとも、各議員の質問項目についてはすでに市議会のホームページで公にされていました。矢野・朝木両「市議」は次のような問題を取り上げる予定だそうです。
矢野穂積
1.保育行政に関して、納税者市民を忘れ、法令違反を裁判所から再度指摘された市長の責任を問う
2.健康福祉行政の課題
3.議員年金は即時廃止を
「1.保育行政に関して、納税者市民を忘れ、法令違反を裁判所から再度指摘された市長の責任を問う」(矢野「市議」)は、昨年の9月定例会・12月定例会で連続して取り上げてきたりんごっこ保育園名誉毀損(平成18年附帯決議)裁判の件でしょう。最近静かですが、東村山市私立保育園設置指導指針(ガイドライン)のこともまた取り上げるんですかね。
「2.健康福祉行政の課題」(矢野「市議」)としては、昨年の12月定例会で、東洋医学への保険適用等の話と昭和病院組合の話を取り上げています。今回は何か新しい要素が付け加えられるのでしょうか。
両「市議」ともに取り上げている議員年金の問題については、朝木「市議」が昨年の3月定例会で、「すでに破綻している議員年金制度について」という同じ項目名で取り上げています。「3.職員人件費」(朝木「市議」)についても、昨年の3月定例会で矢野「市議」が「職員人件費のあり方」として通告を行なっていましたが、実際にはほとんど省略していました。
両「市議」の質問通告書は、いずれ薄井市議が他の議員の通告書とともに順次掲載してくれると思いますので、そうしたらあらためて過去の質問と照らし合わせてみることにしましょう(両「市議」が質問の使い回しともとれる行動をしばしばとっていることについて、「東村山市民新聞」の迷宮〈一般質問:保育問題(1)〉〈一般質問:議会改革〉も参照)。
12月定例会の会議録も近々公開されるでしょうから、そうしたらまた質問通告書と照らし合わせてみます。そうそう、次の「速報」についてもいちおう確認しておかなくちゃ。
東村山市議会12月定例会 速報
佐藤、まだ、例の保育園認可の事前協議用「ガイドライン」にしがみつこうとするも、裁判所の見解をふまえた市側の「ガイドラインには法的拘束力はない。」との答弁で一巻の終わり!しかも、市長も「ガイドラインによる協議が不調でも、書類が整っていれば意見書は書きます」と答弁、でケリ。
〔後略〕
*注/後半の死亡事故問題については、12月9日付〈他園での死亡事故は、矢野穂積・朝木直子両「市議」(りんごっこ保育園理事・監事)にとって佐藤市議の攻撃材料に過ぎないのか?〉、12月11日付〈「規制緩和」と「保育の質」を考えるいくつかの資料〉、12月12日付〈「草の根」と同様に保育園死亡事故への痛みが感じられない厚労省の対応〉を参照。
一方、りんごっこ保育園の分園設置計画ですが、佐藤市議が今回は代表質問(2月26日)を担当していることもあり、市議会でどのぐらい議論になるのかはわかりません。福田かづこ市議が「保育問題について」取り上げる予定ですので、昨年11月末に書かれていた〈待機児対策で分園(認可保育園の)推進?〉を踏まえた質問をしてくれる可能性も、まったくないとは言えないというところでしょうか。もっとも、今回は予算特別委員会(3月12日〜18日)がありますので、分園設置計画がある程度具体化しているとすれば、そっちで主に審議するのかもしれません。
以上、東村山市政に興味のなさそうな矢野・朝木両「市議」に代わって、市議会3月定例会の見通しについて語ってみました。