何でも反対し、中身も芸もない悪口を言うだけで仕事をした気になっているらしい「草の根」矢野穂積・朝木直子(敬称略)
「日本の自存自衛を取り戻す会」が神奈川県知事との面会を求めて直談判に行ったところ当然のごとく拒否されましたが、「槇さんの一件もあるので」要望書だけ渡して大人しく引き上げたそうです。中野区役所と野方署がまきやすともに対して毅然とした対応をとったことが抑止力になっている証で、襲撃の被害を受けている行政関係者・地方議員等は、豊中・館長雇止め訴訟の大阪高裁判決(PDFファイル)も踏まえ、中野区役所に続くべきでありましょう。
一方、対創価学会街宣名誉毀損裁判ですっかり逃走モードを決め込んでいるクロダイくん(行政書士・黒田大輔)が、「集団ストーカー被害者」にして日蓮正宗妙観講所属のレックスのエントリーを「創価学会員の尾行を受けた」証拠として提出したという話(りゅうオピニオン)には久々に爆笑させてもらいました。「本件訴訟において裁判所が特に留意すべき特殊事情」などともっともらしいことを書いていますが、逆にクロダイくんの「特殊事情」を裁判官にお知らせしてしまっただけでしたね。
そもそもクロダイくんは「創価学会が朝木明代議員を殺害したことは真実であり、又は少なくとも真実と信じる相当な理由があ」ることを立証しなければならないはずですが、どうやらそれは完全に諦めたらしい。西村修平・街宣名誉毀損裁判では何かと協力している矢野・朝木両「市議」からも、さすがに協力が得られないんでしょうね。思わせぶりなことをいくら書き連ねても、裁判官からは、争点に関係ないとして無視されるか、せいぜい次のように一蹴されるだけだと思いますよ。
(二)しかしながら、右(1)の事実及び原告ら〔朝木大統・矢野穂積・朝木直子〕が本件死亡事件について存在したとする右(2)の事実が全て真実であったとしても、それは被告創価学会と対立していた原告らにとって、本件各事件への被告創価学会の関与について疑いを抱かせるものではあったとしても、客観的に見れば、被告創価学会と本件各事件とを結びつける根拠としては極めて薄弱というべきである。亡明代が被告創価学会を批判、攻撃する活動を行っていたことはこれまで認定してきたとおりであり、これに対し、被告創価学会が亡明代を快く思っていなかったことは考えられるとしても、そのことからただちに、被告創価学会が亡明代を陥れるために本件窃盗被疑事件をねつ造したり、ついには亡明代を殺害したということができないことはいうまでもない。
したがって、原告らは、被告創価学会が本件各事件に関与したと認められるような客観的な根拠もなく、被告創価学会に対し、さきに判示したとおりの名誉毀損行為をしたものであるから、被告創価学会は、本件記事掲載当時、原告朝木ら発言を含む原告らの名誉毀損行為により、その正当な利益を侵害されていたということができる。
(「聖教新聞」事件東京地方裁判所平成12年6月26日判決、第3のニ・6。人名表記は3羽の雀が修正)
さて「東村山市民新聞」ですが、2010年第1四半期の更新状況まとめで「(2月28日付更新が)3月定例会についての唯一の報告」と書いたら、3月定例会終了から1週間後に「東村山市議会2010年3月定例会 速報」に加筆が行なわれました(4月3日付、2010/04/02 19:26:05)。
東村山市議会2010年3月定例会 速報
自民・公明の市長の新年度予算に、佐藤・薄井ら(「変えよう議会」会派」)は、賛成討論までして、全員賛成した。もはや、隠す必要もないという自民・公明とともに「与党」宣言をするに至った。自民・公明寄りに議会を変えるつもりのようだ。予算に反対したり今度は賛成したり、決算に反対したり、国政の公明そっくりだな。佐藤は、懲りずに「認可保育所潰し屋」発言をまたやった!(敬称略)
「〔3月〕24日(水)に東村山市議会3月定例会が始まれば、1回か2回は市議会に関する更新が見られるかもしれません。といっても、他の市議、とくに佐藤まさたか市議の悪口がメインになる可能性が高いですが」(2月21日付)
「平成22年度一般会計予算案に対する『変えよう!議会・東村山』の対応について『与党別働隊!』『自公連立ムラ市長の与党』などと無責任な騒ぎ方をして逃亡を図ることにしたか」(3月19日付)
という私の予言は、おおむね的中しましたということになりますか。何でも反対して他人の悪口を言ってるだけで仕事をした気になる議員など、市民にさえほとんど注目されない「ムラ議会」だからこそ生き延びられているだけで、国政ではさすがに珍しいんじゃないですかね。
平成22年度一般会計予算案に対する「変えよう!議会・東村山」の対応については、佐藤市議や薄井市議の報告を参照。一方、他人の悪口ばかり言いつつ自分達の仕事ぶりについてはほぼまったく報告しない「草の根」の反対討論の趣旨は、次の通りです(島崎ようこ市議の報告より)。
反対 朝木議員(草の根市民クラブ)
保育園待機児対策に無策である、
ごみ持ち込み手数料や保育園運営に関して法令無視。
情報公開手数料・公民館有料を有料にしている。
公営ギャンブルにしがみついている。
学童保育に哲学を持たず継続している。
弱者切捨てをやっている。
平成21年度一般会計予算案に対する「草の根」の反対討論と比べてください。ほぼ同じ趣旨ですから。
「東村山市の『(仮称)自治基本条例』をみんなで考えるための手続に関する条例」に反対した事実およびその理由についても説明しないままで済ませてしまうようですが、最終日の議案に対する「草の根」等各会派の対応については、佐藤市議が詳しい報告をアップしてくれました。
まず、「東村山市人権の森構想推進基金条例」については、予想通り反対(2009年9月26日付〈【総括】いのちとこころの人権の森宣言:何の取り組みもせず、当事者の気持ちを無視し、因縁だけをつける矢野・朝木両「市議」〉参照)。「『倶会一処』の再刊と全国図書館等への配布運動くらいは、罪滅ぼしとして率先すべきではないか。(090906)」などともっともらしいことをおっしゃっていましたが、その後、何らかのフォローアップはやったんでしょうか。答えはわかり切っていますから、訊くだけ野暮ですかね。
ちなみに、拾おうと思いつつ機を逸していましたが、3月定例会開会中の3月6日には全生園で「いのちとこころの人権の森宣言」記念碑の除幕式が行なわれました。
- 佐藤市議〈「全会一致で議決したかった」〉
- 島崎市議〈「いのちとこころの人権の森宣言」 石碑除幕式〉
- 奥谷市議〈「いのちとこころの人権の森宣言」石碑除幕式〉
- 熊木市議〈啓蟄〉
- 島田市議〈「いのちとこころの人権の森」石碑除幕式〉
- 北久保市議〈台湾遠征結団式〉
佐藤市議が次のように書いていることを紹介しておきます。
同じくあいさつに立った川上議長は「本来であれば全会一致で議決すべきものだったが、大変残念なことに2名の議員が反対したので、それ以外の議員による賛成多数となった」と述べました。
〔中略〕
当時、宣言文の起草には、入所者自治会から佐川会長、志田副会長、平沢保治前会長、そしてハンセン病資料館長等々、当事者、関係者の皆さんが入っておられ、一字一句かなりの時間をかけながら成文化されたと聞きます。
除幕式の冒頭、あいさつに立たれた佐川会長の言葉に深い思いを感じながら、矢野・朝木両氏の反対はいったい何のため、誰のためであったのだろうかと改めて疑念と不快感を覚えました。
東村山市議会3月定例会に話を戻すと、今回採択された13本の意見書については、自分達も賛成した請願に基づく第1号・第2号を除き、「草の根」はやはり賛成しなかったそうです。
- 議案第1号:都市再生機構賃貸住宅への定期借家契約導入・拡大方針の撤回を求める意見書(これのみ2月24日に可決)
- 議案第2号:食料の自給力向上と食の安全・安心の回復に向け、食品表示制度の抜本改正を求める意見書
- 議案第3号:中小企業等金融円滑化法の実効性を求める意見書
- 議案第4号:地震防災対策特別措置法を延長し、公立小・中学校の耐震補強工事の財政支援を求める意見書
- 議案第5号:現行保育制度のもとでの待機児解消と最低基準の解消・向上を求める意見書
- 議案第6号:児童虐待を防止するための親権制限を求める意見書
- 議案第7号:幼児教育及び保育料の無償化と保育サービスの充実を求める意見書
- 議案第8号:さらなる総合経済対策の策定を求める意見書
- 議案第9号:子ども読書活動を推進するための予算確保を求める意見書
- 議案第10号:「ヒロシマ・ナガサキ議定書」のNPT再検討会議での採択に向けた取組みを求める意見書
- 議案第11号:子ども手当の全額国庫負担を求める意見書
- 議案第12号:介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書
- 議案第13号:政治資金規正法の制裁強化を求める意見書
誰にも耳を傾けてもらえないのに「クーデター」首謀者の“粛清”をひたすら煽る前に、もっとやることがあるんじゃないですかねえ。言っても無駄なのは、重々承知ですが。
〔この記事は4月3日正午前にアップしたものです。〕