拉致被害者を利用して自己正当化と保身を図る、「行動する保守(運動)」の底無しの下劣さ


自分の通帳とカードが詐取されそうになったら絶対に許されない財産権に対する侵害行為だと激怒するくせに、国民生活金融公庫から500万円を騙し取った疑いでお友達の千代信人容疑者(維新政党・新風北海道本部元代表)が逮捕された一件についてはダンマリを決め込み続ける瀬戸弘幸サンですが、松島弘容疑者(維新政党・新風静岡本部幹事長)が児童相談所における器物損壊容疑で逮捕された件についても同様の対応を続けています。ちょっと前には「児相(児童相談所)による子供の拉致を許すな!」「新風の地方幹部が戦っています!」などと全面支援を表明していたというのに。


西宮の水曜デモ(1月13日)後に傷害罪で告訴された紫藤益男・主権回復を目指す会幹事もすでに何度か任意で事情を聴かれているようですが(よーめんの記事で紹介されている動画によれば3回)、これに関わって、「行動する保守(運動)」関係者の下劣さをこの上なく明らかにするセリフをよーめんが吐いてくれましたので、特記しておきます。


横田めぐみさんの写真がほしいところだ。
朝鮮総連関係のデモや街宣では拉致被害者の大きな写真は必需品で、自分達を守ってくれる”護り神”になるよ。


この連中は、昨年4月に埼玉県蕨市で行なったカルデロン一家追放要求デモの際にも拉致事件を持ち出し、電脳補完録
北朝鮮の拉致に対する国民の怒りを利用して、不法滞在の外国人は拉致実行犯と同じだから強制送還すべきだ、という印象操作を狙ったのだろうか。だとすれば唾棄すべき行為である
と厳しく批判されていました。最近は、東京都が作成したポスター「東京へ、帰せ!」を毎回のように振りかざして宣伝に利用しているようですが(たとえば〈2.27朝鮮左翼が日の丸を投げつける・その後左翼ボコボコ!〉と題された動画の7分30秒あたり以降を参照)、自分達の低劣な行動を正当化するために拉致被害者を利用して踏みにじるこのような行為は、思想信条に関わらず、徹底して批判され続けるべきでしょう。


なお、他人の被害を自己正当化のための“記号”として利用することしか考えていないと判断される矢野穂積朝木直子両「市議」もこのような体質を完全に共有していることについて、たとえば以下の記事を参照。


他方、区議宅襲撃等のお礼参りを繰り返して法治主義を脅かしているまきやすともは、昨日(6日)、中野区役所前で街宣を実施しました。街宣に参加した瀬戸弘幸サンは3月5日付6日付エントリーの末尾にお義理のように動画へのリンクを掲載しているだけですが、本人がさっそく(尻切れトンボ気味の)報告をアップしています。公明党中野区議団控室に乱入して職員の業務を妨害した挙句、予算特別委員会総務分科会の審議まで一時(情報によれば約30分間)中断させたそうです。その様子を記録した動画をまた嬉々としてアップしていますので、ご覧ください。



退場させられるのも当然で、いっそそのまま留置場へ連れて行ってほしかったものですが、まきやすともの洋品店突入未遂を擁護し続ける矢野穂積・朝木直子両「市議」は、この動画を見てもやはり何も感じないのでしょうか。